夏の曽爾高原
2004.7.15 やまぼうし
■日時:2004.7.13(火)
■場所:曽爾高原 亀山(849m)
■同行:シニア自然大学花組
■コース:
少年自然の家→亀山峠→亀山山頂→お亀池→戻る
Route Mapはここ

シニア自然大学入校後3ヶ月が経過した。今日は曽爾高原での夏季合宿の日だ。「自然と仲間と親しくなろう」のテーマで、高原の植物観察に出かける。曽爾少年自然の家に宿泊し、緑の亀山散策路を歩く。

亀山から曽爾高原俯瞰

「少年自然の家」
 青少年のための国立の研修施設だが、個人も宿泊可能である。宿泊費無料で、食費とシーツ代のみの安い料金だが、規則づくめですべてセルフサービスである。標高700mの草原に鉄筋2階建て4棟のピンク屋根が映える。

曽爾少年自然の家(背景は二本ボソ山(左)、亀山
「亀山峠」
 曽爾高原といえば秋のススキで有名だがこの時期は緑の草原が広がる。施設の前からハイキングコースが整備されている。亀山(849m)、二本ボソ山(996m)、倶留尊山(1038m)と続く稜線が目の前に広がる。線で引いたように植林と草地の境界線がはっきりしている。山焼など草原の維持管理は大変だろうと想像される。
最高峰の倶留尊山まで登りたいが、本日の目的は植物観察なので、亀山散策路と決められている。後日の楽しみにとって置く。草原の中に3Kmの散策路が続いているのが見える。木の階段道をゆっくり登る。背丈の低いススキのなかで迎えてくれるのはナデシコ、オカトラノオだ。稜線上の亀山峠(810m)につく頃には殆ど植物採集は終わる。

遊歩道(左下お亀池)

亀山ピークに向かう
「亀山」
見晴らしの稜線をアップダウンしながら亀山(849m)に着く。方位盤があり、近くの山々を同定する。眼下に緑の草原とピンク屋根の自然の家が、北は稜線伝いに二本ボソ山、倶留尊山が、西には鎧岳、兜岳、住塚山、国見山が、またオーバーハングして見えるのは屏風岩だ。変化に富んだ山容は火山活動で出来たことを物語っている。

亀山稜線から二本ボソ山、倶留尊山
「お亀池」
 頂上で一息入れて、階段を急降下する。人工林、自然林をぬけてお亀茶屋にでる。湿地帯の中にヨシが生えるお亀池の縁を巡り、元に戻ってきた。30分の道を2時間あまりかかったことになる。図鑑と首っ引きで、採取した植物を同定する。我がグループで同定した植物は53種であった。
曇り空にも晴間が広がり、そよ風の快適なハイキングであった。気象掲示板によると、本日の最低気温20.8 ℃、前日の最高気温25.5℃であった。帰路、梅雨明けの発表を聞く。

出会ったお友達


カワラナデシコ

キキョウ

オカトラノオ

ノアザミ

ホタルブクロ

ギボウシ


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