宝塚 奥ノ焼山と川下川ダム
更新2003.12.9やまぼうし
■山名:奥ノ焼山(346.7m)
■場所:宝塚市 2.5万武田尾
■日時:2003.11.27(木) 天気 雲り
■同行:単独
■コース
玉瀬BS10:50→鉄塔分岐11:15→奥ノ焼山(11:25〜50)→三角点12:35→戻る→川下川ダム分岐12:45→湖畔13:00→迷走→玉瀬BS15:25
Route Mapはここ
*注:川下川ダム周辺は新名神高速道路工事で通行不能です(2018.4)
宝塚の奥座敷、紅葉の西谷を歩く。玉瀬から奥ノ焼山を経て川下川ダムへ下り、もとの玉瀬に回遊する。しかし川下川ダム湖畔で迷走、その上立入り禁止区域と知ってあわてて退散することになった。

玉瀬BSから奥ノ焼山

「玉瀬」
 今年は紅葉がぱっとしないが、それでも宝塚の奥座敷西谷は山装う季節を迎え、1年で最も輝く。玉瀬バス停の先から川下川ダムへの車道の膨らみに駐車する。玉瀬バス停(標高220m)前から舗装の道を南下する。行く手に鉄塔の立つ奥ノ焼山が錦に輝く。
民家を過ぎると地道となり雑木林に入る。かさこそと落葉を踏みながらの快適な山道である。やがて十字路(290m)となり、左手の玉瀬からは軽四が入れそうな道が合流する。右手に鉄塔#184の火の用心標識がある。奥ノ焼山へはこの細い巡視路を登る。

落葉の道を行く
「奥ノ焼山」
 やがて展望が開ける。振り返れば、全山紅葉の古宝山が眼前に、その右手に検見山、大峰山が、また左手には猪名川の山々や遠く剣尾山が望まれる。本日唯一の展望地点だ。

古宝山の展望
少し下って登り返すと、鉄塔#184三角点奥ノ焼山346.7mがあった。別名ホウケントウというが、どういういわれなのだろうか。僅かな切り開きから不動岩、鏑射山など三田方面が覗く。先ほどの展望地点に戻り紅葉の山々を眺めながら昼食とする。


三角点奥ノ焼山346.7mと鉄塔#184

「点名 武田尾」
 十字路に戻り、武田尾方面に南下する。軽四が走れそうな広い道がゆっくり下る。左に小さな池を見て進むと分岐にでた。左に作業小屋があり、広い道はここまでだ。右へ誘導するテープが現れる、山道らしくなる。
再び分岐だが真っ直ぐ行かず、左の尾根筋へ上がる。武田尾、馳渡山への手製表示が出てきた。明るい落葉の雑木林歩きが続くが、だんだん湿地帯となり、いつの間にか右手に流れが現れる。川下川ダムへ注ぐのであろう。
道が湿地帯から固い砂地に変わる。ザレ地にでて南が開ける。馳渡山やその向うによみうりCCのクラブハウス、畑山の無線アンテナ、六甲連山が覗く。

明るい小松林を行く
下りがきつくなり、やがて林の中の暗い4叉路(220m)に出る(実は5叉路であった)。左下から大岩稲荷からの道が合流、右前方は川下川ダム方面の下り、直進は再び登りになる。直進して砂地の高台にある2段がさねの三角点242.5m(点名 武田尾)にタッチして4叉路に戻る。

三角点 点名武田尾 242.5m
「川下川ダムの迷走」
 右前方の川下川ダム方向に行く。割合広い道だが、倒木多くあまり歩かれていないようだ。なにやらダム方向から放送が響いてくる。再び分岐があり、ビニール紐がぶら下がっている右手を選ぶ。ゆるい下りの踏跡道になるが、とにかく直進していく。熊笹を分ける。谷の左手を進んでいるようだが、地形図の破線は谷沿いに書かれているのが気になる。

ダムへの道(迷走の始まり)

湖畔の吹き溜まり
ヤブになってきたが湖面が見えてきたのでドンドン進み、とうとう湖畔(180m)にでる。ダムの対岸の車道に出るため、湖畔を巡る道を期待したが、まったくヤブだ。何とか入江の湿地帯にでる。発泡スチロールや廃材、ごみが吹き寄せられ、宝塚の水がめにしては汚らしい。
「立入禁止区域」
 湖畔から離れないように、密集したヤブを掻き分ける。対岸にダムの管理棟が見える高台に出た。もう進めない。
突然スピーカーから立入禁止区域から出るよう警告アナウンスが始まった。今まで表示もなく,、立入禁止区域とは全く知らなかった。監視網に捕らえられたのかも知れない。すみません、すぐ脱出しますからと心の中でつぶやき、退却を急ぐ。

対岸高台からの川下川ダム

脱出ゲート
「反省」
 後日確認のため分岐点をチェックしたところ、ここは5叉路になっており、もう一本の川下川ダムの高台に下るしっかりした踏跡道を発見した。テープもあり、地形図上の破線に一致している。ここは間違いやすいポイントだ。しかも、ダムは立入り禁止で、対岸の車道へはゲートがあり通行できない。警告放送する前に、立入り禁止区域の表示をすべきだと思う。私と同じ失敗を繰り返さないために。

関連ページ:2011.5.4宝塚西谷を歩く


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