東六甲 逆瀬川〜最高峰〜岡本
up 2009.4.8やまぼうし
■日時:2009.3.31(火) 天気 晴
■山名:六甲山(931m)、七兵衛山(462m)、打越山(482m)
     地形図 2.5万 宝塚・西宮
■同行:ハナミズキ
ルートタイム
・往路:逆瀬台0840・・エデンの園0915・・小笠峠0950・・六甲縦走路1045・・船坂峠1105・・水無山1145・・一軒茶屋1220・・六甲最高峰1230
・帰路:六甲最高峰1300・・本庄橋跡1350・・雨ヶ峠1425・・芦屋CC1450・・(迷走)・・打越峠1545・・七兵衛山1550・・打越山1610・・岡本1705

Route Mapはここ

あまりにもいい天気なので、朝思い立って六甲山へ登ることにする。自宅から徒歩でスタート、逆瀬川源流から東六甲縦走路を経て最高峰へ。帰りは七曲から打越山を経て岡本へ出る。8:30〜17:20まで終日の歩数は33000歩、約20kmとなりました。まだいけそうです。

「エデンの園〜小笠峠」
自宅(宝塚市逆瀬台)からゆずり葉緑地公園を経てエデンの園へ約40分。標高差150m、車道の上り坂は結構しんどい。自宅前のソメイヨシノは5分咲きといったところだが、ゆずり葉緑地はまだ2,3分である。マンションアベルデのサンシユは満開の黄色い花をつけている。

エデンの園から焼石ヶ原の入口には依然としてゲートがあり、墓地の計画はなくなったが、車が数台入りなにやら工事中である。樫ヶ峰山腹の大きな白いタムシバが一際目立つ。焼石ヶ原から小笠峠へ至る逆瀬川上流の道は、一部で崩壊が進み、いずれ手を入れないと歩行できなくなりそうである。

ゆずり葉緑地公園と砂防記念ドーム

焼石ヶ原から社家郷山系を見る

崩壊が進む焼石ケ原
「逆瀬川源流」
車道に出て小笠峠の方向に戻り、峠の少し手前でガードレールを跨いで逆瀬川源流を遡る。石積みの古い堰堤の奥に新しいコンクリート堰堤が続く。以前は渓谷を遡っていたが、砂防堰堤ができたため、尾根筋に丸太階段道が作られた。しかし、急傾斜に加えて材の腐食が進み、あちこちが崩れ落ちている。上りがいいが、下りは危険である。正月にここを下ったが、ヒヤヒヤものだった。

小笠峠から逆瀬川源流へ

逆瀬川源流と砂防ダム

源流を右手に見て急登の崩れ階段道が続く

小笠峠〜六甲縦走路途中のビューポイント(社家郷山系と甲山、背後は阪神市街地と大阪湾)
「東六甲縦走路」
小笠峠から東六甲縦走路までの激登りに約1時間を要した。回り道だが、小笠峠から車道を大谷乗越まで歩き、縦走路の大平山を経由したほうが早く、楽のようである。東六甲縦走路を西へ、小さなアップダウンを繰り返しながら、船坂峠、水無山を経て東六甲ドライブウェイにでる。この間は退屈な道だが、冬枯れのおかげで三田方面の展望がきき、北摂の山々が望める。西光寺山、白髪岳、松尾山、千丈寺山、羽束山、有馬富士が見える。

船坂峠660m

水無山804mへの登り

東六甲ドライブウェイに出る(カーブNo.113)

東六甲縦走路から三田方面の展望、直下は西宮北GCと丸山
「六甲最高峰」
ドライブウェイを歩き六甲最高を目指す。旧鳥居茶屋、石宝殿を過ぎて鉢巻山トンネルを潜ると一軒茶屋が見えてくる。春休みとあって子供連れのハイカーが目立つ。ほとんどは魚屋道の七曲りから登ってきた人達である。
最高峰へ。三角点標石は地上に僅かに顔を出すのみで、脇に新しい三角点表示板が作られている。説明版によると標高931.13mであったものが阪神大震災により12センチ隆起して、現在は931.25mとなったそうである。緯度経度の表示は日本基準なので、現在の地形図(世界基準)とは異なっているので注意が必要である。この場所は元々は米軍基地であったので立入ることができず、別の場所にケルン状の石碑を立てて最高峰としていた。

鳥居茶屋跡と鉢巻山トンネル

一軒茶屋(本日休業)

六甲最高峰のケルン石碑と無線中継所

最高峰の広場、右は無線中継所
「一軒茶屋〜打越峠」
風もなくぽかぽか陽気の最高峰で昼食タイムとする。地図を広げてさてどこへ下りようか。成り行き任せの山歩きである。魚屋道の七曲りを下って未踏の打越山、七兵衛山から八幡谷沿いに阪急岡本へ下りることにする。
七曲りは登る人にとっては心臓破りの坂だが、下りは楽ちん。石段の多い長い道なので膝を痛めないように慎重におりる。約50分で住吉川(590m)に降り立つ。本庄橋跡から雨ヶ峠を登り返して芦屋CCへ。雨ヶ峠では株分れした見事なヤマザクラの巨木に出会った。
芦屋CCの猪よけゲートを抜けて風吹岩方面を目指したが、途中で分岐を誤り黒五谷を下ってしまい、ここで往復20分をロスする。横池、雌池の北側を回り打越峠手前の分岐から七兵衛山に取り付く。

七曲り

住吉川へ下る

本庄橋跡

雨ヶ峠、東おたふく山分岐

芦屋CCの猪よけゲート

七兵衛山頂上

七兵衛山からの展望
「七兵衛山・打越山」
5分も登れば七兵衛山の頂上(462m)で、ここから八幡谷と神戸市東灘の街並、大阪湾が展望する。元の道を戻り、さらに西へ進んだところが打越峠の十字路である。打越山(481.6m)を往復する。立ち木に囲まれて展望はない。

打越山

山ノ神

水枯れの八幡谷行場
「八幡谷〜岡本」
八幡谷を下る。散策中の老紳士と出会い同行する。途中、山ノ神や行場をとおり、ゴルジュとなった深い谷を見下ろしながら下る。砂防ダム建設後川の水が涸れてしまい、行場の役を果たせなくなってしまったようだ。住宅街に下りてきた。岡本八幡神社を左手に見て天井川沿いを下る。老紳士の案内で笹部新太郎屋敷跡の岡本南公園(別名櫻守公園)に立ち寄る。ササベザクラが見ごろを迎えていた。二重となった内側の花弁は旗弁(きべん)といっておしべが変化したもので珍重されているとのこと。

八幡谷の地蔵

八幡谷取り付き

岡本から七兵衛山方面を振り返る
老紳士と別れて阪急岡本駅へ。阪急沿線の桜も見ごろを迎えていた。
佐保姫と六甲の峰辿りけり     ハナミズキ

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