早春の甲山
更新2004.2.19やまぼうし
■山名:甲山(309.2m)
■場所:西宮 2.5万宝塚
■日時:2004.2.18(水)天気 晴れ
■同行:なし
■コース
 神呪寺駐車場1215→北山ダム→湿原公園1225→北麓→仁川河原1245→甲山青年の家1310→甲山山頂1340→湿原公園1355→駐車場1405
 Route Mapはここ
お天気も良いので、甲山を散策する。久しぶりであったが、西麓のダム道路に面して池と東屋を配した自然観察池が出来ていた。

年度末が近づき、あちこちで道路工事中である。西宮北道路の盤滝交差点立体化工事も大分進み、今は甲山高校前の車線拡幅工事中である。平日の神呪寺駐車場は閑散としていた。北山ダムに向かって車道を登る。ダム横の車道に沿って整備された遊歩道の向うに六甲山系が霞む。鷲林寺あたりからゴロゴロ岳、観音山、東六甲の大平山のアンテナが良く見える。

いつの間にできたのか、東屋と池を配した自然観察園があり、2、3の人が思い思いに休んでいる。湿原には木の桟橋が渡されている。東屋には甲山湿原や野鳥の説明版がある。標高が220mあるので、ここから見る甲山は小さなおわんの丘だ。たくさんある登山口の中でここが最短である。

北山ダム

登山口を左へ
甲山青年の家に向かって山麓を北に辿る。茶色の木製標識がきちんと整備されている。展望はなく、リョウブ、ヒサカキの雑木にシダの小道が続く。北摂の山々のように落葉のふかふか道ではなく、小岩の混じる砂礫の道だ。所々湿地をまたぐ。登山口表示を2つ見送る。
遊歩道をはずれ、仁川河原表示に従い左手に下りてみる。落書きにゆずり葉台と書いてあるのも興味を引く。ちょっとした渓谷の支流が本流に注ぐポイントに下りる。遊歩道とは別に、赤テープの道が支流から仁川沿いに続いている。これを遡ればゆずり葉台へいけるのかも知れないが、後の楽しみに取っておく。

仁川河原

キャンプ場
元に戻る。道は東に回りこむ。堰堤を流れ落ちる水音が響く。谷側に西宮市のキャンプサイトを見る。再び登山口の表示を見送ると、右手は甲山青年の家のキャンプ場でバンガローがある。この辺一帯の施設にはやたら立入禁止の大きな看板があり、興をそぐ。
階段を登り、甲山青年の家の構内に立ち入る。人影はない。目の前に車道が走り、脇に登山口表示がある。ここから標高差140m、距離700mで25〜35分かかると書いてある。

甲山青年の家

参道を登る
ここから登ることにする(標高170m)。砂礫と岩のえぐれた道が続き、すべる。右手からキャンプ場からの登山道が合流する。すぐのザレ場には手すりがつけられている。まもなく左手から神呪寺からの参道が合流する(標高230m)。頼朝の塚を右手に見て、ここからは階段の連続になる。段差が高過ぎる。それとも私の足が短いのか。

山頂広場
一汗かいて山頂(309m)に着く。しばらくぶりに見る頂上広場だ。休日には賑わうであろう広場は、ただただ青空が広がるだけだ。三角点がポツンとあり、周囲は木立に囲まれ展望はない。何人かのグループが登ってきた。声をかけられて振り向くと、知り合いの先輩Kさんだ。よく山歩きをされているようだが、こんなところでお会いするとは奇遇としか言いようがない。

北山ダムと鷲林寺観音山

自然観察池
基点の北山ダム方面に下る。途中、眼下にダム、六甲山を望む。甲山青年の家方向からの登山道と合流して、ほぼ一直線に自然観察池に降り立った。穏かな日差しは春を思わせる。

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