六甲  鷹尾山から荒地山

作成 05.11.14  ハナミズキ
◆日時:2005.11.09() 晴れ
◆場所:六甲 荒地山(549m)  2.5万宝塚、西宮
◆同行:コープ山の会20
◆コース
阪急芦屋川0930→山芦屋公園09401000→鷹尾山分岐1010→鷹尾山10451055→道畦→岩梯子1200→荒地山山頂12351310→魚屋道合流1330→横ノ池→風吹岩1350→蛙岩1420→会下山遺跡1450→登山口1500→阪急芦屋川1520
Route Mapはここ

荒地山を望む
真っ青な空に木々の紅葉が映え、なんとも気持ちの良い1日、季節の移ろいを全身に感じながら歩く。岩の上でじっとしているカマキリや、力無く飛ぶ蝶など残り少ない命の生き物にいとおしさを感じる。
「芦屋川〜鷹尾山」

鷹尾山を目指す

ハゼの紅葉
山芦屋公園での準備体操後、ヤマハゼの紅葉が美しい鷹尾山をめざす。住宅が途切れ、山道に入ると落ち葉の香りに包まれる。ミツバツツジ、モチツツジ、コナラ、ヤマモモ、足元にはコウヤボウキなど見慣れた植物が我々を迎えてくれる。見上げるとヤマハゼの赤い葉がひときわ美しい。散り敷く赤い葉を踏んで気持ち良く歩く。
「鷹尾山〜道畦」

鷹尾山からの芦屋市街

荒地山を望む(奥)
ヤマモモの大木がある鷹尾山に到着し休憩する。道畦とは道が痩せて細いことを言うのだそう。アキノキリンソウが所々に咲く道畦にはソヨゴや先日明神山で習ったカマツカやウラジロノキの赤い実が可愛らしい。手を伸ばしウラジロノキの実を口に入れる。リンゴやナシのような食感で不味くない。仲間にも教えたいがどんどんと歩いて行ってしまうのでその余裕がない。団体行動では仕方がないのかもしれない。行く手に岩がゴツゴツと露出した荒地山が見える。岩梯子の少し手前で腹ごしらえを兼ねた休憩をとる。リュックを下ろすと汗の背中が冷たい。
「道畦〜岩梯子〜荒地山」
岩梯子が近づくと、登山道にも大きな石が目立つようになる。人数が多いので時間がかかるという理由で正規の岩梯子ではなく右の迂回ルートを取るという。軍手は滑るのではずすように言われる。手と足でバランスを取りながら慎重に岩を掴んで上る。前の人の靴のかかとが目の前にある。

岩梯子

手製の梯子
振り返ると芦屋の市街地が一望に見渡せる。猿回しのテラスで一休みした後、またしばらく岩と格闘する。上り詰めるとヒサカキやリョウブ、ネジキの生えたササ道となり、今まであった赤い落ち葉が見当たらない。あまり見晴らしはきかないが、昼食にちょうど良い広場のある荒地山山頂に着く。
「荒地山〜風吹岩」
昼食後、クマザサの刈り取り跡のある道を下る。午後の陽射しがタカノツメの黄葉を金色に染める。この辺りにも赤い落ち葉はない。歩き易い道をどんどん下り、魚屋道と合流する。多数決で横ノ池には寄らず風吹岩までまっすぐ下山する。
「風吹岩〜蛙岩〜会下山遺跡〜芦屋川」
コナラ、アベマキの大木が多く、一本だけカゴノキを見つける。振り返ると荒地山の全貌が見え、猿回しのテラスでは登山者が動いている。頂上で出会った人たちかもしれない。

蛙岩

会下山遺跡
しばらく眺望を楽しむ。下山途中、3、4人の男性が登山道脇の大きな柿の木に上り、枝ごと柿の実を取っているのを見つける。不心得な登山者もいるものでがっかりしてしまう。

風吹岩からの展望
蛙岩、会下山遺跡(えげやま)で小休止後、快い疲れと共に芦屋川に到着し解散する。
絶景と声上げにけり谷紅葉  ハナミズキ

トップへ戻る
inserted by FC2 system