更新2020.6.4/ 2008.11.5 やまぼうし
東六甲 行者山〜岩倉山を歩く
■日時:2008.10.22(水) 晴
■山名:宝塚 行者山(415m) 岩倉山(488.4m) 
      1/25000地形図 宝塚
■同行:単独

Route Map

逆瀬台口9:15→東観峰9:45→行者山10:05→六甲縦走路10:30→岩倉山10:40→(塩尾寺バイパス道)→塩尾寺参道11:25→宝塚駅12:00

宝塚市野上からの東六甲の山々
11月に入ると、神戸市、大手企業、登山団体の六甲山縦走登山大会が目白押しである。須磨から宝塚までの約56kmである。わが家の裏山は縦走路の東六甲で、宝塚に急ぐハイカーが早足に通り過ぎていく。東六甲には、少し横道に入れば、岩原山(宝塚最高峰)、譲葉山、岩倉山、行者山など静かな山もある。そのうちの一つ、岩倉山(488m)にぶらりと出かけ、塩尾寺バイパス道で宝塚へ下りる。
「行者山」
 毎週登山の行者山へ。6つのコース*が整備されているが、自宅から最も近く最短距離の北逆瀬台口から登る。逆瀬台小の上にあるデイサービスから取り付くが、貯水タンクを囲むフェンスがあるため横のヤブから入り込む。
 登るにつれ阪神平野の展望が広がる。特にこのルートから見る甲山は最も形がいい。右から青葉台コースの道が合流し、暗い雑木林を抜けると南テラスと呼ばれる高台にでる。すぐに東観峰(383m)だ。眼下に宝塚市街、阪神平野が広がり、大阪湾を挟んで生駒、葛城、金剛、紀伊山地、六甲の山々、北摂から京都の山々まで360度の展望だ。残念ながら本日はかすんでしまっている。

*青葉台コース、北逆瀬台コース、西逆瀬台コース、白瀬川源流コース、ゆずり葉台コース、光が丘コース


行者山東観峰からの展望
吊り尾根を辿って行者山(415m)へ。ピークからの展望はないが、直下からまた違った角度で展望が広がる。

行者山から東観峰

行者山から深谷池と甲山
出会い

センブリ

アキノキリンソウ

コウヤボウキ
「鉄塔#26」
行者山から六甲縦走路へ登るが、途中で未踏の関電鉄塔新神戸線#26へ立ち寄る。切り開きから正面に甲山が覗き、岩倉山反射板も見える。六甲縦走路のゆずり葉台分岐(道標#34)に出る。

鉄塔新神戸線#26から岩倉山反射板が覗く

六甲縦走路ゆずり葉台分岐(道標#34)
ここから東へ宝塚方面に歩くが、銀座通りというだけあって多くのハイカーに出会う。縦走路はアカマツやリョウブ、アセビなどの立ち木で暗く、展望はないので黙々と歩いているハイカーが多い。しかし、少しはずせば阪神平野の大展望が開けるのにもったいない。

#25鉄塔対面の広場からの展望
左手に鉄塔#25が見えてくる。ここは赤子谷左俣への降り口がある。道を挟んで反対側に入ってみると、今辿ってきた行者山や阪神間の大展望が広がる。この場所は草原状のスペースなので、団体さんが昼飯休憩によく使っている。この先に反射板の広場があるが、こちらの展望が数段優る。
「岩倉山」
鉄塔を過ぎて少し宝塚寄り、左手に岩倉山(488.4m)への進入路がある。注意しないと見過ごしてしまう。岩倉山には三角点があり石仏が置かれ、周りを綺麗に掃き清め、花などが添えられている。心ある方がおられるのだろう。道を挟んだ反対側には阪急電車の反射板があり、ベンチも置かれていて展望もよいが、周りの立ち木が直下の展望を遮ってしまう。

岩倉山水神

岩倉山三角点

岩倉山反射板
ここから先の縦走路は塩尾寺を経てコンクリートの参道を長々と下る。ここで膝を痛める人は多い。今日は塩尾寺をバイパスして途中から関電鉄塔の巡視路をいくことにする。山中の鉄塔には必ず保守用の巡視路があり、ハイキングによく利用するし、迷ったときには目印になる。
「塩尾寺バイパス」
生瀬への分岐を過ぎて、はたして縦走路の途中にそれと分かる踏込があり、入ってみると尾根筋に踏跡道が続いていた。ただし「火の用」の表示がないので正規の巡視路ではなさそうである。

バイパス入口

歩きやすい尾根筋道
足を滑らせたら命のないような絶壁がありヒヤリとする場面もあるが、行者山を違った角度から展望できる。尾根筋の分岐で左折する。直進して下ると関電鉄塔#19に行き当たる。鉄塔からヤブを漕いで下ると紅葉谷に降りることができる(踏破済み)。

絶壁の上から鉄塔#19と宝塚市街

行者山東観峰と甲山
鉄塔に向かわず、左折して塩尾寺参道の途中に合流した。貯水タンクの階段を下り、甲子園大学を左に見て紅葉橋へ降りてきた。塩谷川を下り、宝来橋を渡って宝塚駅に到着。コンクリートの道をあまり歩かずに宝塚まで下りることができた。お定まりの「aa」の餃子(2019年閉店)で乾杯して帰宅。

塩尾寺参道の途中に降りてきた

紅葉橋から塩谷川を下る

終点宝塚S字橋(宝来橋)
2008.11.5 やまぼうし

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