宝塚最高峰 岩原山

エデンの園〜六甲縦走路〜ナガモッコク尾根
作成2006.3.30やまぼうし
■行先:宝塚 岩原山(573m) 2.5万地形図 宝塚
■日時:2006.3.25() 快晴
■同行:単独
■コース
エデンの園1200→六甲縦走路1225→譲葉山1235→岩原山分岐1305→無名峰1310→岩原山分岐(13301340)→岩原山1350→ナゴモッコク尾根→知るべ岩1500→生瀬駅1540
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あまりにも天気がいいので自宅からぶらぶらと岩原山へ。未踏だったナガモッコク尾根を蓬莱峡に下りる。
「エデンの園」
 宝塚の最高峰、岩原山へは「エデンの園」のナダウラ堰堤から登るのが一番近い。エデンの園までは逆瀬川駅からバス便もある。堰堤の階段から右の尾根に取り付く。標高はすでに330mある。

エデンの園 ナダウラ堰堤

縦走路へ続く道
エデンの園の建屋を下に見ながら、コナラやアカマツの雑木林を行く。訪れるハイカーはほとんどいないが、しっかりとした山道が北上する。急傾斜で落ち葉に足をとられる。途中、藤づるや倒木が多く、かなり荒れている。人が座れるようなサルのコシカケを発見する。谷を左に見て、緩やかな上りになると、すぐ六甲縦走路(標高500m)だった。約30分である。
「譲葉山」
 縦走路を塩尾寺寄りに少し戻り、譲葉山に立ち寄る。鬱蒼とした林の真ん中に526mと書かれた立派な標識が立つが、地形図上の譲葉山514m(東峰)の地点ではなく、その西方のピーク(譲葉山中峰)である。(S55発行の地形図は526m峰を譲葉山としている)

526mの譲葉山(中峰)

縦走路 岩原山分岐 道標33
縦走路を引き返し、岩原山の分岐点に着く。時間も早いので、反対側(東)の無名峰(譲葉山西峰)を探索する。途中に岩原山へ300mと書かれた道標が放置されている。縦走路の分岐点に立っていたものだが、根元が朽ちて倒れてしまったらしい。

無名峰555m(西峰)
無名峰(555m)は伐採されたアカマツが2、3本あるだけで展望はまったくない。これも譲葉山のひとつと数えてもいい。譲葉山系4つのピークの中で標高が一番高い。
「岩原山」
 岩原山分岐点で遅い昼食を摂っていると、宝塚方面へ向かうハイカーが次々通り過ぎる。中高年ばかりでなく、高校生風や若い人もいる。

宝塚最高峰の岩原山
10分ほど登ったところが岩原山だった。宝塚最高峰573mと記した標識が立つが雑木の中で展望はない。宝塚市の測量図では571.4mとなっている。
「ナガモッコク尾根」
 北西に続く熊笹の道を下る。ここからナガモッコク尾根が始まる。白、赤、黄のテープが賑やかでヤブに踏み込む心配はないが、分岐では注意が必要だ。標高450m付近の鞍部まで急激な下りが続く。鞍部は十字路となっていて、右(東)は赤子谷、左(西)は大谷に下るが、知るべ岩へはそのまま北へ進み小ピーク478mの二又で左にとる。右(東)は赤子谷西尾根である。

ナガモッコク尾根へ熊笹の下り

大谷(左)・赤子谷(右)分岐
二つほど小ピークを越え、急傾斜をジグザグに下る。標高300m付近で左がガレ場となり、少し見晴らしがきくようになる。背後にもっこりとした岩原山の姿が、隣に大平山の無線中継アンテナが覗く。西方に目をやれば、断層上の船坂集落が、その下に蓬莱峡の奇岩や座頭谷の堰堤が見える。

ナガモッコク尾根から蓬莱峡(座頭谷)を望む
「知るべ岩」
 トラロープの急斜面を下りると深いシダの群生地に入る。正面に、七曲の車道と琴鳴山の砕石場が覗く。トラロープが続き、最後に難所のガレ場をロープで下ると、蓬莱峡の河原(標高160m)に下りてきた。

七曲と琴鳴山

知るべ岩の曲がり橋
目の前が知るべ岩の曲がり橋である。予定していた知るべ岩バス停の便は冬季ダイヤで運休だった。座頭谷を下ってきた大阪のグループとともに、車道を生瀬駅まで40分歩く羽目に。

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