UP 2008.10.5 やまぼうし
猪名川 一本松山と多田銀山 |
■日時:2008.10.2(木) 晴
■場所:猪名川町 一本松山(301.4m)、多田銀山
25000地形図 木津・武田尾
■同行:単独
猪名川道の駅1245→歴史街道→峠1315→一本松山1330→多田銀山史跡(間歩、金山彦神社等)(1415〜1520)・・バス・・猪名川道の駅1600
道の駅猪名川から見る一本松山 |
天気につられて午後からぶらり近場の散策をする。まだ未踏で気になっていた一本松山へ。時間もあるのでその足で歴史街道を歩いて多田銀山を巡る。
「歴史街道」
道の駅猪名川に駐車する。南にピラミダルな一本松山を望む。低山ながらなかなか格好のいい山だ。取り付きは猪名川に架かる万善橋を渡って住宅密集地の奥にある。歴史街道の看板があり、銀山(青木間歩)まで2.4Kmとある。一本松山とは書いてないが、地形図ではほぼ中間の峠から東へ取り付けば行けるはずである。
万善橋から一本松山(住宅地の奥に取付き) |
歴史街道取り付き |
取付きからしばらくは、えー、これが歴史街道かと思わせるヤブ道や谷川の中を歩くところがあるが、しばらく登ると明るい尾根道となる。階段もつけられているところがある。
谷川を遡る |
階段もある |
展望の大岩 |
ザレバを過ぎて大岩のある高台から北の展望が広がる。三蔵山、三草山、能勢竜王山、愛宕山、高岳、大野山、能勢妙見山が同定できる。西隣は大日山である。
左から愛宕山、堂床山、竜王山 |
「一本松山」
峠(220m)に到着する。左(東)に明瞭な踏跡道があり一本松山のプレートがかかっている。蜘蛛の巣を払いながら雑木林をかき分けること15分で一本松山の頂上にでた。コシダとヒノキ林の中の小広場に三角点(301.4m)がある。展望はない。東に踏跡が続いているが元の峠に戻り、多田銀山に向かう。
峠(左へ一本松山) |
一本松山への踏跡道 |
一本松山三角点
「多田銀山」
山を下りため池のある平地にでる。地形図で184Pの四辻で、ここに近畿自然歩道の道標と多田銀山の史跡案内板がある。銀山側からここまでは車が入れる。稲刈りの済んだ村上新田を下っていくと食品容器工場のある辻にでる。
四辻(左屏風岩3.5Km) |
多田銀山史跡案内 |
すこし戻って、昭和48年まで操業していた日本鉱業の跡地、大阪城の台所入用費をまかなったと云われる「台所間歩」、秀吉が馬で出入りしたと云われる「瓢箪間歩」を見る。いずれも中には入れない。
台所間歩
瓢箪間歩
少し下ったところにある「青木間歩」は、閉山時まで日本鉱業が採掘に使っていた坑道で、中に自由入ることができる。50mほどではあるが照明もついている。階段を登ったところには手掘りの旧坑道があり、一人の収集家が石を探しているようであった。銀山の守り神を祀る金山彦神社、代官所跡を巡り、トイレや駐車場のある「悠久の館」へ。
青木間歩入口 |
青木間歩新坑道 |
旧坑道 |
銀山の守り神 金山彦神社
銀山入口の銀山橋
さて道の駅猪名川へ戻るにはバス停銀山口まではかなり遠い。かといって今来た道約3kmを引き返えすのも大変なので思案していると、管理人さんがすぐ近くのふれあいバス停を紹介してくれた。一日何本もないが、丁度いい時間にある。お客は私ともう一人。おかげさまで猪名川町のいろいろな施設を巡りながら道の駅に帰り着くことができた。
2008.10.3 やまぼうし