宝塚 行者山

更新2016.10.23/作成2002.11.26 やまぼうし
■山名:行者山415m
■場所:宝塚市
■日時:2002.11.3(日) 天気晴れ
■同行:ハナミズキ
■コース
逆瀬台小学校→裏山→行者山東ピーク→行者山→行者山東ピーク→西山堰堤→譲葉散策路→逆瀬台1丁目
約2H

    Route Mapはこちら(2013.1改定)


行者山東ピーク(東観峰)からの阪神平野展望(中央武庫川)

「逆瀬台小学校から取付く」
 文化の日の午後、行楽地の渋滞を避けて、久しぶりに裏山散歩に出かける。以前は逆瀬台小学校の裏から登れたが、配水池の高いフェンスのゲートが作られ、立入りできない。しかし横のガードレールをまたぐと、フェンス沿いに踏跡道があり、配水池を抜けてコンクリートの擁壁ある土手に上がれる。ちょっと登れば南の視界が開け、甲山が眼前に阪神平野、大阪湾まで一望である。(2004.6 フェンスの横から入山できるようになりました:北逆瀬台口))

小学校裏山から深谷池と甲山

やがて雑木林の道となり、裏山に入り込む。青葉台からの道が合流する。この分岐からテープが賑やかになる。少し登ると、テープは右に方向を変えるが、我々は踏跡を直進する。程なく左から逆瀬台1丁目からの道が合流すると、手製の案内表示と赤テープが現れる。数年前までは何の表示もテープも無かったが、最近は地元の自治会が行者山一体を遊歩道として整備していると聞いている。
「行者山東ピーク」
 林を辿り、シダの道を急登すると急に視界が開け、広い尾根に飛びだす。低い小松の林が383mピークまで続く。このピークにはいつの間にか水準点が埋め込まれ、また周囲の立木が切払われている。おかげで360°の素晴らしい展望である。「行者山東」という手製の表示板もつけられている。以前は勝手に前行者と呼んでいた。

展望の行者山東ピーク

行者山東ピーク
ちょっと西から眺めて見よう。六甲最高峰、東六甲の大平山、鷲林寺観音山、ごろごろ岳、甲山、その向うは芦屋の浜から大阪湾、手前に樫ヶ峰や社家郷山系、西宮、宝塚ゴルフ場、阪神競馬場、大阪の高層ビル群、堺臨海工業地帯、金剛山、葛城山、二上山、生駒山、大阪空港から伊丹、川西、箕面、茨木、高槻方面の市街地、五月山、六個山、石堂ヶ岡、能勢妙見山、高代寺山、剣尾山、中山連山、岩倉山等譲葉山系、眼下は光が丘、逆瀬台から宝塚ファミリーランド、武庫川の流れ等思いつくだけでもこれだけの展望である。
「行者山」
 しばらく展望を楽しんだあと、一度鞍部へ下り、光が丘(猪谷)への下りをやり過し、行者山415mのピークへのぼり返す。雑木に囲まれ展望はないが、小さなケルンが積まれている。休憩中に本日初めての中年夫婦のハイカーに会う。このまま下ればエデンの園や光が丘へ、また再びのぼり返せば岩倉山の六甲縦走路へ出ることも出来る。今日は逆瀬台1丁目に降りる予定なので、小学校裏山まで引き返す。途中光が丘から登って来たという家族連れが、お弁当を広げている。

東ピークから行者山を見る

山頂ケルン

行者山頂上の標識

「逆瀬台1丁目への下山」
 裏山の分岐点で逆瀬台1丁目下山の表示に従い、がけ道をジグザグに下る。急峻で途中真新しいロープが箇所取りつけてある。お年寄りにはちょっとしんどいコースである。傾斜も緩み、静かな雑木林に入る。コナラの木が多く、ドングリの実が道一杯に広がり、足がすべる。やがて左に堰堤が見えてきた。

ロープ場

アベルデ目指して下山
実はこの堰堤に下りるが正解であったが、我々は雑木林をどんどん直進した。どうもあたりの様子がおかしい。今まであったテープや表示が全くない。一応切り開いたような道は続いている。雑木林から広い草むらに飛びだすと、目の前に白瀬川を挟んでマンション「アベルデ」がある。行きどまりである。どこかで道を誤ったのである。引き返す覚悟を決めて少し戻りかけると、何だ支流を渡る階段が出来ている。対岸の道はアベルデの駐車場に通じていた。
しかしどこかで道を誤ったことは間違いないので、もう一度対岸の道を登りなおし、ポイントを確認することにした。ところが先ほどの中年夫婦が我々が下りてきた道を同じように下りて来るではないか。皆さん間違えるようだ。
対岸の道はかなり広く、やがて標識がある。こちらが正解である。直進行者山、右手遊歩道、展望台とある。そのまま行者山方向へ直進すると、西山堰堤にぶつかった。右手の階段を登り再び堰堤の内側を左に渡ると先ほどの山道と合流した。ここの分岐には赤テープがあるが、ほかに何の表示もないので、ほとんどの人は誤って直進するであろう。納得して、元の堰堤に戻る。堰堤の脇に立派な表示板がありプラ階段が展望台へ続く。これが自治会で整備した遊歩道であった。展望台234mから甲山や阪神の市街地が見渡せる。

西山堰堤

展望台(ゆずり葉ピークと命名)
「ゆずり葉散策路」
 アベルデ駐車場へ戻らず、整備された雑木の遊歩道を東に下るとやがて西山住宅裏手の広場(ゆずり葉の森広場)に出た。散策路の標識と大きな案内板がある(西逆瀬台口)。駐車場を経て若瀬橋の袂に出た。こちらから登れば迷わず裏山を散策できる。小学校からの道もいずれ整備する予定と聞いている。

散策路案内

注:展望絶佳の東ピークは行者山東観峰と命名されました(2004.1)。

◇◇◇

2006年3月、ゆずり葉コミュニティー有志の手で道標が整備されました。


新しい道標設置中(2006.2.19ゆずり葉の森広場)

ゆずり葉コミュニティの皆さん 計20本設置

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