六甲 杣谷から摩耶山
                                                         作成 2004.9.12 ハナミズキ
◆山名 : 摩耶山(702m)
◆日時:2004.9.8(水) 晴れ
◆場所:六甲 2.5万神戸首部
◆同行:コープ山の会    17名
◆コース
  阪急六甲駅0905→護国神社0920〜0955→杣谷入口1025→杣谷峠1205→摩耶山1255〜1340→山寺尾根→長峰堰堤1500→護国神社1520→阪急六甲駅1535
Route Mapはここ
 前夜の台風18号も日本海に抜け、真夏を思わせる蒸し暑いなか、中級コースに挑戦する。強風に飛ばされた枝や木の葉、たくさんの木の実が足元に転がり、また登山道を塞ぐ倒木もあった。山上ではススキが風になびき、マンジュシャゲやハギが咲き始め、たくさんのアキアカネが飛んでいた。久しぶりに登った摩耶山にはしゃれた国民宿舎ができ、震災前とすっかり変わっていた。少々ハードな山行きだったが、充実した一日となる。

摩耶山上

「阪急六甲駅から杣谷入口」
 六甲駅前から「六甲登山口」交差点を西に歩いていくと、これから登る白い鉄塔の目立つ摩耶山が見えてくる。(あそこまで登れるかしら?と思ってしまう。)しばらく行くと右側にりっぱな鳥居のある護国神社に到着。左側の広場の藤棚の下でミーティングと準備体操をする。リーダーから「歩き始めは準備体操のつもりで特にゆっくりと歩くように・・」とアドバイスされる。

護国神社

住宅街を行く

いよいよ出発。住宅街を登って行くが、坂はきつく日差しは強くで汗びっしょりになる。途中の小学校では運動会の練習か「玉入れ」をしている。しだいに木陰が多くなり長峰堰堤が見えてくる。堰堤の左側から山へと入る。
流れを渡ると杣谷と山寺尾根の分岐表示がある。右正面が杣谷で谷道を行く。

杣谷分岐
「杣谷入口から杣谷峠」
 水音を左に聞きながら大きな石のごろごろしている道を登る。ミンミンゼミが暑苦しく鳴いている。足元には青いままのドングリがたくさん落ちている。登りはどんどん急になるが、風は止んだままで暑いこと暑いこと。Kさんが「気分が悪い」としばらく休む。他のメンバーも堰堤の下で休憩する。

堰堤を渡る

何の花?

昨日の台風18号で登山道にはヤマボウシの紅い実、ツバキの実、カキの実、イガグリ、アケビなどさまざまな実が落ちている。足の踏み場もないほどマツボックリが落ちている所もある。ヤマボウシの紅い実を拾いかじってみる。オレンジ色のねっとりした果肉は甘酸っぱくてとてもおいしい。あちこちに色とりどりのキノコが生え、目を楽しませてくれる。ヤマウルシが倒れ道をふさいでいる。幹や葉に触らないよう慎重に潜る。

杣谷の滝

杣谷峠への石段

やがて登山道は急坂となり、土道から石段に変わる。そしてどこまでも続いている。みなフーフー言いながら黙々と登る。やっと杣谷峠に到着する。奥摩耶ドライブウエイのそばでしばしの休憩。
「杣谷峠から摩耶山」
 しばらくドライブウエイ右側を歩く。車道脇にはフジウツギが咲き乱れている。谷を越えて六甲山牧場が見える。車道を渡り、アゴニー坂を登る。

六甲山牧場

両側のクマザサがきれいに刈り取られ歩き易い。あたり一面に清々しいササの香りが満ちている。摩耶山天上寺を経てしゃれた国民宿舎「オテル・ド・摩耶」前を通り、摩耶山に到着する。平日のためか広場はひっそりとしているが日差しが強い。大きなモミの木の下で昼食とする。

アゴニー坂入口

摩耶山上
「摩耶山から山寺尾根を経て長峰堰堤」
 山上展望台の左脇から石段を下り山寺尾根を下る。まったくの激下りで足の緊張がずっと続く。両側の木々に掴まらないとどうしようもなく、昼食後ののんびり気分が吹っ飛んでしまう。このあたりはネジキが多い。急な連続の下り道となるが、木々の間から、たどってきた杣谷が左眼下に眺められる。台風の影響か谷の木々の葉色が茶褐色に見える。下りるのにみな疲れ切ってしまい、休憩時にはぐったりと座り込んでしまう。尾根道なのに風が通らず蒸し暑い。

山寺尾根で

リーダーとサブリーダーに励まされながらやっとの思いで長峰堰堤に到着する。冷たい川水で顔や手を洗い疲れを癒す。リーダーから「きょうは前期(四月〜九月)の総仕上げのテストだったがみな合格!」とお褒めの言葉をいただき、皆で拍手。ストレッチをして解散する。駅まで西日に照らされながら思い思いに歩く。

ハギ

ススキ

ヒガンバナ
    足元の木の実避けつつ登りけり   ハナミズキ

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