宝塚 桜の園(遠見の道)散策
更新2018.10/2003.12.29やまぼうし
■場所:宝塚 2.5万武田尾
■日時:2003.12.10(水) 天気 晴れ
■同行:単独
■コース
武田尾駅11:45→桜の園入口12:05→東屋(12:20〜12:40)→満月滝13:00→つつじヶ丘展望所(13:15〜13:30)→赤松展望所13:35→桜の園入口14:05→武田尾駅14:25
Route Map  園内案内図(2018.11.10)
紅葉も終わり、初冬の佇まいの桜の園(亦楽山荘)の外周(遠見の道)を散策する。2Hの山歩きは意外にハードであったが、ピークからの素晴らしい展望が待っていた。廃線跡歩きとこの山歩きを組み合わせると面白いだろう。

「桜の園」
久方ぶりに桜の園を訪ねた。武田尾駅から温泉橋の前を通り生瀬方向に向かう。僧川(ぼうさんがわ)を渡ると、すぐ枕木の並ぶ廃線跡道になり、新しい簡易トイレが設置されていた。一般のハイカーは生瀬から武田尾に向かって歩くためだろう。

廃線跡
トンネルを2つ抜けると桜の園入口で、新しい記念碑が立ち、階段を上って園内に入る。園内には渓谷を挟んで、さくらの道、どんぐりの道、遠見の道などの遊歩道が整備され、旧亦楽 (えきらく) 山荘の隔水亭や東屋、ベンチが散在する。ボランティアの皆さんのお陰でずいぶん綺麗になった。大峰山を背景に春の桜、秋の紅葉が素晴らしい。

桜の園入口(親水広場)

エントランス広場
園内入口のエントランス広場には案内板が立ち、散策コースが書かれている。地形図には大峰山への破線道があるが、遊歩道ができて実際とは異なるから注意が必要。今回は外周の遠見の道を散策することにする。地形図にはない。
さくらの道をジグザグに登るが結構きつい。中山から大峰山を越えてきた年配のハイカーとすれ違う。標高差で100mほどのところに東屋(220m)があり、大峰山登山口、滝道、ロックガーデンへの分岐になっている。年配の2人の先客が休憩中で、一緒に昼飯とする。外周を回ってきて、これから武田尾を経て名塩まで歩くという。周辺の山々はよくご存知で、食パンに納豆の昼飯メニューがユニークだ。

さくらの道の東屋(育樹の丘)

満月滝上流の沢歩き
道標に従い滝道を行く。右に渓谷を見ながら、岩場の斜面を進むと水音が近づき、木々の間に細い流れの満月滝が見えてきた。落差は20m程あろうか、横を巻いて滝の上(260m)に出る。意外と川幅が広い。上流に向かって50m程沢歩きをする。再び右手の急斜面に取り付く。一汗かいて稜線に出ると一挙に展望が開ける。つつじヶ丘展望所(380m)でベンチが1台置かれている。

つつじヶ丘展望所
曇り空ながら、空気が澄み渡り、近くには鏑射山、大岩岳、羽束山、大船山が三田市街の向うに御嶽山清水寺、西光寺山、和田寺山、虚空蔵山、とんがり山、白髪岳、千丈寺山、峰ヶ畑、さらに播州の山々まで一望である。

西の展望(大岩岳、羽束山、大船山など)
しばらく展望を楽しみ、赤松の林を少し下る。ザレ場のピーク赤松展望台(350m)出ると、さらに視界が広がり、六甲連山や背後の大峰山が加わる。

赤松展望所
このあたりは砂地の原で、下りの道に戸惑う。再び雑木林になる。落葉と猪の掘り起こしが多い。エントランス広場まで0.6qの道標を過ぎると、尾根筋の急降下が始まる。道はしっかりしているがザレ地で傾斜がきつく、立ち木に掴まらないと滑り落ちる。羊歯の群生地を過ぎる。伐採された木材があちこちに積まれている。

伐採が進む

園内の道標
やがてどんぐりの道と合流してもとのエントランス広場に戻ってきた。いま下りてきた遠見の道の道標には×の落書き?がある。通行不能なのかどうか、きちんとして置かないとハイカーを惑わせる。
廃線跡には名残の紅葉を愛でる数組のハイカーがあった。

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