三田市の最高峰 三国ヶ嶽
                            
更新2002.10.26 やまぼうし
■山名:三国ヶ嶽(697.7m)
■場所:三田/篠山境界、2.5万福住
■日時:2002.10.13 午後 晴れ
■同行:ハナミズキ
■ルート
永沢寺〜乙原車道 峠から往復(1450152515451610)
     Route Mapはここ
三田市には三国ヶ嶽697.7m三国ヶ岳648.2mとがあり、前者は永沢寺と乙原の峠から、後者は母子と篠山を結ぶ美濃坂峠から、容易に登ることができる。三国ヶ嶽は三田市の最高峰である。

三国ヶ嶽(高平から、右ピーク)

「花の里展望所」
 三国ヶ嶽は地形図を見ると、乙原から永沢寺に至る峠から破線が伸びている。今日は午前中の用事を済まして、北摂の実りの秋をドライブしながら三田市の最高峰に登ることにする。今まで最高峰は大船山とばかり思っていた。
永沢寺から乙原の車道を少し登ったところに「花の里展望休憩所」があり、ここから永沢寺(ようたくじ)の全景が見渡せる。そこのカーブミラーの後ろに山に分け入る小道があり、車を止めて入山する。すぐに金網に阻まれる。金網に沿って左右を探索するがいずれも様子がおかしい。しかし金網の中には踏跡らしいものがあるので金網を大回りしてヤブを漕ぎ、その道をたどる。T字路になる。目指すは直進方向であるがヤブである。ここで左の道を辿るが様子がおかしいので引き返し、右へ登ると再び車道へ下りてしまった。


花の里展望所から永沢寺展望 

「峠の取り付き」
 ここは車道の峠付近で木に赤リボンがついている。ということはここが地形図の破線の取付きということになる。思案しているうちに、ハナミズキが車道に平行に登る笹に覆われた別の道を発見する。これが正解であった。要するにこの取付きを直進せず、すぐ右折して車道と平行に笹ヤブを行くのである。たいていのハイカーは直進して我々と同じ間違いをするに違いない。テーピングしたいが、杉の大木と低い笹なのでどうしようもない。約40分のロスであった。取付きの目印は電柱の「永沢寺」と「花とみのりの道」の看板表示である。


 三国ヶ嶽取付き

「笹と杉林の道を山頂へ」
 峠と山頂の標高差は僅か130mである。笹のヤブ道をゆっくり登ると、道は広くなり杉林と笹原が交互に現れる。誰も通らないのかくもの巣だらけで、愛用の杖で払いながらの行進である。境界石もあり、所々の杉の大木には赤ペンキの矢印が吹付けられている。結局赤ペンキを頼りに登ることになった。
20分ほどで標高670mの杉林のおだやかなピークに達したあと、赤ペンキは谷に下り始めてしまった。林の中で、電波の弱いGPSをなだめすかして見ると、三角点に120mまで接近した後どんどん離れていってしまう。山影が見えないので山頂が分らない。どうも662mポイントへ向うようである。結局元の杉林のピークに引き返し、何の目印もない稜線と思しき林を辿った。そのうちに境界石を見つけ、自信を得て5分、三國ヶ嶽三角点に達することが出来た。
赤白の測量旗がひっくりかえっており、古い小さなプレートがあるだけであった。雑木に囲まれ全く展望は無かったが、一応三田市の最高点に立ったわけである。地形図を見るともう少し東側に岩場があり(天狗岩)、展望が開けそうだが、時間が遅くなってしまったため、またの機会とした。汗と顔中のくもの巣を払い大休止。もとの道を引き返し、峠の取付きを車道に出て花の里展望休憩所に戻る。

三角点とプレート

「みのりの秋」
 乙原の峠のワラビ茶屋で、名物出来立てのワラビ餅を戴き、夕暮の煙たなびく里をあとにする。帰途、お祭なのか、西谷の神社には御神燈が灯っていた。昨年の千刈のお神輿を思い出す。

永沢寺(ようたくじ)

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以上
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