三田 永沢寺と峰ヶ畑

やまぼうし
■場所:峰ヶ畑(659.8m)三田市2.5万藍本 
■日時:2002.2.16(土)快晴
■同行:単独
■コース
柴田ファーム横の大根谷林道→巡視路(火の用心25)→鉄塔#25→関電反射板、鉄塔#24→峰ヶ畑三角点→KDDアンテナ施設→元に戻る
往復
1.5HR

Route Mapはここ

乙原からの峰ヶ畑
「取付き探し」
 今日は放射冷却で三田市のアメダスは氷点下6.2℃の今冬最低を記録。これでも暖冬で、例年氷点下10℃位までは冷え込む。ここは信楽と並び近畿で有数の寒極である。こんな日は昼間は暖かくなる。午前中の三田で用事の後、あまりにも天気が良いので帰りがけにドライブ。職場から見えて、まだ未踏であった峰ヶ畑を思い出す。この山の目印は赤白の鉄塔と最近出来たアンテナである。
志手原から乙原、永沢寺を目指す。乙原の奥で山頂のアンテナを捉え、取付き探しに送電線の直下まで車を走らせるが、それらしい場所が見つからない。途中のワラビ茶屋による。中に入ると民家風のワラ屋根の古い家がある。どこが店の入口かよくわからない。格子の引き戸に小さく営業中と書いてある。そっと開けてみる。薄暗い土間にご老人と二人のご婦人が座っている。客人は誰もいない。お聞きすると、永沢寺まで登り、柴田ファームから道路が山頂まで続いているという。

 
ワラビ茶屋

アンテナ工事のために道路が通じたのかと思いつつ車を走らせる。標高550mの永沢寺は残雪の中にあった。柴田ファームの横の大根谷林道を下る。送電線の下をくぐり、もう少し下ってみると左手に建物が見える。その先に林道整備の車が路を塞いでいる。作業している方に聞くと、建物の横に階段があって登れるはずだという。下車して建物を偵察する。KDDの地上施設で山頂に向かってコンベアのようなレールが敷かれている。施設は施錠してあり入れない。周辺を探しても階段らしいものも、道もない。ひょっとしたらレールの横を歩けるのかも知れない。

 
林道から山頂に伸びるモノレール

「巡視路から登る」
 仕方なくもう少し上まで戻ると火の用心#25の標識を発見。運動靴で山歩きの格好はしていないが、巡視路なら簡単に行けそうである。ヒノキの植林帯を直登する。かなりの急勾配に汗が吹き出す。残雪に動物の足跡がある。靴が滑り出す。立ち木を捕まえながら慎重に登ること15分で鉄塔#25到着。頂上はさらにこの上の鉄塔である。雑木と植林帯を15分登ると、頂部に出る。右手にヤブを通して橙色のKDDのアンテナ施設が見える。道は左に少し下り関電反射板に突き当たる。その隣に橙色の巨大な鉄塔が並ぶ。展望はない。北に向かってさらに道があるが、永沢寺方向に稜線を歩けるのかも知れない。

進入路

関電鉄塔#24

関電反射板
「三角点」
 一息いれて三角点を探す。茨を掻き分けてやっとKDDの施設との間の小高いヤブの中に埋もれているのを発見。回りを見ても山名表示はない。


三角点

「アンテナ施設からの展望」
 KDDの巨大なアンテナ施設は周りをフェンスで囲まれ、林道の地上施設からのレールがここまで続いている。コンクリートの土台から落ちないようにフェンスに沿って南面に回りこむ。素晴らしい景観が広がる。大野山、大船山、花山院、羽束山、千丈寺山、三田市街、六甲、明石淡路方面(逆光で見にくいが)・・・など。しばし景色を堪能する。KDDさんもついでにリフトをつくってくれたら、素晴らしい観光スポットになるのに。

KDD施設からの展望

夕暮れが迫ってきたので一気に元の林道に下る。山歩きには少し物足りないが、ちょっとしたドライブついでにいい気分を味わった。永沢寺そば道場で風物の冬ボタンの雪囲いを見ながら遅い昼食。


永沢寺雪囲いの冬ボタン

*永沢寺:地名は「えいたくじ」、お寺は「ようたくじ」と読む


以上

トップへ戻る

inserted by FC2 system