宝塚 検見山
更新2002.12.20やまぼうし
■山名:検見山(476.5m)
■場所:宝塚市検見 2.5万武田尾
■日時:2002.12.15(日) 天気 晴れ
■同行:ハナミズキ
■コース

検見橋BS(1310)→山陽自然歩道→巡視路(1320)→鉄塔#42(1325)→鉄塔#2(1335)→鉄塔#44(1340)→鉄塔#3(1345)→鉄塔#4(1400)→検見山頂(1415)→鉄塔#5(1425)→西尾根→峠(1445)→切畑集落(1505)→茶屋池(1520)→山陽自然歩道→元へ戻る(1530)
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鳥脇から検見山

検見山には96年に十万辻から登ったことがある。今回は切畑の検見橋から北尾根を登り、山頂から西尾根を通って切畑へ回遊した。関電巡視路のおかげで、柔かな落葉を踏みながら快適なハイキングを楽しむことができた。
「検見橋」
 収穫の秋も終り西谷は静かさをとり戻した。検見橋の観光農園も戸を閉ざしている。今日は関電宝塚開閉所近くの広場で日曜野菜市があったようだ。検見橋BS手前の道端の駐車場に車をとめて送電線の走る検見北尾根を眺める。取付き探しだ。
車道を切畑方面に歩いているとカーブ付近で舗装の農道が山に上がっているのでこれを登る。広い道が山すそを巡っている。左にまわって見ても登り口がみつからない。今度は右へまわると火の用心#
42への表示があった。さらに進むと山に分け入る#42、#2鉄塔への表示があった。後で分ったが、山すそのこの道は山陽自然歩道であった。標高260mからスタート。今日の道案内は送電線巡視路である。

巡視路取付き
2系統の送電線」
 北尾根は2系統の送電線が走る。大峰山を経て南下する新神戸線と鳥脇山方面に東下する南大浜線である。
ヘリの音がウルサイので上空を見上げると、鉄塔上空でホバーリングしている。送電線路を点検しているのだろうか。

最初の鉄塔#42(295m)で尾根に上がる。真上でヒュルヒュルと高圧線のうなりがする。体の中を電流が流れているようであまり気持いいものではない。

落葉の巡視路を歩く

「#4鉄塔まで」
 急登して#2鉄塔(345)につく。後方に北摂の山々の展望が広がる。送電線の向うの丸い形の山は城山だ。隣に古宝山、その背後は大船山、猪名川三山(堂床山、竜王山、三草山)、大野山、剣尾山など一望である。雑木の中、快適な落葉の巡視路を登る。南大浜線#44鉄塔をくぐる。ここで南大浜線は向きを東に変え、新神戸線と交錯する。新神戸線#3鉄塔(395)は巨大な鉄塔だ。鉄塔下でバレーボールが出来そうな広さがある。北の展望はさらに広がる。


鉄塔#2から北の展望(中央は城山)

さらに雑木林を登る。所々にMTBのブレーキ跡らしいものがある。ここは格好なコースであろう。途中火の用心看板が5つもある分岐を通過する。午後の日ざしはもう日暮の様子だ。一度鞍部に下り、急坂の登りにかかる。落ち葉に隠れたプラ階段が現れる。一汗かいて#44鉄塔(450m)に辿り着く。後方の展望はさらに広がり、猪名川ニュータウン、大和団地、妙見山麓のときわ台住宅までが眼下に見える。
「林の山頂」
 小休止して検見山への登りにかかる。林に入る。あと僅かの標高差である。左側がこんもりとしている。道はその脇を通り下り気味になる。分岐も見あたらないので適当なところから突入する。ほとんど平らなのでどこがピークか分らない。所々にテープがあるがばらばらで当てにならない。露岩が散在するところにプレートが5個ほどぶら下っている。よく見ると数年前に登った時の朽ちかけた板が残っていた。その他はH14年等皆新しいもので、ヤブ山歩き会に人気があるようだ。展望は全くない。

検見山山頂
元の道に引き返し林を抜けると#5鉄塔(455)の広場に出た。ここには、十万辻からゴルフ場脇を経て登ってくる道がある。南に雄大な大峰山を望む。逆光でまぶしい。
「#5鉄塔から西尾根」
 大峰山を左に見ながら、検見山西尾根を緩やかに下る。この道はあまり知られていない。ただし途中からはマツタケ山となり、11/15まで入山禁止である。ミツバツツジが群生しているから春先は綺麗だろう。尾根を外さないように進めば迷うことはない。


西尾根を切畑へ下る

やがて鞍部の十字路(375m)である。直進すれば尾根筋を立合新田に下り、武田尾まで行ける。また左へ下れば十万辻から武田尾へ通ずる立合新田の林道に出る。駐車地へ戻らねばならず、右手の切畑に下る。
「切畑へ」
 日の当らない谷筋を、検見山北尾根を右手に眺めつつ下る。背丈を越えるウラジロが密生している。
谷に下りると切り開かれた広い道に出た。
近くで銃声が
2発轟く。この辺は禁猟区と聞いていたが、安心できない。里のはずれに出る。見れば、車の傍に薬きょうのベルトを巻いたハンターが立っている。挨拶し立話する。禁猟区ではないそうだ。先ほどの銃声は空砲であったとこの人。様子から見ると、趣味で猟をしているようだ。

切畑の民家

ワラ屋根の残る民家に出る。やたらと犬に吠えられる。枯枝に赤い柿の実がたわわに実る。いい風景だ。
「山陽自然歩道」

 曲りくねった舗装道路を辿ると、茶屋池のほとりに出た。魚釣¥300の看板がある。ちょっと幻滅だ。
車道は危険なので山すそを歩く。広く整備された道には山陽自然歩道の表示がある。切畑南BSからこの道をたどる方が良さそうだ。
やがて取付き口が見えてきた。これで丁度検見山を周遊してきたことになる。

またまた上空にヘリがやってきた。


先を行く夫のリュックに木の葉落つ   ハナミズキ

関連ページ:北摂 検見山・古宝山(2016.4.9

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以上

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