武庫川 道場から生瀬まで
UP 2010.5.30やまぼうし
 ■日時:2010.5.8() 晴れ
 ■場所:神戸・宝塚市 武庫川中流 道場〜生瀬
      2万5千地形図 宝塚
 ■主催:エコグループ・武庫川
 ■参加者:48名
ルート
JR道場駅前0940―羽束川合流10:05−武庫川上流浄化センター10:30−川下川合流11:20−渓谷岩場11:50−県道切畑道場線未開通地点(1215昼食1245)−武田尾温泉13:05―武田尾駅13:15−僧川合流―(武庫川渓谷廃線跡)−西宮水管橋15:10−JR生瀬駅15:30
 Route Map(道場〜武田尾)
◇◇◇◇◇
エコグループ・武庫川主催の武庫川縦断ハイクシリーズ第6回「道場から生瀬までを歩く」に参加する。源流からはじまり8回で河口に至るハイキングで、今回は中流域の武庫川渓谷16kmを歩く健脚向きコース。武田尾からの渓谷歩きは廃線跡に沿った人気のハイキングコースで何回も歩いているが、武庫川渓谷をすべて歩き通すのははじめてである。
「道場駅〜川下川」
 道場駅に集合したのは老若男女48名。健脚向きコースの割りに参加者が多い。果たして何人が完歩できるだろう。道場を出発して亀治橋を渡り、すぐに武庫川右岸の河原へ下りる。県道玉瀬道場線はダンプの往来が多く危険である。対岸にロッククライミングのメッカ不動岩が見えてくる。今日も岩に張り付くクライマーの姿が見える。千苅浄水場からの水管橋を潜ると左岸に羽束川が合流する。国土地理院の地形図では波豆川と記載されているが神戸市河川局に問い合わせると羽束川が正しいという。

千苅水管橋と不動岩

羽束川合流
再び県道に上がる。ダンプや工事車両が多いのは、凍結していた第2名神高速(新名神高速)道路の工事が始まったからである。政権が変わっても道路はできる。完成すれば中国道宝塚トンネル付近の慢性渋滞と多発する事故は解消されるかも知れないなどを考えながら歩く。左岸の建物は武庫川上流浄化センターである。

新名神高速道路着工

武庫川上流浄化センター

大岩橋から下流を望む
「川下川〜武田尾」
 大岩橋を渡り、左岸の県道を歩く。このあたりの流れは緩やかである。廃棄物処理場分岐をすぎて川下川合流地点にかかると、県道は川下川ダムに向かって登っていく。我々は新名神高速川下川橋工事の仮設の側道を歩き、福知山線鉄橋の下で川下川を渡る。このあたり、2004年(平成16 年)の台風23 号による水害で約3m冠水したという。増水時は渡れないので注意が必要である。

福知山線川下川鉄橋

川下川を渡る。難所の第1岩場を望む。
難所の第1岩場は下を回り込めば問題ない。第2岩場は高さ5mほどで、鋼鉄ワイヤとトラロープがかかる。一人ずつロープを掴んで足場を確保しながら這い上がる。リーダーが上から足場を指示する。不特定多数の団体には不向きなコースで転落事故でも起こしたら大変だ。渋滞は20分に及んだが、何とか無事に通過できる。岩場からしばらくブッシュの中を歩き、県道切畑道場線未開通地点で昼食をとる。武田尾・道場をつなぐ県道計画が、これら岩場のため頓挫している。

第1の岩場:下を回りこむ(増水時不可)

第2の岩場:ロープを握り、足場をしっかり確保して這い上がる
再び腰を上げて、左岸を進む。道幅は比較的広く、軽四なら通行できそうである。段丘の上で武庫川の流れは見えない。武田尾温泉の上流で舗装道路に出る。対岸からこちらに渡る旧福知山線鉄橋跡とトンネル(草山トンネル)を見る。武田尾から道場にかけての旧福知山線のルートはどうなっているのだろうか、興味がわく。道場から武田尾に向かって武庫川右岸を歩いたハイカの記録によれば、「野田尾トンネル」、「大茂山トンネル」を抜けてこの鉄橋でストップ、元へ戻ったとのことです。

県道切畑道場線未開通区間を歩く

旧福知山線鉄橋跡と大茂山トンネル(左岸から撮影)

草山トンネル 反対側は武田尾橋
武田尾温泉紅葉館の足湯を過ぎ朱色も鮮やかな武田尾橋を右手に見て武田尾駅に到着する。道半ばだが、これから先の生瀬までの廃線跡歩きを敬遠して約半数がリタイアする。

武田尾温泉紅葉館足湯横

新しい武田尾橋

JR武田尾駅で1次解散
「武田尾〜生瀬」
 さらに廃線跡を歩き続ける。疲れた体に、枕木と石ころ、真っ暗なトンネルは歩きにくい。それでも沿道を彩る藤の花に癒されながら無事完歩する。ただリバーサイド住宅から水管橋を渡り、青葉台住宅を経由して生瀬に至る道ははじめてであった。ルートの詳細は割愛し、若干の写真を添付するにとどめたい。全長65km踏破にはまだ三田〜道場、仁川〜河口が残る。

長尾山第1トンネル

武庫川第2橋梁70m

武庫川渓谷 名塩近く

西宮水管橋を渡り青葉台へ

生瀬西宝橋

JR生瀬駅終点

沿道を彩るヤマフジ
本文の一部はエコハイク・武庫川の資料から引用させていただきました。

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