西宮　畑山と丸山

やまぼうし

■場所：西宮市　畑山(はたやま528m)、丸山(376m)
■日時：2002.5.25／2010.5.3
■同行：ハナミズキ
■経路：船坂一羊園→ＮＴＴ専用道路約4Ｋｍ
Route Map1　Route Map2(最新）

宝塚や西宮から三田方面への西宮北有料道路の盤滝トンネルを抜けると、正面に大きな無線中継所のある畑山（528m）が飛びこんでくる。西宮市の水がめ金仙寺湖（丸山ダム）から望む畑山は様になっている。しかしこの山の土手腹を貫いて､阪神高速道路が建設中である。かわいそうに金仙寺湖を借景としていた高級レストラン三田屋さんは目の前が高速の橋脚になってしまった。誰のための道路か？裏六甲は自然破壊がどんどん進んでいる。

この山へは船坂の施設一羊園の奥からＮＴＴ専用道路を約50分登る。番号と標高を示す木杭が山頂まで続く｡三角点は林の中で展望はない。途中､北側の名塩の住宅造成地の向うに北摂の山々が開ける。(植林の背丈が伸びて展望不可2010.5現在）

金仙寺橋から見た金仙寺湖と畑山（2002.5.25)

-1992年（Ｈ４年）の写真-↓

名塩方面の展望

名塩方面の展望（左；西宮グリーンゴルフ場造成、右：赤坂峠）

―2003.4.13（H15年）の写真―↓

金仙寺湖と畑山

阪神高速北神戸線　三田屋前

―2010.5.3(H22年)の写真―↓

NTT管理道を往復、ワラビ採り

NTT管理道入口

畑山山頂のＮＴＴアンテナ

山頂より金仙寺湖と阪神高速

畑山三角点

ワラビ

西宮高原ゴルフ場から畑山(失敗)

今年は春が早く､もう新緑が色を増している。例年畑山に出かけるが､今年は西宮高原ＧＣの横をとおり山道で行こうと考えた。地形図を見ると､ＧＣの横に４等三角点があり、その延長に破線が畑山に続いている。三角点をＧＰＳに入力する。点名　下田428m｡

ゴルフ場の駐車場はステータスを競うかのように､外車､高級車にあふれいる｡別に僻んでいるわけではないがどうもこういう人種は好きになれない。ＭＡＰを見ると､クラブハウスでなく､管理棟の後ろらしいので歩いて舗装道路を下り､登り返す｡ナンとガードレールの外側にワラビがたくさんある。葉が開いてしまったものやもう摘まれたものが多いが、後から生えたものが結構たくさんある。ここだけで今回のノルマ達成｡

　管理棟の構内に入ると､不審者の進入にキャデイさんと地元船坂のおじいちゃんが飛びだしてくる。ここから先はコースだから侵入禁止､畑山ならＮＴＴ道路を行けとのこと。地図を広げ、ゴルフ場の横を抜けて畑山に至る破線を示す｡そんな道はない、その上途中ＮＴＴ道路にでるにもかなり距離がある。
せめて三角点でもとお願いすると、自ら先頭に立って、道案内してくれた。ゴルフ場の周囲は低い位置に3本のツイストペアの細い電線が巡らされ、その整備のための道がつけられている。コースへの出口付近から約2,3分のところに三角点がきちんと置かれていた。道はずっと続いており、ここで引き下がるのも惜しいので無理にお願いして奥へ行くことにする。道は2人並んで歩ける幅で、ゴルフコースの端から少し下がった林の傾斜地を巻いて付けられている。コース寄りの明るい土手にはワラビがありそうだが､左は深い林の傾斜地である。下からグランドの歓声が聞える｡10分ほどで谷に下る。ここにはロストボールがたくさん転がっている。もう一度這い上がりふたたびコース脇に出る。ロストボールがあるということはＯＢ球が飛んでくるということで危険である。

西宮高原ゴルフ側道

西宮高原ゴルフ場

　やがてコースと離れ電線の広い道を行く。ミツバつつじはもう終り､新緑がまぶしい。野ウサギがこちらをジット見つめて動かない。ふたたびコースが近づく。しかしＧＰＳを見ると、畑山とはどんどん離れていく。方向も逆を示している。分電盤のある分岐に出る。右のコース側に出ると、松林の向うにアンテナ中継所の山が遠望された。さて畑山にしてはおかしい。これは見覚えのある大平山のアンテナである。クラブハウスが右手に見える。ナンと我々はいつの間にかコースをぐるりと回り､今東に歩いている。これはいかんと左に分岐をとるが、また深い谷に下りる。下りたところは川が流れ、東に向っている。道も同じ方向に続いている。これではゴルフ場をぐるりと周遊してしまう。畑山は背後を示している。ここでバックすることに決める。急登してもとの道を戻る。戻りながら地形図の破線の畑山方向への道を探したが良くわからない。約50分で管理棟まで戻る。結構時間がかかる。出口で別の管理人に咎められたが､了解を得て三角点まで行ったことを申しあげる。近くの西宮市のグランドで少年野球の練習を見ながら昼食。

ゴルフ場側道の三角点　点名下田

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丸山（37６m)　２００３．４．１３

金仙寺湖のほとりにこのダムの名称となった丸山がある。桜の名所となっている湖畔の遊歩道から, ６丁の丁石と１８個の赤い鳥居が続く。頂上にはお稲荷さんを祀ってある。戦国の山城あとには、記念碑と奉納相撲の土俵が残っていた。湖畔が標高300ｍあるのでちょっとした森に見えるが、麓のＲ176から眺めると三角形の小山である。

山頂の丸山稲荷

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