2007.7.11Yamaboushi

北摂 ひと目1万本 あじさいの大野山

■日時:2007.7.7(土) 曇 
■山名:大野山(753.5m
■場所:猪名川町 2.5万福住
■同行:トッキーズ山岳会14
  ルート
  奥猪名健康の郷1000→西軽井沢口1015→水場1050→大野山山頂(1135〜昼〜1330)→丹波猪村下山口1330→猪村キャンプ場(1415〜1430) ・・・車・・・奥猪名健康の郷1445
Route Mapはここ
トッキーズ山岳会と共に、ひと目一万本といわれるアジサイの大野山(おおやさん)へ七夕登山。山頂ではあじさい祭りが行われていた。西軽井沢コースから丹波猪村へは2度目だが、梅雨時は初めて。蒸し暑かったものの、雨にも遭わず、山頂一杯に広がるアジサイを堪能する。

「西軽井沢コース」
 トッキーズ山岳会。会社OB率いる、現役参加の低山歩きの会も18回を数える。今日は新人2名を加え、70〜40才代の14名で過去最大の参加者となった。梅雨時で、天気が心配されたが、何とか持ちそうである。

西軽井沢への県道(正面大野山)

西軽井沢口(あと2.5Km)
奥猪名健康の郷」に集合して、西軽井沢口へ車道を下る。途中から、無線アンテナが並ぶ山頂が霞んで見える。登山口(330m)の車道脇に数台の車が駐車しているから、すでに先行するハイカーがいるようだ。道標に従って民家横の舗装の道を渓流に沿って登る。ここは軽井沢だが、カラマツの林ならず、荒廃した無人の別荘地と、カレマツの林の中のガタガタ道だ。鍋釜の置いてあるテント小屋(430m)から最後の廃屋を過ぎて、ようやく登山道らしくなる。しかし、荒れた暗い林の中で、岩のごろつく歩きにくい道である。
「大野山」
 無風で、蒸し暑さに、吹き出る汗で体はべたべた。水場(540m)で、先行するグループに追いつく。聞けば、同じ会社のOB会の皆さんで、この先、追いつ抜かれつ頂上をめざす。道端にはコアジサイが群生しているが、まだ花をつけていない。

水場を過ぎて、中腹にかかる

最後の丸太階段を急登すると尾根に出る
最後の急な丸太階段を上り詰めると稜線(710m)に出た。樹林の道から明るいクマザサの道に変わる。やがて舗装の車道に出る。無線施設の間を抜けて頂上に立つ(753m)。一挙に展望が開ける。

頂上近く、無線施設の間を行く

大野山山頂と方位盤
北摂一の展望を誇る大野山だが、あたりの山々は墨絵のごとく霞んでいる。しかし、山頂から見下ろすひと目一万本(公式には1万6千本)といわれるアジサイは、青を主体に紫、白、ピンクの花を梅雨空に映し見事である。

天文台から見た大野山頂上
今日はあじさい祭りの初日とあって、車でやってきた家族連れで賑わっている。眼下にあじさい園を見ながら、早い弁当タイムとする。

天文台からの展望(南に大船山、羽束山が、北には弥十郎嶽や深山が霞む)
昼食後は斜面のアジサイの小道を散策、イベント広場でボランティアの露店をめぐり、バンド演奏を楽しむ。私どもは、猪名川天文台アストロピア(口径50cm反射望遠鏡)に入場して寝転んでプラネタリウムをみる。夜9時までいれば、七夕の夜空の星を見ることができるが、今日の天気では無理だろう。

あじさい祭り会場

あじさいに囲まれた猪名川天文台(アストロピア)
ジャズバンドが「千の風になって」の演奏を始めた。今日のお土産はスタンプラリーの景品のジャガイモとたまねぎだ。
「丹波猪村コース」
 それぞれが山上で散策を楽しんだあと、山頂に集合して、すぐ脇にある丹波猪村コースを下る。朽ちかけた道標がひっくり返っている。いきなり背丈を越えるヤブで、足元が見えない。ええー、これけもの道と違うかという声が背後から聞こえる。

丹波猪村下山口

背丈を越えるクマザサを泳ぐ
誰も通らないのであろう、泳ぐようにクマザサを掻き分け、顔面で蜘蛛の巣を払う。それも僅かの距離で、明確な踏跡道に変わる。立ち木に掴まりながら尾根を急降下する。両側から水音が聞こえ出す。途中に幻の滝への道があったが、倒木がふさいでおり、大人数では危険なのでパスする。馬の背となった杉林を下り、林道に合流する(530m)。

ようやく道らしくなる

スギ林から林道へ合流
この地点に大野山登山口と書かれた手製の標識がぶら下がっていた。林道を歩いて15分で丹波猪村キャンプ場へ(400m)。休日とあって、名何組かの家族連れがバーベキューを楽しんでいるようであった。県道に面したレストランで休憩。

丹波猪村
ここから奥猪名健康の郷までは3Kmほど車道を歩かねばならない。出発前に、あらかじめ廻しておいた車2台に分乗、乗り切れないメンバーをピストン輸送して、元の奥猪名健康の郷に集合、解散とする。現役組10人はここで¥300の温泉に浸かって汗を流すという。標高753m、平地より気温が4〜5℃低い大野山のアジサイは7月末まで楽しめそうである。

山頂を青く覆ひし手毬花     ハナミズキ


ベニガク

自生のコアジサイ

ホタルブクロ

ウツボグサ
関連ページ:2002.4.7大野山(西軽井沢〜丹波猪村)
猪名川町ホームページ

トップへ戻る 

inserted by FC2 system