鷲林寺から観音山・ゴロゴロ岳 

やまぼうし
  ■日時:2002.4.20 曇
  ■同行:ハナミズキ
  ■場所:西宮市 2.5万宝塚
  ■行程:
鷲林寺若宮神社13:55→パノラマコース→#34鉄塔14:10→分岐→観音山展望所(14:30〜14:50)→観音山ピーク(15:00〜15:10)→せせらぎコース分岐→奥池分岐→ガベノ城分岐15:25→ゴロゴロ岳(15:35〜15:42)→せせらぎ分岐16:05→旭滝16:20→鷲林寺若宮神社16:40
                                                  Route mapクリック
「鷲林寺」
 ワラビ採りの新しい山を開発しようと、昔歩いた鷲林寺裏手の観音山ゴロゴロ岳を散策する。毎日眺めている山で、車で10分の近場である。鷲林寺駐車場に車を停めてかえでの緑が萌える境内へ。新しい鐘撞き堂や震災慰霊碑を過ぎて、右手奥の若宮神社から支尾根を辿る「パノラマコース」と、少し先の観音谷川沿いを遡る「せせらぎコース」の二つの道が山に向う。これ以外にお墓の後ろから隣の支尾根を登るコースもある
「パノラマコース」
 若宮神社は標高340m。左手に直登するパノラマ道を選ぶ。急峻で岩の間を縫う。低い雑木の間から眼下に甲山や大阪、阪神平野、大阪湾が見え隠れする。やがて#34鉄塔手前の岩のピークに出る。標高410m。ちょっと休憩して展望を楽しむ。

パノラマコースを登る
鉄塔を過ぎ一度下り、せせらぎコースからの道と合流する。ここの表示板は誤っており、今登って来たコースを観音山経由鷲林寺と書いている。地形図の観音山はまだ先である。紫のミツバツツジの道を観音山へ向う。北摂の落ち葉の軟らかな道ではなく、全て岩または砂地の道である。
「観音山」
 観音山頂上526mの標識のある岩場に到着。360度の展望が素晴らしい。先客の男性と立話。地元にお住まいで六甲中心に年何回かここを訪れる。六甲の中でもここの展望が一番という。ポケナビ持参であるから相当年季が入っていそうである。この地点は地形図の526mの観音山ではなく、ピークは少し奥にあるとのこと。気圧高度計は520mを示しているからすこし低い。行く手に小高いピークが見えるが、道はトラバースする。登山道を外れ2,3分ヤブを掻き分けて地形図上の観音山526mに立つ。三つの大岩があるが展望は立ち木に遮られてあまりない。

観音山展望岩から行者山の展望

観音山展望岩

観音山526mP
「ゴロゴロ岳」
 この辺から道は熊笹に変る。再びせせらぎコースとの分岐がある。帰りはここを下ることに決める。まもなく尾根に出る。奥池との分岐をゴロゴロ岳方面へ。砂地の尾根道のアップ、ダウンを繰り返す。この尾根道は回りに松林が見えるだけであまり展望はない。ガベノ城への分岐を過ぎ、別荘地の無粋な塀と民家の横を抜け、ゴロゴロ岳の三角点へ着く。道端に石を積み表示があるだけの何の変哲もないポイントである。標高が565.6mというだけで(最近の地形図で565.3m)、大分得をしている。

ゴロゴロ岳三角点

ゴロゴロ岳裏から六甲・奥池方面の展望
「せせらぎコース」
 帰りは奥池分岐を過ぎ、510m付近でせせらぎコースを取る。枯れ沢に水が染み出し、やがて渓流をつくる。薄暗がりでミツバツツジが日の光を求めて、周囲の木々と同じぐらいの高さで咲いている。標高420m付近に旭滝がある。高さ10mぐらい、滝壷の傍には数体の石仏を祀ってある。この付近は風化した岩石が今にも崩れ落ちんばかりに道に迫っており、振動を立てないようそろそろ通過する。

せせらぎコースの旭滝
やがて堰堤が三ツ続く。高圧線の下をくぐり、もとの若宮神社の裏手に出てくる。鷲林寺にお参りし駐車場へ。この間会ったハイカーは男性1人。人気コースの割に少ない。ワラビの収穫はゼロ。やせたヨモギ少々。花崗岩質の六甲山系は山菜には不向きのようである。

   トップへ戻る 

inserted by FC2 system