六甲 ロックガーデンから金鳥山
作成2006.3.15やまぼうし

■行先:六甲 金鳥山(338m) 2.5万西宮
■日時:2006.3.2() 晴れ一時雪
■同行:櫻守の会 9
■コース
阪急芦屋川1030→高座滝1105→ロックガーデン中央尾根→風吹岩1215→金鳥山(12501315)→保久良神社(13351400)→岡本南公園(14351450)→阪急岡本1500
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ロックガーデン
快適なロックガーデン歩きも天候急変で吹雪に。慌てた下山で、地形図の金鳥山を見失う。梅見には少し早すぎたようだが、保久良神社の巨木群に感動する。わがルーツのササベザクラに出会えて満足する。

「高座滝」
 ロックガーデンを歩くのは震災後初めてだろう。Dさんの音頭で櫻守の会メンバー9名が、阪急芦屋川に集合する。簡単なミーティングの後、前日の雨で水音を増した芦屋川を遡り、高級住宅街の道を高座(こうざ)の滝に向かう。
高座の滝
風は冷たいものの空は晴れ渡っている。滝口(標高218m)に着く前に、一汗かいて上着をとる。標高差約200mの舗装道路の上りは結構こたえる。

「ロックガーデン」
 高座の滝で一息入れる。滝の左を巻くとロックガーデンが始まる。三点確保で岩場をひとつひとつ登ると背後の山あいに芦屋の海岸から大阪湾が覗くようになる。
ロックガーデンを行く
右手の高座谷の堰堤に猪が現れる。この辺の猪は人の気配がすると現れて餌をねだるのだそうだ。岩場が続く。えーえ、猫まで現れる。隣の尾根筋に見えていた鷹尾山(263m)がだんだん下に遠ざかり、大阪湾の展望も広がる。

「風吹岩」
 岩場を登ること約40分で、最初の鉄塔(320m)に到達する。ここでロックガーデンは終わり、この先はゆるい上りの雑木林となる。ついで2番目の鉄塔(380m)に到着。天候が急変し、霰や雪が降り出す。岩梯子で名高い荒地山(549m) が右手にかすむ。

風吹岩
時々樹の下で雪を避けながら風吹岩(437m)に到着する。雪が降りしきり、展望もあまりきかない。

「金鳥山」
 丁度お昼時だが少し休憩しただけで、雪宿りできそうなところを探しながら下山にかかる。雪は積もるほどではないが、六甲最高峰から下ってきたグループによると、頂上付近は一面の銀世界だそうだ。ゆるく下って少し上ったところに旗振山406mと書かれた古い鉄塔が立つ。昔でいえばのろし台だ。
雪が止んできた。七兵衛山との分岐を経て地形図上の金鳥山(338m)付近に下りてきた。しかしそのような表示はない。道すがら金鳥山のルート表示はあるが実際の山は何処なのだろう?一行から外れてGPSを頼りに金鳥山探しをする。

金鳥山への道

地形図上の金鳥山
地形図記載のアンテナは何処にもない。平坦な雑木林を切り開いた場所にテーブルとベンチがしつらえてあるが、どうも此処らしい。一応写真に撮って、少し下の広場で昼食中の一行に追いつく。

金鳥山三角点(点名本庄山)
帰宅後ネットで調べると、地元では標高424.5mの点名本庄山を金鳥山としていることが分かった。地形図を見ながらハイキングしていると、気付かずに通り過ぎてしまう不幸な山である。天気はすっかり回復し、青空が覗く。
「保久良神社」

保久良神社から六甲アイランドの展望(右遠方が神戸空港)
山道から参道のような階段の道に変わる。見晴らしが開け、眼下に六甲アイランドが、右手にはポートアイランドと開港したばかりの神戸空港が見える。

梅林

ヤマモモの巨木群
猪親子が戯れる保久良神社の梅林に入る。寒波で開花が遅れ、花には少し早かったようだ。神社境内には樹齢数百年と思われるヤマモモやクロガネモチの巨木が茂り、圧巻だ。
「桜守公園」
 時間も早いので、有志で岡本南公園に立ち寄る。ここは櫻守公園とも呼ばれ、桜博士であった笹部新太郎邸の跡地に、ササベザクラやヤマザクラ、エドヒガンザクラ約30本を植えている。

櫻守公園
櫻守の会員としては必見の場所である。博士の遺徳を偲びつつ、阪急岡本駅に戻る。


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