大岩岳と東南峰(東山橋ルート)
更新2024.3.14/2004.6.15 やまぼうし

■山名:大岩岳(384m)、大岩岳東南峰(365m)
■場所:神戸/宝塚 2.5万武田尾
■日時:2004.6.10(木) 天気 曇り、蒸暑し
■同行:ナシ
■コース
東山橋12:30→鉄塔176 13:00→ザレ地13:15〜13:30→鉄塔178 13:40→丸山分岐14:15→大岩岳東南峰基準点14:40→峠(5差路)14:45→大岩岳14:55〜15:00→大岩南分岐15:30→湿地15:35→ザレ地15:45〜55→ダム放水路脇16:15→東山橋16:30
 Route mapはこちら
千刈ダムの放水見たさに、3度目の大岩岳に登る。壮大な眺めを堪能し、引き返して東山橋から登る。この山は展望に恵まれないアプローチが多いが、送電線に沿って尾根筋を行くこのコースは明るく、ところどころのザレ地からの展望も良い。お勧めのコースだ。

大岩岳

「取付きミス」

 東山橋を渡り、地形図破線に従い右の山道に入る。巨岩を回り込み、暗く湿ったぬかるみの谷筋を登る。いきなりヤブ蚊の襲来だ。追いかけられて、15分も奥へ行ってからおかしいことに気付く。左の尾根に乗らねばならない。引き返す途中に踏跡が土手を登っているのを発見。ヤブを漕いで飛び出たところは鉄塔#176であった。ヤブ蚊のお陰で30分のロスだ。鉄塔からは、火の用心標識と幅2mもある快適な巡視路が続く。

羽束川堤と東山橋

高圧線の下を潜り、雑木林から明るい尾根に出てきた。左からの巡視路が合流する。手製の道標によれば、地形図にないこちらが東山橋からの正規のコースらしい。最初から取付きを間違えたわけであるが、よくあることだ。
「ザレ地の展望」

 最初のザレ地に出る。この後何回かザレ地がある。展望が大きく広がる。福知山線、道場駅が眼下に、羽束山、大船山が覗く。浄水場への道に小学生の遠足の列が見える。景色を堪能しながら、遅い昼飯を食う。

ザレ地から道場方面

ザレ地から羽束山

#177の鉄塔を右に見て、2番目のザレ地から行く手に大峰山が覗く。3番目のザレ地からは六甲最高峰も視野に入ってきた。鉄塔#178は林の中だった。送電線に別れを告げて、4番目、5番目と展望のザレ地が続く。程なく分岐点で、右は進入禁止看板だ。方向を見定めて左に緩く下る。明るい尾根にはクリーム色の花穂をつけた栗の木が多い。

栗の花が盛り

送電線に沿って

おしゃべりの声も賑やかな7,8人の美女軍団が下りてきた。今日唯一出会ったハイカーである。地形図の314Pを巻いてすぐ、3叉路となり、丸山方面から登ってきた道と合流する。地形図と少し違う。

丸山方面は右折

大岩岳東南峰取付
「大岩岳東南峰」
 左手の大岩岳方向に進む。すぐ先に右手に登る分岐があり、やたらにテープが巻いてある。いままで気付かなかったが、地形図にある大岩岳の東隣の山へ続くものだろう。歩多楽氏ご推薦の東大岩岳に行って見よう。
急登で息が切れる。ピークを越えると更に次のピークだ。ここには大きな露岩があり、左右にテープがある。大岩岳に近い左を取る。あまり展望はよろしくない。ザレ地に出る。木々の間に大岩岳が覗く。それにしても展望はもうひとつだ。基準点がある。ここが東大岩だけだろうか。これから先は下ってしまう。首をかしげながら下りていくと、そこは見覚えのある5差路の峠であった。ということは東大岩岳でなかったのである。「東南峰」としておこう。最後の力を振り絞って激登し、大岩岳山頂に立つ。

倒木だらけの山道

大岩岳東南峰基準点

ささゆりが咲く
「展望の山頂」
 誰もいない。曇りの割には360度の展望である。緑の千刈ダムを緑の山々が囲む。とりわけ羽束山、大船山が目立つ。六甲連山も良く見える。その他の山々も同定できるがここは割愛する。

大岩岳山頂

大岩岳からの展望(北)

大岩岳からの展望(西) 遠方は鏑射山、右偽ピーク
東大岩岳と称する山はどれだろうか。露岩の見えている山がそうだとしたら、もっと北だ。休憩もそこそこに来た峠に下りる。直進すると、先ほど下りてきた道とは別に、左に巻く道がある。おそらくこれだろう。時間が遅くなってきたので次回の宿題とする。

東大岩岳
「湿原」
 峠から、じめじめの谷筋を南下する。倒木が多い。T字路に出る。左は丸山方向なので、右(西)の千苅方向に進む。湿地帯に出る。丸太を敷いてあるが、雨上がりでぬかるみが広がり、靴がぶすぶすもぐる。やっと山側に取り付く。

T字路(千苅ダム方面と丸山方面)
高台に快適な道が続き、やがて大きなザレ地にでる。振り返れば双耳峰の大岩岳が、行く手には道場方面が見える。これだけ広いザレ地だと下り口が分からない。尾根筋に道があったのだが気づかず、

ザレ地から大岩岳(右が主峰)

ザレ地を下る

深い谷を歩く
南西方向にテープを見つけて、ここを下る。いきなり激下りで薄暗い谷に下りる。岩がゴロゴロして、滝のような流れもある。見失い勝ちの古いテープを拾いながら流れを右、左と渡る。少し明るくなってきたと思ったら見覚えのあるフェンスのところに出てきた。

テープを拾いながら

フェンス脇を下る
「ダムの放水」
  瀬音が近づき、川の縁にでる。相変わらず放水が続いている。横のトンネルから滝のようにゴーゴーと音を立てて流れる様は圧巻だ。ヒメジオンとノアザミと波豆川の堤を歩く。卯の花はもう実をつけている。釣り人がいる。ここは今の時期、蛍が乱舞するとのことである。

千苅ダムに降りてきた

千刈ダムの放水

トンネルの放水

ノアザミ

ヒメジオン

アカツメクサ
卯の花や峡に轟く放水路    ハナミズキ
大岩岳関連ページ
(1)宝塚西谷から大岩岳と丸山 2003.5.1
(2)大岩岳 道場から武田尾へ 2004.9.19
(3)北摂 大岩岳・東大岩岳 2006.1.11
(4)宝塚 丸山湿原から大岩岳2006.9.14
(5)北摂 大岩岳2007.11.23

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