北摂 高岳北尾根から奥山

改定2016.8.17 やまぼうし
◇日時:2002.3.23(土) 曇小雪、黄砂
◇場所:奥猪名 高岳北尾根〜奥山(654.8m)
◇集合:県立奥猪名健康の郷(猪名川町杉生字奥山)
◇参加者:かねちゃん、貴公子さん、島田さん、織田さん、F代さん、佐竹さん、矢野さん、松田さん
◇経路
10:00泉郷峠分岐右折→10:20大谷川橋、丹波自然食の里、石仏→10:30 436mポイント→10:50雑木林、送電線下→11:05北尾根→11:25〜12:00ピーク休憩→熊笹→12:25舗装林道→ヒノキ林へ→12:45峠道分岐→13:10奥山三角点→13:35次のピーク→14:10泉郷峠→14:30駐車場へ戻る
Route mapクリック
1.集合「奥猪名健康の郷」
 貴公子さんから紹介され、かねちゃんがリーダーをつとめるオフに初めて参加。かねちゃんとNETでおつきあいして2年になるが、今回が初対面である。10時集合ぎりぎりに「奥猪名健康の郷」に到着、既に7人がミーティング中。アウトドア車が並んだ中、セダン車は私だけ。早速輪の中に入り、簡単な自己紹介。低徘ML仲間でお互いよく知っているらしい。貴公子さんは私に近そうだが、皆さんお若い。ここで自慢できるのは手元がつややかに光っている手製の杖。


右後方が奥山

2.雑木の道
 泉郷峠への道を右に分岐して、民家が散在する舗装道路をゆっくりと歩く。道端にはもう土筆が芽を出し、満開の梅林を後にする。奥に入ると民宿や窯元があり、先ほど追いぬいていったベンツが停まっている。丹波自然食の里の看板がかかっている。週末に来て、焼物づくりを楽しむのかも知れない。石仏に寄り、また少し戻って地形図上の436Mポイント付近から堰堤に沿って山に入る。ここであとからの矢野さんが合流。

奥猪名への道
巡視路103、104の火の用心表示を過ぎ雑木林へ。途中おばあちゃんが道に座りこんでいる。山仕事中だが遠くから見るとまるで石仏だ。雑木林はたくさんの枝道があるが、小川に沿ってゆっくり登る。巡視路への鉄製の橋は渡らず、軟らかなソマ道を進む。あたりは見事なコナラの林で、その冬枯れの佇まいがなんともいえない雰囲気をかもし出す。これが雑木の魅力で、葉をつけない今が絶好なのであろう。一行は感嘆の声をあげて、しばらく、この雰囲気を楽しむ。送電線の下をくぐり、やがて高岳北尾根の鞍部につく。いつもなら汗だくだが、今日は皆と一緒なので地図を見ることもなく気楽で疲れを感じない。


霞みががかる雑木林

3.北尾根
 雪がぱらつく稜線を北に辿る。655mのピークの手前で少し早いが昼食とする。風が冷たく、ジャンバーを着込む。三々五々昼飯の場所を探す。近くでかねちゃんがカップラーメンを取りだして、ポットのお湯を注いでいる。隣で島田さんが風よけをめぐらしてコンロでインスタントうどんに餅を入れて煮込んでいる。他の人は何を食べているのか興味があったが、ハナミズキの手作りおにぎりを食べているの私だけらしい。結構、コンビニ食で済ましているようだ。少し時期は早いが、挨拶がわりに用意してきた柏餅を振舞う。F代さんは大喜び。
寒くなってきたので北に向って稜線を歩き出す。林間を通して右側に反射板のある横尾山、しばらくすると深山のレーダーが見え出す。熊笹の急傾斜を下り、再び登る。里に下りる道がいくつかある。奥猪名の里と向うに大野山が見える。また高圧線をはさんでこれから行く奥山の全貌が見える。右手の下にコンクリートの林道が見える。地図にはない。

高岳北尾根を歩く

大野山
4.奥山
 やがて尾根を少し下るとこの舗装道路に降立った。天王からこの峠を越えてさらに送電線に沿って北に伸びている。我々はこの道路を下る。前方には弥十郎岳が見える。途中道路と別れ、左の桧の植林帯に入る。何の表示もない林の尾根を回り込みながら奥山に向う。ここはリーダーがいないと迷いこむ。まもなく右手から広い山道が合流し、これに沿って下るとT字路の峠に出た。左へ下れば、朝立寄った石仏へ、右に下れば籠坊に通ずるようだ。しばし休憩、ズボンのすそに張りついた笹だにを落す。
目の前が奥山であるが道はない。まばらな雑木林なので一気に直登する。途中、斜面に手作りの山荘と簡易トイレがポツンとある。電気もないようだ。誰が住むのか?一汗かいて三角点の山頂654.8mに立つ。広い頂上は雑木で展望はきかない。ここで全員記念写真。木にミニ三脚をくくりつけセルフタイマー。なるほど。ピンクの派手なテープと幹の赤いスプレーに沿って、次のピークへ。切り開きから愛宕山ほか猪名川の山々が望める。

北尾根から奥山

奥山三角点 654.8m
5.泉郷峠
 下ると杉生と籠坊を結ぶ泉郷峠である。碑の前で記念写真をとり、車道を下り、朝の分岐に戻る。今日は終日曇で、雪と黄砂の寒い一日であった。話題になかなか入り込めないが、低徘MLの仲間と顔見知りになった。これからは顔を思い浮べながらネットを見ることができる。MLとはメーリングリストのことでここを通じて連絡をとりあっているそうである。


泉郷峠

奥猪名健康の郷でそれぞれ別れる。かねちゃんにお礼を述べて、施設を見学してから帰路につく。体育館、テニスコート、屋外イベント広場、アスレチック、宿泊施設とレストラン、それに温泉がある。後日、大野山の帰途¥300の温泉につかる。                        以上

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