春の甲山
作成2006.4.11やまぼうし
■行先:西宮 甲山(309m) 2.5万宝塚
■日時:2006.4.3() 晴
■同行:櫻守の会8名
■コース
仁川駅0930→地すべり資料館1000→甲山森林公園1040→甲山11301200→北山ダム12101230→北山池1310→銀水橋1340→夙川駅1440
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甲山森林公園
手近な甲山だが、未踏のルートがあった。仁川地すべり資料館と北山池ルートを経て夙川へ。開花予報で前倒ししたお花見ハイキングだったが、早すぎてしまったようだ。

「地すべり資料館」
駅前再開発で新しくなった仁川駅にはじめて降りる。競馬場へは地下道が、明るくなった駅前広場には六地蔵が祀られている。今日は五ヶ池経由ではなく、地すべり資料館から甲山森林公園を回るはじめてのコース。

仁川の河川敷を遡る

地すべり資料館の公園を上る
車道を避けて、仁川左岸の河原を遡る。4つ目の橋を右岸に渡り、住宅街の坂道を登ると鎮魂碑があり、隣に「地すべり資料館」が建つ。阪神大震災で34名の犠牲者を出した地すべり現場の斜面は、砂防杭で補強され花と緑の公園となっている。緩やかな傾斜を見ると、災害がうそのようだ。(合掌)
「甲山」
広場の階段を登り、森に入り込む。一寸した林を抜けると遊歩道に合流し、石段を巻きながら登ったところが甲山森林公園の展望台であった。177Pに送電線鉄塔が立ち、宝塚の自宅からも見える。眼下に今辿ってきた仁川が、そのむこうに競馬場や阪神平野、大阪湾が広がる。

甲山森林公園展望台(眼下は仁川)
一息入れて、公園内を歩く。散策路の樹木には名札が掛かっている。ミツバツツジが花をつけ始め、ソメイヨシノは開花したばかりだ。白い花びらはコブシ、黄色はサンシユウ、濃いピンクはハナノキ。噴水を回り、外周道路沿いの自然の家に立ち寄る。リニューアルされ、円形の建屋には甲山の自然や生き物を紹介した展示室ができている。


甲山頂上と三角点
目の前の登山口を登る。U字にえぐられた砂礫の道が、神呪寺からの参道と合流する。源頼朝の塚を見て、石段道をジグザグに登る。標高差120mを30分かけて頂上三角点(309m)にたどり着く。運動場のような頂上広場はコナラの高木が取り巻き、真っ青な空だけが広がる。
「北山池」
昼食後は自然観察池へ降りて、北山ダム湖畔を巡る。標高220mの湖畔の桜はまだつぼみであった。植樹されたという荘川桜を探すが、誰も特定できず。湖畔を離れて国有林へ入り、北山池へ向かう。

北山ダム

北山の巨石地帯
緑化植物園との分岐を南下する尾根筋には巨岩が点在し、そのピークから西宮市街や大阪湾が展望する。霊場めぐりコースや五箇山にも見るように、甲山一帯には風化した巨岩が多い。

3段の北山池
北山池に下りてきた。3つの池が段差をもって並んでいる。同じダムには違いないが、こちらのほうが岩山を映して神秘的だ。
「夙川」
途中で出会った子供連れと共に、車道の銀水橋へ降り立つ。見上げれば、上流に新しく大きな堰堤ができている。岩壁を伝う流れは人工的でちょっと興ざめだ。

銀水橋の堰堤

夙川の河原を下る
橋の下に降りて、川に沿った遊歩道を下る。民家の庭先の白、黄、ピンクの花びらが春を告げている。途中から階段で河原におりる。阪急電車の苦楽園鉄橋を潜るころから花見客がボツボツ。夙川駅に近づくにつれてだんだん多くなってきた。春休みとあって、子供連れの家族や学生が主役だ。たくさんの屋台も出ている。

花見客で賑わう夙川公園
堤の桜は5分咲きといったところだが、松林の陰に隠れてあまり目立たない。そういえば森林公園の展望台から見下ろした夙川は緑の堤であった。桜もいいが、やはり松が似合うようだ。

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