東六甲(東お多福山から蛇谷北尾根)
作成 2004.5.16  ハナミズキ

◆日時:2004.5.12(水) 晴れ
◆場所:東六甲 2.5万宝塚
     東お多福山(697m)、蛇谷北山(840m)
◆同行:コープ山の会29名
◆コース

阪急芦屋川0938発バス→東お多福山登山口1030→東お多福山頂上1125〜1140→621m三角点1150→雨ケ峠1155→本庄橋跡(昼食)1220〜1300→七曲り入口1310→一軒茶屋1410〜1420→石の宝殿1430→蛇谷北山1450→土樋割峠1520→東お多福山登山口1550→バス阪急芦屋川
Route Mapはここ

新人七人を迎え、気分も新たに新緑の六甲へ。夏を思わせる暑さのなか、全身に緑のシャワーを浴び森林浴を満喫した。また、新緑や季節の花々を愛で、楽しい一日となる。

東お多福山

「阪急芦屋川から東お多福山」
 有馬温泉行きのバスはリュックを背負った人たちで満員。そこへ「20分後のバスまで待っていられない。」と幼稚園児15名が保母さん達と乗ってくる。超満員のバスは重そうに急坂を上る。バス停そばの広場でミーティングと準備体操などをする。バスで一緒だった園児たちの姿はなくすでに出発したよう。
いよいよ出発。新メンバーは先頭のリーダーのすぐ後を歩く。咲き始めたニセアカシアの甘い香りが漂う。道のそばにはタニウツギやウノハナも咲き始めている。

ニセアカシア

蛇谷を渡る
住宅のはずれから左側の蛇谷を石伝いに渡る。山の中にはタカノツメやコアジサイも目に付く。
20分も歩くとリョウブばかりの林になる。花からは良質なハチミツが採れ、叉若葉は米と一緒に炊き込んで「リョウブ飯」として味わうことができる。ウグイスの谷渡りが賑やかななか、私たちもまだ元気でウグイスに負けないくらい賑やかに歩く。

東お多福山から最高峰

東お多福山
両側がササ原になった溝のような道を上るともうお多福山山頂。広々とした山頂からは奥池や芦屋の町、西お多福山、六甲最高峰など360度見渡せとても気持ちが良い。真っ青な空にはヒバリの群舞が見られる。木陰がないので、パラソルを広げるメンバーも見受けられる。ここの木はすべて植林によるものとの説明を受ける。
行く手を見ると、バスで一緒だった園児達が輪になって昼食中。私達はだいぶ遅れをとってしまった。しばらく眺望を楽しんだ後、雨ケ峠に向け出発する。
「雨ケ峠から本庄橋跡
 今年は松の花の当たり年(?)とかで風に乗って花粉が飛んでくる。敏感なメンバーはハンカチで顔を覆いながら歩いて行く。モチツツジやヤマツツジが咲き目を楽しませてくれる。ワラビも見つける。621Mの三角点にタッチし坂を下ると雨ケ峠。10人ほどがそれぞれに食事中。ここを素通りする。少し行くとヤマフジもあちこちに咲いている。高い所がほとんどだが、本庄橋跡付近では腰の高さ位に咲いているので、順番に香りを楽しみながら歩く。本庄橋跡で昼食。石のベンチは定員オーバーなので橋手前のカヤの木陰に行き、水音を聞きながら賑やかな時を過ごす。
「七曲りから一軒茶屋」
 急な階段(昼食後はつらーい・・)をゆっくり上がる。足はゆっくりでも目と口は忙しく動かしながら歩く。相変わらずウグイスのさえずりもにぎやか。このあたりからベニドウダンが目に付くようになる。

ベニドウダン

フジ
七曲りの上りが長くなるにつれ皆無口になり下を向いて黙々と歩く。サブリーダーが「下ばかり見ないで少し先を見ながら歩くように。」とアドバイスしてくれるが、それがなかなか難しい。タラノキやマムシグサを見つける。

七曲り

マムシグサ
そのうち空が広がったと思うと一軒茶屋が見えてくる。みな茶屋に入り休憩。かき氷を注文しおいしそう食べているメンバーもいる。リーダーは茶屋の主人と顔なじみとのことで、親しく談笑中。

一軒茶屋

一軒茶屋で休憩
「石の宝殿から蛇谷北尾根
 舗装道路をしばらく歩き、鉢巻山のトンネルを抜け、旧鳥居茶屋跡向かいを右に入る。広場には白姫観音像があり、その裏手の石の宝殿に参拝する。家族杉が高々と聳えている。建物に掛けてある温度計は19度をさし、木影は汗も出ず気持ちが良い。

鳥居茶屋跡

白姫観音
いよいよ蛇谷北尾根の下りが始まる。クマザサに囲まれた激下りを慎重に行く。うっかりすると見落としてしまいそうな蛇谷北山山頂840mに寄り、またまた激下り。蛇谷北山は芦屋市の最高峰である。

蛇谷北山

ヤマツツジ
道の斜面にイワカガミを発見!感激のあまり写真を撮るのを忘れてしまう。残念無念!!鳥のさえずりや季節の花を愛でながら歩けば激下りもまた楽し・・・・。このあたりにもベニドウダン、モチツツジ、ヤマツツジ、コバノガマズミなどが咲いている。
前を行く人との間があくと小走りになるのを見て「間があいても良いからもっと楽しみながらゆっくり歩くように。」とサブリーダーがアドバイスする。下りが続くうち、ダブルストックの新メンバーが大分遅れてしまう。明るい日差しを受けた新緑の美しさは何と言ったら良いのか。疲れも忘れてしまう。
「蛇谷を下る」
 相変わらずまわりをきょろきょろしながら歩いて行くと舗装道の土樋割峠に到着し、しばし休憩。遅れているメンバーと彼女に付き添っているサブリダーを待つがなかなか姿が見えないので、東お多福山登山口へむけ先に出発する。

土樋割峠

蛇谷への下り
一列ではなく横にひろがりおしゃべりを楽しみながら思い思いに下る。右側の蛇谷の水音が快い。民家の庭に桐の花を発見。昔はよく見かけたがこのごろは見かけることが少ない。バス停で待っていると、遅れていた2人も到着しほっとする。
有馬温泉からのバスはリュックの人達で混んでいる。魚屋道を下り有馬温泉で汗を流してきたという熟年おじさんグループと話しをしているうち芦屋川駅に到着する。ここで解散。心地よい疲れと共にそれぞれ家路につく。
途中リタイアする人もなくメンバー全員が無事完歩でき、皆さん!お 疲 れ さ ま で し た。 

新緑の楢橡桂楡欅   ハナミズキ

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