北摂 初秋の千丈寺山

作成 2005.9.19  ハナミズキ
◆日時:2005.9.14(水) 曇り時々晴れ
◆場所:千丈寺山(589.6m)  2.5万藍本
◆同行:コープ山の会21名
◆コース
JR宝塚0900→JR三田0918→母子行神姫バス0945 →乙原バス停1010→大根橋脇登山道入口1030〜1050→祠1220→千丈寺山頂1240〜1310→天満宮1420→北浦バス停1430(1439の三田行きバス)→JR三田1505
Route Mapはここ

千丈寺湖からの千丈寺山
千丈寺山。黄金色の稲、たわわな栗や柿の実など視覚から秋を満喫した一日であったが、7月に続きまたもやキイロスズメバチの奇襲を受け、黒いズボンの一人が被害にあってしまう。これから山へ行かれる皆さんくれぐれもご注意下さい。

「乙原バス停〜登山口」
乙原バス停で下車するとすぐ脇の溝に彼岸花が咲いている。刈り取りを待つ稲穂が風に揺れ、「花とみのりの道」と名付けられたコンクリート道を進む。ガマズミの赤い実、尾花、ソバの花、ヒヨドリバナ、そして栗まで拾い登山口まで歩く。ここできょうの行程の説明を受けストレッチをする。

ヒガンバナ

ガマズミ
「登山口〜峠」
ヒノキの植林帯と雑木林の間の登山道を上っていく。しばらく行くとコナラやアベマキの立ち並ぶ気持ちの良い山道となる。ヒサカキも群生している。腰丈ほどのサンショウの枝に前を行くメンバーの体が触れ、爽やかな香りがたちあがる。

花とみのりの道

コナラ、アベマキの山道
植林帯と伐採帯の間を上っていくが、うしろのサブリーダーが「こんな道は上ったことがない。」と言い始める。伐採された枝が積み上げられた所を落ちそうになりながら上る。あとで分かったが、ハチが飛び回っていたため迂回ルートをとったとの事。そういえば先頭を行くリーダーは蜘蛛払いの棒のほか殺虫剤を持っている。
「峠〜祠」
峠を過ぎ、南に向かう。左手側にはヒノキの幼木が植えられているが幾重にも重なる山々が望める。木陰がなく暑いが黙々と歩を進める。列の中ほどを行くメンバーが朽ち果てた切り株に靴を引っ掛けてしまう。すると切り株の中から何匹ものキイロスズメバチが飛び出してきた。

伐採地の境界を登る

「ハチだ!みな逃げろ!」とサブリーダーの声が飛ぶ。少しでも遠くへと走る。道なき道を上り全員が一箇所に集まる。すると黒いズボンの人が「わたし刺されたみたい。ここがチクッとした。」と右太ももを指す。皆の注視のなかリーダーより器具による毒の吸出し、水洗い、軟膏つけと手当てをして貰う。やはり黒は危険だ。
「祠〜頂上」
ショックでどっと疲れが出てしまうが、気を取り直し、しばらく上るとミツバツツジ、ソヨゴ、リョウブなどの茂る歩きやすい道となる。そして祠に到着。昼食休憩は山頂ということなのでここは素通りする。山頂には秋の草花に囲まれた一等三角点があり、風が吹き渡り、ママコナが咲き乱れている。

一等三角点

ママコナ
帰りのバスの時間の関係でいつもより短い昼食タイムとなる。山頂から北摂の山々が、一際大船山の鋭峰が光る。

山頂から大船山を望む
「頂上〜北浦バス停」
下山にかかるが尾根歩きのためかなかなか高度が下がらない。千丈寺湖が下のほうに見え、実り田が黄金色に輝く。左手は松茸山なのか汚らしく千切れたビニールテープが現れる。ナツハゼの紫色の実やヤマボウシの赤い実を口に入れながら歩く。

眼下に千丈寺湖が広がる
岩場が多くなり急な下りとなる。視界が開け前方に気持ちの良い風景が広がるが、列が止まらずどんどん下っていくので風景を楽しむ余裕がない。「バスの時間がせまっているので急いで・・・」との声が聞こえる。14:39のバスを乗り過ごしたら2時間ほど待たなくてはならない。

北浦天満宮へ下山

実りの秋
堰堤に降り天満宮脇から国道へ出る。急ぎ足で北浦バス停へと向かう。クーラーのよく効いたバスから田園風景を楽しみながら帰路に着く。ハチ騒動におもわぬ時間を取ってしまい急いだ下山であったが、毎晩のスクワットが功を奏したのか足が痛くならずほっとする。

鳥となり赤い木の実を食べにけり   ハナミズキ

関連リンク
1.2004.3.21北浦から上青野
2.1994.1.9緑風台から南尾根

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