シニア自然大学環境科8月度野外活動
UP 2009.8.27 HRY
金剛山自然観察
■日時:2009.8.21(金) 10:00〜15:00 天気 曇
■集合:南海高野線 河内長野駅 9:40
■行先:金剛山(1125m)
■ガイド:金剛山の植物に親しむ会(山崎氏、桝谷氏)
■参加者:環境科 27名
金剛山は大阪で最も高い山。金剛山という山はなく、葛木岳、湧出岳など複数の峰からなる。また最高峰1125mをはじめ多くの峰は奈良県側にあります。本日の目的は自然観察会で、ロープウェイで標高1000m近くまで上り、ボランティアグループ「金剛山の植物に親しむ会」の案内で山上の植生などを観察しました。

ロープウェイ金剛山駅でミーティング。本日のガイドは「金剛山の植物に親しむ会」の山崎教信氏、桝谷祥子氏。多人数のため2班に分かれて観察します。以下は2班の同行記録です。

ロープウェイ金剛山駅でミーティング(中央のお二人が案内)
観察ルート
ロープウェイ金剛山駅→しゃくなげの道→香楠荘→観察デッキ(昼食)→ダイヤモンドトレイル→大阪府最高点→ブナ林→一の鳥居→(戻る)→千早星と自然のミュージアム(講義)→解散・・・自由行動・下山
観察ルートはこちら
しゃくなげの道 11:05〜12:00
ロープウェイ駅からしゃくなげの道を、樹木や草花を観察しながら歩きます。8月の金剛山は花が少ないですが、お二人のガイドから葉や実、花の構造に至るまで詳しい説明をお聞きしました。

観察路 シャクナゲの道

桝谷ガイド

 私のメモ


ベニガクアジサイ(ユキノシタ科)

フシグロセンノウ(ナデシコ科)

ヒヨドリバナ(キク科)

ヤマシャクヤク(実)(ボタン科)

カリガネソウ(クマツヅラ科)

アキチョウジ(シソ科)

コウライテンナンショウ(サトイモ科)

ヤマジノホトトギス(ユリ科)

ゲンノショウコ(フウロソウ科)

ボタンヅル(キンポウゲ科)

イワガラミ(ユキノシタ科)

ツユクサ(ツユクサ科)
ダイヤモンドトレイル  12:40〜13:20
観察デッキで昼食後、ダイヤモンドトレイルの一の鳥居を往復して千早園地の星と自然のミュージアムまで、樹木を観察しながら歩きます。展望台はあいにくの天気で大峯山系や大阪平野は霞んでしまっていました。

大阪府最高地点1053m

展望台から最高峰葛木岳(奥)と湧出岳

ブナ林を歩く
星と自然のミュージアム 13:30〜14:10
講義:「ツユクサ」について 桝谷講師
朝霧の中で咲き、昼にはしぼむツユクサは、万葉集にも多く詠まれ、古くから日本人の好む花のひとつとして愛されてきました。半日だけの命という儚さは私たちの心情に深くひびきあうのかもしれません。・・・・・ツユクサの花びらの色素は水に溶けやすく、その性質を利用して現在でも友禅の下絵描きに使われています。
 ツユクサの花の構造は「3」が基数となっています。外側から、がく片3個、花びら3個、おしべ6個、めしべ1個からなっています。・・・・・ではツユクサの花を描いてみましょう。(資料から抜粋)

ちはや星と自然のミュージアム

学習室での講義

ツユクサの花の構造は「3」が基数

観察デッキにて記念撮影
お2人の案内で金剛山夏の植物を観察しました。ありがとうございました。一度説明を聞いても悲しいかなすぐに忘れてしまいます。メモ帳を繰りながらここに記録しています。8月の金剛山にはこちらのような植物が見られます。あなたはどれだけ観察できましたか。
蝦夷蝉のお国訛りの強すぎて     みのる

千早本道

山上で解散後はロープウェイで下りる人、伏見峠から念仏坂を下りる人、山頂から千早本道を下る人に分かれて下山。以下は千早本道行きの記録です。とにかく標高差600mの階段歩きには参りました。

最高峰1125m 葛木神社参拝

春日灯篭の道

金剛山頂

延々と続く階段道
資料提供:谷口、俳句:浅田、写真・編集:平山
企画:谷口・福岡・金崎
関連ページ:金剛山(千早本道〜伏見峠) 2004.6.13
            厳冬の金剛山(千早本道〜伏見峠) 2014.2.17

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