東六甲 小笠峠からキジ谷
更新 2023.7.28/2005.10.23 やまぼうし
■場所:宝塚/西宮 社家郷山 2.5万宝塚
■日時:2004.4.16(金)天気 晴れ
■同行:なし
■コース
若瀬橋1345→散策路→ゆずり葉緑地1410→エデンの園1440→焼石原→小笠峠1525→小笠峰1540→キジ谷→堰堤1615→社家郷キャンプ場1635→かぶと山荘1645
Route Mapはここ  社家郷キャンプ場ハイキングマップ
足のリハビリを兼ねて近くの社家郷(しゃけごう)山系を歩く。盤滝道路工事が終わり、キジ谷ルートが開通したのでその後の様子を見る。

「エデンの園」
 逆瀬台住宅地の若瀬橋からゆずり葉散策路を歩き、マンションアベルデからゆずり葉緑地へ抜ける。散策路はいまコバノミツバツツジが満開である。ゆずり葉緑地公園の中を散歩しながら岩倉橋を渡る。ここから樫ケ峰への取付きがあるが、足の回復がいまいちなので、今日はエデンの園から小笠峠へ向かう。車道の行き止まり(標高300m)から焼石原キャンプ場へ入る(注)。今日は誰もいないが週末は家族づれや若者のグループで賑わう。
注:立入禁止ゲートあり(歩行可能)。墓地化は住民運動で中止(2007.3現在)

ゆずり葉緑地公園
「焼石原」
 逆瀬川の流れを遡るが、左岸の山寄りのガレ場を横切りながら道が続く。小岩がゴロゴロして歩きにくい。廃車が不法投棄されている。いままで気付かなかったが、中州に崩れかけた巨岩地帯がある。道から外れて岩の上に登ると、ゆずり葉山系と社家郷山系に挟まれた焼石原の展望が広がる。

焼石原(後方はエデンの園、右樫ケ峰)
元の道に戻るが、この辺一帯はゆずり葉山系の崩壊が進み、各所で道が寸断されている。いずれは砂防工事が行われ様変わりするだろう。背丈を越える雑木の道から小笠峠と船坂を結ぶ車道に飛び出した(標高410m)。手製の道標があり、ハイカーのために最近ガードレールに切れ目がつけられた。

崩壊が進む
「小笠峰」
 小笠峠の少し手前の道標から社家郷山系へ取り付く。立ち木を掴みながら急登すること10分で、この山系最高地点の小笠峰490.3mである。すぐに小笠峰出合の分岐表示がある。

外れ峰出合

キジ谷源頭の鎖場
稜線を直進すれば、西三ツ辻出合、東三ツ辻出合、樫ケ峰を経て往路の岩倉橋へ下りることが出来るが、今日は開通したキジ谷ルートを辿る。道標の外れ峰に従う。すぐ外れ峰出合の道標があり、これを社家郷キャンプ場方面に進む。雑木林を巻きながら下りていくと、沢の源頭に行き当たる。
「キジ谷」
 ガレ場にはロープと鎖がつけられている。これがキジ谷の始まりで、薄暗い谷間に大小の岩がゴロゴロしている。かなりの段差の岩場もある。気をつけないと足元が崩れ、捻挫しかねない。

キジ谷

社家郷大滝
慎重に下るうちに水が湧き出し、やがて渓流となる。絶壁の上に出てぞっとするが、左から鎖を伝わって回り込み、滝の下に下りる。この山系唯一の社家郷大滝は、高さは3mほどで流れは細っていた。傍らの道標に「冷たい岩清水で顔を洗って一息」とある。リョウブの巨木を過ぎ、車道を行く車の騒音が聞こえ出すと、大きな堰堤が立ちはだかる。この先から盤滝交差点にかけて道路の立体工事が行われていたため、キジ谷ルートが閉鎖されていたわけである。

大堰堤
「社家郷キャンプ場」
 堰堤の左から山の斜面に取り付き、車道と並行する道を行く。所々プラ階段が付けられているから、道路工事に伴い新しく整備した模様である。

開通した盤滝道路
社家郷キャンプ場(標高270m)に下りてくる。ここは西宮教育委員会が管理する施設で、管理棟やベンチ、水場、トイレも整備されている。シーズンオフのためか、無人でやや荒れ気味である。ここから樫ケ峰をはじめとする社家郷山系へのハイキングコースがいくつもあり、大分汚れた案内板がある。

社家郷教育キャンプ場
隣接する西宮市の保養施設かぶと山荘に着く。平坦または上りでは足の痛みはないものの、下りで足を突っ張ると違和感があり、もうしばらく様子を見たほうがよさそうだ。迎えの車を呼ぶ。

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