能勢妙見山の自然観察

UP 2007.4.16yamaboushi
 ■日時:2007.4.12(木) 晴れ
 ■場所:能勢妙見山(661m) 2.5万妙見山
 ■メンバ:MNC22名
観察ルート

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(1)妙見口駅1015〜ケーブル黒川1045→ケーブル山上〜妙見の水広場〜妙見宮山門1150〜広場(1155〜昼食〜1220)
(2)三角点1240〜本殿〜ブナ林観察(1250〜1305)〜大堂越分岐1320〜大堂越〜(里山観察)〜ケーブル黒川1420
(3)黒川1420〜吉川神社照葉樹林観察(1440〜1500)〜妙見口駅1520

ケーブル沿線はサクラ満開

能勢妙見山

北摂一帯は、ご存知のとおり自然が豊富なところです。妙見山および山麓には800年の歴史を持つ炭が現在も生産され、モザイクの伐採林や台場クヌギなど「生きている里山」が見られます。「ブナ林」も関西以西では最も標高の低い600m帯で育っています。桜満開、汗ばむほどの陽気のもとで、妙見山の自然を観察しました。

妙見宮山門

妙見山上の星嶺とブナ林を望む

妙見宮境内
ブナ原生林
西日本で最も標高の低いところ(650m)にあるブナ林です。アカガシと混成し、大阪府の天然記念物に指定されています。山頂から西南斜面にかけて、周り2m以上のものが約100本あります。

ブナ林入口のアカガシ

ブナ林

ブナの生態について説明を聞く


里山の風景

大堂越(おおどうごえ)から黒川へかけて、炭焼窯の跡や、台場クヌギの群落を見ることができます。薪炭林の主要構成種であるコナラ、クヌギ、シデ類を樹幹の1〜2mで伐採し、その切り口から萌芽枝を出させ、萌芽枝が生長して10年経過するとその側幹を切るといったことを繰り返します。主幹の部分を台場といいます。

大堂越を下る

台場クヌギ

黒川の堰堤から見上げる山腹のヤマザクラ


吉川八幡神社

コジイを優先種とした照葉樹林が保全されています。クヌギ林が育成される以前は照葉樹林が広がっていたという事実を示すものとして貴重な存在です。

吉川の里の台場クヌギ

コジイの森、吉川神社

<出会い>


アカガシの冬芽

イワガラミ

ウグイカグラ

ハクサンハタザオ

キブシ

クロモジ

ショウジョウバカマ

ナガハモミジバイチゴ

ヤマコウバシ(借金の木)

カラスザンショウ

鹿の縄張り

台場クヌギ
関連リンク
1.2002.11.23能勢妙見山(初谷渓谷〜天台山コース)
2.2006.7.14能勢妙見山のブナ原生林
3.2007.1.4 初詣は能勢妙見山

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