生駒山 アジサイのぬかた園地

(くさかコース〜摂河泉コース)

作成 2005.7.7やまぼうし
■行先:生駒山 ぬかた園地
■場所:大阪市 地形図2.5万 生駒山
■日時:2005.6.28() 曇り時々晴れ
■同行:シニア自然大学同窓生8名
■コース
  近鉄石切駅(0945)→くさかコース→コブシ谷(1055)→縦走路→ぬかた園地(1215〜1330)→摂河泉コース→近鉄額田駅(1520)
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「はじめに」
 生駒山の山頂は、遊園地や電波塔が立ち並び、ハイウェイが走る。ハイキングコースというよりドライブコースになってしまった。一等三角点も遊園地の中と聞く。大阪府は西麓に手近なハイキングを楽しめる府民の森を整備して、今は多くのファミリーハイカーに親しめるようになった。アジサイの季節、仲間とともに府民の森を散策する。
「くさか道」
 石切駅に集合したのは8名。カラ梅雨で、朝から暑い。ドリンクをもう一本補給して、舗装の道を登山口へ歩く。住宅開発地から送電線が一直線に山頂に伸びて、電波塔が覗く。かなりの急傾斜を覚悟しなければならないようだ。くさかみちと書かれた石柱からしばらく舗装の民家の間を登る。

くさか道

自然林を登る

清光寺への途中から道標に従って左の山道に入る。えぐれた地道と階段を曲折しながら登って行くが、雑木の林の道は日を遮ってくれるのでありがたい。くさか園地の案内板(標高240m)で一服し汗をぬぐう。

大阪市街が覗く

アベマキの展望所
ジグザグに急登し、アベマキに囲まれた展望所(280m)から眼下に大阪市街が望む。ここで幹事を務めるO氏が皆に数枚のコピーを配り、浪速の歴史を語りはじめる。ただのハイキングではなく、歴史と自然の山歩きというわけで色々心配りしてくれる。ウグイスにまじりチョットコイ、チョットコイはコジュケイ、トッキョキョカキョクはホトトギスだ。
「コブシの谷」
 やっと急な登りから開放されたところはコブシ谷だ(標高390m)。小さな東屋があり、コブシの木があちこちにある。今は幼児の握りこぶし大の実をつけている。(コブシの名前の由来)。早春には白い花で賑うそうだ。

コブシの谷

縦走路

ゆるい上りを突き詰めていくと、舗装の縦走路に飛び出した(430m)。ニセアカシアと書かれた樹のそばに休憩ベンチと移動式トイレが設置してある。石切まで2.2Kの道標が立っている。ここまで上がってくると吹き抜ける風が涼しい。
「縦走路」
 縦走路は山頂直下の標高500m付近の斜面に沿って続き、管理用の車が通れる幅である。高木の自然林が日陰を作り、夏でも涼しい。所々の切り開きから、スモッグに煙る大阪市街が覗く。山肌のクマノミズキが薄黄色の集合花をつける。ヤマボウシの白い花(実は総苞片)もある。地上より約1ヶ月開花が遅い。

クマノミズキ

ヤマボウシ
道端にホタルブクロが咲き、野生のムラサキシキブも薄紫の花をつける。ヤシャブシが大量に落ちている路上にさしかかるや、Nさんが突然ビニール袋を取り出し拾い集めにかかる。地域活動での自然工作の材料にするのだ。皆でお手伝いしてビニール袋一杯になる。
「ぬかた園地」
 やがてぬかた園地の案内板があり、アジサイが散見されるようになってきた。家族連れも多くなってきた。アジサイ園の入り口(530m)からはつづら折れに下る道の両側に青、ムラサキ、白、ピンク色とりどりのアジサイが咲き誇っている。途中のベンチを見つけて昼食の大休止。着替えを済ませる。

ぬかたアジサイ園
まだまだアジサイが続くが、バイパスして薬草園を通り、園地の事務所で休憩。空になったペットボトルに水分を補給する。
「額田」
 折角の生駒山642mなのであと100mの山頂を極めたいところだが、団体行動で諦めざるを得ない。ネット情報では遊園地のミニSL線路の真ん中に三角点が鎮座しているらしい。またの機会として、ここから摂河泉コースを額田駅まで下る。

アジサイ園事務所で

摂河泉コースへ
ガードを跨ぎ、下りに懸かると団体さんと合流するがやり過ごす。オカトラノオが咲く。途中の額田展望台(280m)による。デッキから180度大阪市街を望む。最後は手すり付の遊歩道をジグザグに額田の市街地へ下る。両手に杖のTさんの歩き方がおかしい。担架を作らずに、どうやら下界にたどり着きほっとする。しかし猛烈な暑さだ。電車のクーラーに一息つく。

額田展望台デッキから
「銭湯」
 鶴橋駅で遠方からの参加者と別れを告げ、この辺では顔役のI社長の案内で¥360のチリチリの銭湯に飛び込む。震災以来だ。あとはお決まりコース。

白鶴温泉

鶴橋といえば、キムチと焼肉天国。呼び込みの激しい中、目指す店へ。焼石に水のビール。疲れはすっきりの翌朝だった。

出会ったお友達

関連ページ:生駒山(辻子谷〜暗峠)(2014.1.5)


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