東六甲 雪の大平山
行者山〜譲葉山〜大平山〜逆瀬川源流〜社家郷山
up 2024.1.4/2009.1.6 やまぼうし
■日時:2009.1.2(金) 天気 曇一時雪
■山名:宝塚/西宮 行者山(415m)、岩倉山(488m)、大平山(681m)、社家郷山(489m)
     地形図 2.5万 宝塚
■同行:ハナミズキ、ほか1名
ルートタイム:西逆瀬台口9:40〜東観峰1030〜行者山10:50〜岩倉山11:25〜縦走路〜大谷乗越12:10〜大平山(12:45〜13:05)〜 縦走路分岐13:15〜逆瀬川源流〜小笠峠14:00〜社家郷山14:35〜林間ルート〜六甲保養荘15:10・・・阪急バス・・・逆瀬台

Route Mapはここ

行者山
元旦のご来光登山に続いて、2日はゆずり葉コミュニティの行者山定例登山ですが、思いついて、その足で東六甲を周回することする。最後に六甲保養荘で温泉に入るという寸法です。ハナミズキと、途中一緒に連れてってという女性の3人連れとなる。マンションアベルデの裏にあたる行者山西逆瀬台登山口から尾根筋を東観峰に向かう。結構きつい登りで途中4ヶ所のロープ場がある。標識を整備してからハイカーが増えたため、登山道の荒れが目立つようになり、小岩が崩れて足場が悪くなっているところもある。

西逆瀬台ルート尾根からの大阪湾、甲山の展望(手前はアベルデ、宝塚西高校)
東観峰手前の南テラスに出ると、背後に阪神間の市街地や大阪湾が広がる。さらにピークの東観峰(383m)からは、眼下に宝塚市街が、目を転ずれば北摂、箕面、京都の山々、生駒、葛城、金剛、紀伊山地に至るまで360度の展望が開ける。

行者山直下から東観峰と大阪平野
岩倉山
東観峰から吊り尾根を行者山(415m)へ上がる。ピーク直下からの展望も素晴らしい。行者山を北へ下ってエデンの園からの道に合流し、六甲縦走路に向かう。今日は、反射板を経て岩倉山(488.1m)へ新年のご挨拶をする。

反射板

岩倉山三角点
反射板には手製のベンチが置かれている。ここからの展望も素晴らしいが、縦走路を少し西寄りに進んだ鉄塔前が一番である。今辿ってきた行者山をはるかに望むことができる。

縦走路 岩倉山鉄塔前からの展望(中央は行者山と東観峰)
縦走路を六甲最高峰方向に向かう。ゆずり葉台分岐を過ぎて、ゆずり葉山514mにかかるころから道端に雪が現れる。赤子谷分岐、岩原山分岐を経て大谷乗越の車道を横切る。

縦走路 岩原山分岐

大谷乗越の車道を横切る
大平山
大平山の稜線を登る頃にはあたり一面の雪景色となる。やがて無線中継所の車道に登りつく。正月休みとあって数組のハイカーと行き交う。雪の中、船坂峠から登ってきたという3歳の幼子を連れた若夫婦に出会う。宝塚まで歩きとおせるだろうか。

大平山への登り

大平山三角点のプレート
大平山三角点(681.2m)は無線中継所裏側のブッシュの中にあリ、立ち寄るハイカーは少ない。真っさらな雪を踏んで三角点に至り、降りしきる雪を避けながら、焼きおにぎりでお昼をとる。

雪の六甲縦走路

小笠峠分岐
逆瀬川源流を小笠峠へ
再び縦走路を六甲最高峰に向かう。数分歩いたピーク(690m)に、小笠峠への手製の標識があり、ここを左折する。地形図には掲載されてないが、尾根伝いに明瞭な道が下っている。雪の中に先行者の靴跡があったが、やがてなくなり、今度は獣の足跡が点々と続いている。イノシシ?タヌキ?

小笠峠下山途中からの展望、中央は社家郷山系
アカマツ、コナラ、リョウブの林で展望はないが、標高550m付近で一ヶ所だけ南の展望が開ける地点がある。芦有展望台、奥池、観音山、社家郷山、甲山、阪神平野が広がる。

逆瀬川源流の谷

難所
難所が待ち受けていた。逆瀬川源流の支尾根の傾斜45度もありそうな激下りが始まる。朽ちて崩れた丸太階段があるものの補助ロープはなく、立ち木が頼りだ。女性連れで、しまったなと思ったたが戻る決心もつかず、下からアドバイスしながら後ろ向きになって下る。雪がないところで助かった。数回尻餅をついた程度でどうやらクリア。全くのヒヤヒヤものでした。

小笠峠が近づく
逆瀬川源流の砂防堰堤をいくつか越えて、小笠峠(420m)の県道82号に下りる。
社家郷山
再び社家郷山に取り付く。社家郷山とは西宮神社を守る氏子の住む旧社家郷村(広田、越水、中村、西宮郷)の持ち山のことで、小笠峰から樫ヶ峰に続く山系をそう呼ぶ。疲れた体に鞭打って山系ピークの小笠峰490.3mへ。小笠峰出合を見送り、西三ツ辻出合で林間ルートを下る。この先、東三ツ辻、馬の背、樫ヶ峰と続き、社家郷山キャンプ場へは4つのルートがある(Root Map参照)がこれが一番近そうである。

社家郷山から大平山を望む
大平山を背に、南東に張り出した尾根を辿る。尾根の突端には大きな東屋があり、ここから甲山や大阪平野が展望する。今までいくつかのビューポイントがあったが、ここから見る甲山は最も近い。

西三ツ辻出合

林間ルートの東屋

東屋からの展望(西宮ゴルフ場、甲山、大阪市街)
またしても激下りとなるが、こちらは丸太階段がしっかりしており、危険なことはない。やがて長谷峠でキレットルートが合流し、すぐに社家郷山キャンプ場(270m)に降り立つ。正月休みで、管理棟は閉鎖され、人気はない。おまけに、門扉に鍵がかかっていて袋のねずみ。やむなく高さ2mほどのフェンスを乗り越えてやっと外へでる。

西宮市社家郷山キャンプ場

フェンスを乗り越えて

温泉の六甲保養荘
六甲保養荘はすぐ隣である。待望の温泉に着いてみたら最終のバスまで時間がありません。楽しみの温泉はお預けとなってしまいました。このままではどうも気持ちが治まらないので、帰宅後車で出直す。¥525(シニア料金)で大阪平野の夜景を楽しみながらゆっくり温泉に浸かる。正月早々、変化に富んだ5時間余のハイキングでした。近くにはこんなに素晴らしいところがある。自然環境に恵まれた我が家に感謝する。

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