六甲 谷上〜森林植物園〜新神戸
作成 2005.8.7やまぼうし
■行先:神戸市森林植物園 2.5万 神戸首都
■日時:2005.8.5()
■同行:13名
■コース
神鉄谷上駅10:00→山田道→神戸森林植物園(11:5012:30)→長谷池→東門1315→トエンティクロス(徳川道)→市が原14:10→布引貯水池14:40→布引滝15:00→新神戸駅15:15
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シニア仲間と神戸森林植物園へ自然観察ハイキング。体力気力のあるメンバーとともに真夏の六甲を北から南へ横断する。近畿で今年最高38度を記録した日でしたが、最後のビールを目指して無事完歩しました。

森林植物園長谷(はせ)池で
「山田道」
北神急行三宮10時に14名が集合。真夏のハイキングとあっていつもの半数のメンバーだ。1駅\520の切符で六甲トンネルを抜け北神戸の谷上駅へ。240mの標高を稼いでくれるから安いのかも知れない。

山田道を行く

丸山谷
暑い、風もない。山田道の道標に従って阪神高速の高架をくぐり、丸山谷の渓谷に入る。森林が日陰をつくってくれるから助かるものの、風がないので汗が発散しない。休憩が増える。コースガイドでは登り1時間だがまだ半分だ。森を抜けると炎天の造成地に出てきた。コンクリート水路に沿って道は続く。道路わきのクズの葉は日射を防ぐため、葉っぱを裏向きにして閉じている。これも自然の摂理だ。紫の房状の花をつけた低木が延々と続いているが何の樹だろうか。これはフジウツギです。後で分かりました。
「森林植物園」
標高450mの車道にでる。目の前が植物園の入口だ。2時間かかった。65歳以上の兵庫県在住者は入場無料だが、四捨五入はだめだそうだ。

車道に出る

森林植物園入口
メタセコイアとラクウショウの木陰で昼食。ひんやりして気持ちいいが、うれしそうに茶店の赤や黄色のカキ氷をなめているおじさんもいる。ビールもある。特に目立つ花が少ないこの時期は閑散として、他に2、3組の家族連れがいるだけ。セミの声が響くが、午後に鳴いているのはアブラゼミ。クマゼミは午前中だけ、またメタセコイアの木が嫌いだそうだ。

メタセコイアの木陰で

ムクゲ
思い思いにメイン道路を長谷池(はせ)に向かう。両側のアジサイはほとんどが剪定されている。白いムクゲの花が目を引く。長谷池はスイレンで埋め尽くされているが、もう花はない。園内を回りバス便で帰る予定であったが、この暑さで元気が出ない。園内散策組とハイキング組に分かれて、私はトエンティクロスを新神戸へ下ることにする。2時間半の道のりを10名が同行することになった。
「トエンティクロス」
野鳥の森入口から林を下る。はじめてミンミンゼミの声を聞く。大きな池を過ぎて、東門に出てきた。ここには料金所がないので、自由に入場できるが、立看板には正面入口で入場料をお支払いくださいと書いてある。トエンティクロス(徳川道)に合流する。その名のとおり20回も川を渡るようだが、とにかく岩ごろの渓流を何度もわたる。樹木が多く日陰がうれしい。夏休みで飯盒炊さんの小学生の団体以外、ここを歩いている人は少ない。

植物園東門

トエンティクロス
堰堤が続き、そのたびに乗り越えの登りがきつい。二十渉堰堤を下りて休憩。二十渉とは文字通りトエンティクロスだ。地獄谷出合を過ぎて、六甲縦走路に合流、市ヶ原桜茶屋前で休憩。ビールにありつけると思ったら、平日のため今日はお休みだ。再度山へ続く縦走路と分かれて布引方面に下る。舗装道路が続くが、途中で布引貯水池への道を下る。このあたり道路がややこしい。
「布引」
布引貯水池(200m)に下りてきた。湖面に深い緑の森を映し静まり返っている。堰堤からはハーブ園への新神戸ロープウェイ(夢風船)が見えている。神戸の街が近い。流れ落ちる生田川の渓谷を下る。

布引貯水池

同堰堤
下りの石段が続きひざが悲鳴を上げだす。布引展望公園(180m)で休憩、神戸市街が眼下に広がる。再び急階段を下り、布引雄滝に立ち寄る。落差43mで、白い岩肌を勇壮に落ちていく迫力に圧倒される。ほかの雌滝、夫婦滝、鼓滝を総称して布引の滝という。

神戸市街を一望

布引雄滝
「新神戸」
最後の急坂を下りると、新神戸駅の北に出てきた。この駅は生田川をまたいで建っている。川原で子供たちが水遊びに夢中である。咽のひりひりは三宮まで持ち越し、阪急三宮駅北通りの居酒屋に飛び込む。まだ時間が早いのでサービス価格のビールで喉を潤す。生き返った。熱中症にもならず、皆さんよくがんばリました。今日は植物園観察というより、真夏の耐暑訓練ハイクだった。万歩計は25000歩を示している。
 

関連ページ:紅葉の六甲 2017.11.27
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