中山連山初詣ハイク(阪急山本から清荒神へ)
更新2004.1.3 やまぼうし
■山名:中山最高峰(478.2m)
■場所:宝塚市 2.5万宝塚、武田尾、広根、伊丹
■日時:2004.1.3(土) 晴れ
■同行:トッキーズ、ハナミズキ計9名
■コースタイム
阪急山本駅0915→最明寺滝0945→岩場取付き(1005-15) →岩場上鉄塔(1035-45)→向山分岐(1140-1210)→最高峰1255→山頂展望所1310→奥之院(1335-55) →清荒神(1500-10)・・・阪急清荒神駅1620
Route Mapはここ
お正月にふさわしく、阪急山本駅から中山連山を歩き清荒神へ初詣する。トッキーズのメンバーに2人の翔年が加わり、穏やかな新年の山歩きとなった。

中山台住宅からの連山

「最明寺の滝へ」
阪急山本駅に集合したのは、トッキーズのテッチャン、ノブコ、オサム、白熱電球、ヒラリンと初参加でOBのSさん、Nさんのあわせて9名である。コンビニで食糧を仕入れるなどしている間に、装備もお洒落な中高年ハイカーが次々と山に向かう。
スタートから住宅街を迷走したが、最明寺滝への道標を見つけて安心する。駐車場を探していたヒラリンも合流した。平井山荘を右に見て住宅を外れると、最明寺川に沿った不動明王への参道となり、一気に深山幽谷の雰囲気に包まれる。中国風の山門を潜り、赤い辰巳橋をわたる。登山道と分かれて最明寺滝に寄り道する。滝は高さ15mほどか水量も豊富で、洞窟に祀られている不動明王とともに霊場となっている。

不動明王への参道

最明寺滝
「ロープの岩場」
分岐に戻り、谷を急登すると砂防ダムの建設工事中だ。仮設の陸橋を渡り、雑木林の登りとなる。夕べの飲みすぎが効いてきたSさんにステッキを譲る。汗が吹き出る頃、岩場の下(標高180m)に到着。ところがすぐ目の前が満願寺に続くふじが丘の住宅で、がっくりする。
小休止して上着を脱ぐ。ここから岩場の急登が始まる。ロープが垂れ下がっている。迂回路もあるが、こんな場合はロープが楽チンらしい。フィジー帰りのSさんがするすると登る。再び岩場の急登だ。ロープが数本あるが、足場があり特に必要ではない。ただ下りは滑りそうで、お世話になったほうが良さそうだ。昨年の山火事で真っ黒になった立ち木が哀れだ。

ロープの岩場を登る

満願寺西山を越えて
岩場の頂部に出て展望が開ける。大きな鉄塔の下(310m)で小休止。北に愛宕原ゴルフ場、川西、猪名川の住宅を、南に大阪のビル群、阪神平野、大阪湾、六甲が一望だが、やや霞んでいる。ハナミズキが持参の甘酒を振舞う。正月ならではである。
「見晴らしの稜線」
白熱電球さんを先頭に、ここから見晴らしの稜線歩きの始まりだ。中山最高峰まで直線で3Kmだが、長丁場のアップダウンの繰り返しはいささか足にくる。鉄塔の交叉点を越え、満願寺西山361mのピークからけやきヒルゴルフ場のすぐ横まで下る(285m)。再び登り返す。振り返ればゴルフ場の彼方に箕面連山、川西、猪名川の住宅地が展開する。このペースでは最高峰でちょうど昼時となるが、日陰で北風の吹きつける山頂は昼食に不適である。陽だまりは団体さんに占拠されているので、向山分岐を少し入ったスペースを確保して早飯とする。Sさんお土産のフィジービールを配る。テッチャンはワイン、オサムちゃんは熱燗をあける。暖冬とは言え、稜線の風は冷たい。

稜線のパノラマ(ケヤキヒルゴルフ場)

フェンスの道が続く
「最高峰」
それぞれ身軽になり後半のスタート。右手に大宝塚ゴルフ場のカート道が迫る。ピークに向かい登りとなるが、このあたりから両側にフェンスが現れ、展望もなくなる。
稜線を歩き始めて2時間あまりでようやく中山最高峰に到着する。三角点478.2mにタッチ、GPSは地表でジャスト478mを指す。正確だ。
最高峰は満員御礼で、家族連れやグループが弁当を広げ、また鍋を囲む。記念撮影しただけで通過する。15分先の山頂展望所(460m)では柵にもたれかかって、しばし大峰山はじめ北摂の山々を鑑賞する。

中山最高峰で
「奥之院」
奥之院まで1.2Kmの道標に従い、雑木の道をアップダウンする。途中、中山寺への道を2回分ける。中山寺奥之院(380m)はそれほどの混雑ではないが、次々と参拝者が登ってくる。ここでの食事は禁止だ。名水の大悲水の勢いがいい。生水で飲まないよう注意書きがあるが、ポリタン持参の常連によれば全く問題ないそうだ。

中山寺奥之院
お参り、トイレ休憩して下山にかかる。やすらぎ広場から自衛隊演習地の道路に出る。砂利の車道途中から表示に従い山道に入り込む。この先は自衛隊のゲートがあり通行できない。
眼下に宝塚市街が広がる。今年建ったタワーマンションが一際目を引く。ロープのガレ地を下り、砂の丘で休憩する。谷間から清荒神の線香の煙が立ち昇っているのが遠望される。ノブコが最後のコーヒーを入れてくれる。ここまでポットを担いでくれてご苦労さん。
「清荒神」
大林寺の階段を下り、清荒神への駐車場に出てきた。交通規制で一方通行となった歩道を参拝者の列に流されながら境内に入る。夕方の3時なのに人、人、人で身動きもままならぬ。行列に並んでもいつになるか分からない本殿参拝を諦めて、横の小さなお宮にお参りする。

清荒神山門

本殿参拝者の列
参道の露店を覗きながら清荒神駅に向かう。途中の茶店で、ビールとおでんで乾杯。今年の山歩きの無事と健康を祈念する。でっち羊羹のお土産をザックに、参拝者の続く商店街をあとにする。

トップへ戻る
inserted by FC2 system