uP 2008.6.30 yamaboushi
岡山 若杉天然林の自然観察 |
■日時:2008.5.28(水) 曇 ■場所:岡山県西粟倉村 若杉天然林 2.5万地形図 西河内・岩屋堂 ■交通:バス&徒歩 ■同行:MNC 24名 |
<行程>
宝塚駅0840〜中国道佐用IC〜R373〜道の駅あわくらんど(休憩)〜若杉天然林駐車場1045〜5Kmコース周遊 (1045〜昼食〜1430)〜西はりま天文台1630(泊)
自然観察ツアーでシニア自然大学仲間と訪ねてきました。 この記録は、その一部です。
若杉峠からくらます山を望む。左手に微かに氷ノ山が |
若杉天然林は岡山県の東北端 中国山脈の山ふところにいだかれた西粟倉村にあります。標高930m〜1190mで鳥取県と兵庫県とに接し、氷ノ山後山那岐山国定公園の特別保護地区に指定されていて、“森林浴の森 日本百選“に選ばれています。吉井川の源流をなし、樹齢200年以上のブナをはじめ、ミズナラ、カエデの古木、巨木など199種の植物が立ち並ぶ天然林で、野鳥の宝庫でもあります。3kmと5kmの散策道があり、県境の峠には宝暦四年(1754年)七月と刻まれた地蔵が祀られています。
駐車場 |
吉井川源流の碑 |
若杉天然林入口 |
駐車場(標高910m)から散策路へ入ると、いきなりオオルリの歓迎です。新緑に輝くブナ、ミズナラ、カエデの渓谷を緩やかに登る。聞こえてくるのは川のせせらぎと小鳥の声だけです。樹木には漢字の名札がついています。水楢、大板屋名月、羽団扇楓、沢蓋木、・・・・。楓だけでも10種以上あります。
ブナ、ミズナラ、カエデの道 |
第一分岐付近 |
吉井川源流の滝 |
全員が自然観察アドバイザーの資格を有している。私などはペーパーアドバイザーだが、植物や昆虫、野鳥の専門家がいるから観察に余念がなく、ハイキングといっても県境の若杉峠(標高1052m)まで1kmに2時間を要す。
目だって多い大板屋名月 |
源流の湿原を行く |
若杉峠の地蔵 |
若杉峠展望台の東屋で昼食タイムとする。氷ノ山、くらます山、三室山など県境の山々が広がる。5kmコースの帰りの稜線の道は、チシマザサの群落の中にミズナラやブナの古木が立ち並ぶ。時間がないので、観察もそこそこにピッチを上げて歩きますが、手にはしっかりとネガマリタケ(チシマザサ)の筍が。
東屋から氷ノ山、くらます山、三室山が展望
稜線にはチシマザサとブナ、ミズナラの古木
お土産はネガマリタケ
ブナ林で
下ばかり見ていないでもっと上を見て(5kmコースのブナ林) |
車中で、観察した草花や鳥合わせを行いました。
白い花
1.サワフタギ | 2.オオカメノキ | 3.ウツギ | 4.タニウツギ | 5.ナナカマド | 6.ツルアジサイ | 7.ガクアジサイ | 8.マタタビ |
9.ホウノキ | 10.ユキザサ | 11.ミヤマシキミ | 12.ミヤマムグラ | 13.チゴユリ | 14.サワハコベ | 15.クルマバソウ |
観察した野鳥
1.オオルリ | 2.ウグイス | 3.ツツドリ | 4.ホトトギス | 5.ミソサザイ | 6.アカショウビン | 7.アオゲラ | 8.カケス |
9.ヒガラ | 10.キセキレイ | 11.シジュウカラ | 12.ヤマガラ | 13.コルリ | 14.ジュウイチ | 15.イカル | 16.コマドリ |