生駒山系 交野山と国見山
作成2006.3.6やまぼうし

■行先:大阪府交野市 交野山(343.5m)、国見山(286.5m) 2.5万枚方
■日時:2006.2.24() 晴れ
■同行:シニア自然大学19
■コース
JR津田1010→サワガニの小路→白旗池(110020)→交野山(11401200)→白旗池(12201300)→国見山(132030)JR津田1415
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津田駅付近からの交野山系
交野山(こうのさん)は交野市(かたのし)のシンボルである。山頂には 観音岩といわれる巨岩が聳え立ち、古くから神の宿る山として崇められてる。巨岩の頂上から春霞に煙る京阪平野と六甲、北摂、京都の山々を展望する。

「いきものふれあいの里」
JR学研都市線津田駅に降りたのは初めてだ。普通電車しか停まらないこじんまりした駅だが、駅前はちょっとした商店街になっていて枚方へのバスが発着している。背後は生駒山系が標高を落としながら緩やかに北に延びている。

サワガニの小路を急登

観察小屋や樹木名札がある

ガードを潜り、駅の北に出て警察学校や枚方変電所を見ながら、交野CCの専用道路を上る。最初のヘアピンカーブ(標高140m)に案内板があり、ここからハイキング道に入る。「サワガニの小路」というせせらぎに沿った急勾配の登りに息が切れる。樹木名の札がかかり、途中にバードウォッチング用の観察小屋が立っている。ここは交野森林公園に隣接する交野いきものふれあいの里である。
「白旗池」
最後の階段を上ると、親水ゾーンの中心地白旗池に出る。標高が240mのこの池は冬にはカモやオシドリが渡ってくる。

いきものふれあいセンター

白旗池のマガモ
池端のいきものふれあいセンターの小屋で休憩し、備え付けの望遠鏡や手持ちの双眼鏡で水鳥を観察する。池のはずれの岩陰にマガモ、オシドリを散見するが、肉眼では識別が難しい。
「交野山」

白旗池と交野山

交野山への登り
池の縁を回り、交野山に向かう。ゴルフ場専用道路を横切り、トンボ池の横から再び階段の山道を登る。案内板には「おにやんまの小路」と書かれている。標高差100m、山道というより遊歩道と言ってよい。頂上直下には鎖の手すりも付いている。途中、老夫婦が休んでいる。地元の皆さんに親しまれているようだ。

観音岩

交野山古代岩座址
巨岩が見えてきた。数人の人影がみえるが、あれが頂上の観音岩のようだ。「交野山古代岩座址」の石柱が立つ巨岩の山頂(343.5m)から、360度の展望が広がる。生駒、六甲、箕面山系、天王山、ぽんぽん山、小塩山、愛宕山が、比叡山、醍醐山など京滋の山々は霞に隠れている。

山頂からの展望
「国見山」
展望を楽しんだあと、元の道を下山して白旗池に戻り、ベンチで昼食をとる。池の縁を回り、ゴルフ場の境界を国見山へ向かう。遊歩道はコナラの林をつきぬけ、平坦な尾根に続いている。
国見山頂上
道から少し外れて国見山(286.5m)があった。案内板によれば旧津田城があった場所である。振り返れば交野山がひときわ高くそびえる。眼下には京阪平野が広がり、工事中の第2京阪道路が真下に見える。京都の山々がいっそう近い。

見事な人工林
見事なスギ、ヒノキの人工林を通り、渓流に沿って下山する。どなたが仕掛けたのかシシオドシが響く。右手におおきなグランドを見ながら市街地に下りてきた。津田駅からの帰りの電車の窓から、交野山の巨岩が白く光って見えた。
注:交野山及び国見山標高は2.5万地形図と異なっていますが、交野市発行の詳細地図の標高としました。
関連ページ:2012.1.6交野山と国見山

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