北摂 剣尾山と横尾山
up 2009.1.8やまぼうし
■日時:2009.1.4(日) 天気 晴
■山名:能勢 剣尾山(784m)、横尾山(785m)
     地形図 2.5万 埴生・妙見山
■同行:トッキーズ5名
ルートタイム
能勢の郷9:15〜行者山登山口9:20〜行者山摩崖仏9:50〜六地蔵10:40〜剣尾山(11:00〜昼〜11:30)〜摂丹国境碑12:03〜横尾山12:15〜(南尾根)〜大鉄塔13:00〜頂上広場13:15〜小鳥のテラス13:35〜ひと休峠13:40〜能勢の郷つづらおれ口14:00

Route Mapはここ


横尾山南尾根 岩峰からの剣尾山
能勢の郷
能勢の郷を基点に、剣尾山と横尾山を周回する。宝塚西谷の峠から見る北摂の山々は雪景色。アイゼンが必要かも知れない。能勢の郷駐車場へ集合したのはトッキーズメンバー5名。一年ぶりの顔合わせである。本日の行程を説明して行者山への登山口を目指す。

能勢の郷温泉
キャンプ場を抜けると林道にでる。対面に山道が行者山方向に上がっていたが、地形図にあるこの道ではなく、少し上の案内板とトイレの場所が登山口であった。
行者山

行者山登山口

大日如来が刻まれた磨崖仏
メジャーなコースなので丸太階段がきちんと整備されている。ジグザグに登っていくと巨岩の群が現れる。ここが摂津大峯といわれる行者山で、修験道の開祖、役行者が開いたとされる。岩面には不動明王、弁財天女、大日如来、弥勒菩薩が刻まれている。行者堂で一服する。

行者堂と阿弥陀岩

垂直に立つ天の川
剣尾山
岩場を抜けて明るい尾根道を歩く。単調だが、炭焼き窯跡のある冬枯れの林はなかなか趣がある。標高600mを越える頃から登山道にも雪が現れる。

冬枯れの雑木林を行く

六地蔵への登り
あえぎながら丸太階段を急登したところに六地蔵が佇む。平坦な道となり、キャンプ場・野外活動センターからの道が合流してくる。月峰寺跡からひと登りで剣尾山の頂上に出る。ここまでアイゼンの出番はない。

六地蔵

月峰寺跡
大きな露岩が点在する頂上広場から東北面の展望が開ける。正面は半国山、その向こうに京都愛宕山が見える。主な山や地点までの方位と距離を示す大きな案内柱がある。風もなく穏やかな日和のなか、岩に腰掛けて、早い昼食を摂る。

剣尾山の山頂
横尾山
横尾山へ向かう。一度鞍部に下り、上り返す。墓標のように立ち並んでいるプラスティックの筒は、ヒノキの若木を鹿の食害から守るためのものである。隊列の後ろで悲鳴が上がるのは樹からの落雪をかぶったのだろう。

プラスチックケースに入るひのきの若木

摂丹国境の碑と反射板
反射板、摂津丹波国堺の石碑を経て横尾山三角点784.9mに到着。剣尾山より僅かに高い。このあたりの積雪は20cmぐらいある。切り開かれた北面から深山や多紀連山が覗く。

横尾山三角点

横尾山から深山、多紀連山を望む
尾根を進むと鹿よけネットに行き当たる。このポイントから南面の展望は素晴らしい。山座同定を楽しむ。手前に三草山、竜王山、堂床山、愛宕山、大野山、大船山、羽束山、千丈寺山等々。彼方に大阪湾が光り、箕面、中山、大峰、六甲、オッコ、メッコ、淡路島まで見通せる。

六甲から淡路までの展望
南尾根
山麓に向かって伸びているネットに沿って下山する。急傾斜の上、雪解けの泥道で難渋する。やがて巨岩が目立つ尾根道となる。鉄塔の上段の岩峰から振り返る横尾山と剣尾山は雄大である。巨大な鉄塔を見上げていると大地が動いている錯覚に襲われめまいがする。

鹿よけネットを下る

大鉄塔

南尾根から見る剣尾山

同じく横尾山
散策路
頂上広場(600m)にでる。ここからは21世紀の森散策路となる。案内板に散策路の地図が書かれている。左へかぶとむしの路、右へしかの路、直進はおにやんまの路とある。尾根筋に続くおにやんまの道を下る。

散策路最高点の頂上広場

つづらおれ口へ下山
標高500m付近から雪が消える。小鳥のテラスで見晴らし峠への路を見送り、一休み峠でひぐらしの路を横切る。ピークを越えて、つづら折を下りると廃屋となった郷土館横に出てきた。隣り合わせの能勢の郷駐車場は温泉客の車で満杯であった。予定より1時間も早く下山したので温泉にゆっくり浸かり汗を流す。

関連ページ:能勢の郷から剣尾山・横尾山を巡る 2017.12.11

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