東六甲縦走(宝塚から六甲最高峰)
作成 2004.3.12  ハナミズキ
◆日時:2004.3.10(水) 晴れ
◆場所:東六甲 2.5万宝塚
◆同行:コープ山の会19名
◆コース
阪急宝塚0900→塩尾寺休憩所0935〜1000→塩尾寺1015〜1025→砂山権現1035→岩倉山1055→岩原山分岐1120→大谷乗越→大平山1215〜1250→船坂峠1330→水無山1400〜1410→車道1425→最高峰1435〜1450→魚屋道→有馬登山口1550→有馬バス停1617
Route map1  Route map2
年度の〆として、東六甲縦走路の少し長い距離に挑戦。前回残念ながらリタイアしたYさんも元気に参加し皆ほっとする。ふくらみ始めた木々の芽の息吹を感じながら、又、7日に降った雪の残るぬかみにてこずりながらの春の一日となる。

「宝塚から塩尾寺」
今回も快晴で春本番を思わせる絶好の日和。武庫川に架かるS字橋を渡り、塩谷川に沿って歩く頃にはあちこちから「暑い!暑い!」との声が。久しぶりに歩く甲子園大学あたりは新興住宅が立ち並びすっかり変わってしまった。急坂の上に建つ住宅の安全性は?ちょっと気になりますね。すでにお参りを済ませたのか塩尾寺方面から下りて来る人達とすれ違う。額には汗が光り、半そで姿の人もみうけられる。

縦走に備える

塩尾寺

塩尾寺休憩所では、まず衣服の調節をする。それからいつもどうりに地図配布、行程説明、ストレッチ、と続く。「藤原岳」登山のちらしも配られる。福寿草がすばらしいということなので、行ってみたいが・・・・。カラスがやかましいダラダラ坂を横に広がって上る。「塩尾寺まで二丁」の石標にほっとする。塩尾寺で小休止。リーダーから上りの注意ポイントの説明がある。次の三点。


     @小股でゆっくり
     A水分、糖分の補給 
     B腹式呼吸  
歩きながらの腹式呼吸はちょっとむずかしそう。
「ゆずり葉山系」
雨が降ったら川になってしまうだろう道をしばらく行くと二つの鳥居のある砂山権現に到着。塩尾寺の奥社との説明を受ける。なだらかな歩きやすい道に仲間の口もなめらかになり、にぎやかに歩く。岩倉山の三角点にタッチし〔ハナミズキだけ〕宝塚最高峰の岩原山登り口に着く。(かつて「やまぼうし」と夏の終わりに上り、蜩のすばらしい大合唱をきいて感激したたことがありましたっけ。)ここから赤子谷に下りられるとの説明。花粉症の大敵ヤシャブシのつぼみがだいぶ膨らんでいるが、まだまだ裸木の多い中、ツバキやヒサカキの常緑がアクセントになっている道を進む。

砂山権現

ゆずり葉山系を行く
「大平山」
大谷乗越(おおたにのっこし)を通過し階段とクサリの付けられた大平山の急坂を上る。(子供達が小さい頃、階段などなく、大きな石がゴロゴロしている急坂をロープ頼りに上り下りしたが、スリルがあっておもしろかった。)六甲縦走路も少しずつ整備され、歩き易くなっているのでしょう。きれいに植栽されたヒノキ林の脇を通ると強い南風にのってヒノキ香が漂う。おもわぬプレゼントにうれしくなってしまう。鉄塔の見える下の広場で昼食。「風の当たらないところで食べるように」とリーダーが言うが、風の当たらない所は日陰で枝や枯れ草でガサガサ。仕方ないので、脱いでいたジャンパーを着込み、風当たりが多少強くても、日当たりの良い場所を選ぶ。隣に前回途中リタイアしたYさんが座る。きょうは万全の体制で、サポーター、薬、レモン、そして靴も軽いものに替えたそう。リタイアした二日後にはゴルフにいかれたとか・・・・。もともとお元気な方のよう。

大谷乗越の車道を渡る

大平山への取付き
「一軒茶屋へ」
昼食後、荷物は軽くなったが、重くなった体で見晴らしのきかない道を進む。三日前に降った雪がクマザサ道の所々に残り、北西斜面一帯に真っ白に残っているところもある。雪が解け、ジュクジュクになった上り道は滑りそうで躊躇してしまう。うしろのサブリーダーが「足全体に力を入れ、うしろに蹴りあげないように。」とアドバイスしてくれるが、前を行く人の滑る姿を見るだけで、不安になる。クマザサの間に白く残る雪は日本的風情で今年最後の雪見かしらと思う。水無山で小休止後、また雪道にとまどいながらすすむと、舗装道路にでる。やはり日陰には雪がのこる。左手に一軒茶屋がみえる。強い向かい風を受けながら鉢巻山トンネルをぬけ一軒茶屋に到着。

残雪の船坂峠付近

鉢巻山トンネル
「魚屋道」
すでに午後二時三十五分。トイレ休憩後、下る道についてリーダーより説明あり。七曲りから芦有道路に出ても良いが、宝塚、川西のメンバーが多いので、足の便を考え前回と同じ魚屋道を下ることになる。先月歩いた道という気安さもあり、それぞれマイペースで長い列になり歩く。

魚屋道を下る

有馬温泉が近い

しばらく行くと、Kさんが左足を引きずり始める。それに気づいたサブリーダーが「ゆっくり下ろう。」と声をかける。Kさんとサブリーダーはどんどん遅れてしまう。雪で薄化粧した魚屋道は美しく、前回と同じ道でも季節や気象条件によりこんなにも違うものかと思いながら下る。バスの時間があるので、Kさんとサブリーダーの到着を待たずに解散。有馬発、名塩経由の宝塚行きバスで帰路に着く。Kさん!先に帰ってしまってごめんなさいね。 
とりどりのリュク揺るるや雪残る    ハナミズキ



トップへ戻る 
inserted by FC2 system