UP 2023.7.24/2010.6.13 やまぼうし
東六甲 岩原山
白瀬川源流〜エデンの園〜岩原山〜譲葉山〜行者山
 ■日時:2010.5.30(日) 晴
 ■山名:岩原山(573m)、譲葉山(526m)
 ■場所:宝塚市 2.5万地形図 宝塚
 ■同行:ゆずり葉コミュニティ5名
(男2、女3)
ルートタイム:ゆずり葉の森公園0910〜白瀬川源流〜エデンの園1015〜ナダウラ堰堤1020〜(細ヶ谷)〜岩原山(1120昼1150)〜譲葉山1210〜ナダウラ堰堤1240〜エデンの園〜行者山1315〜ゆずり葉の森公園1400

Route Map 


宝塚最高峰岩原山573m
毎週日曜日の行者山定例ハイキングの第5週は弁当持ちのミステリーハイクです。当日までどこへ行くか分かりませんが、今日は新しいルートで宝塚最高峰岩原山(573m)へ登ることにする。
「白瀬川遡行」
 いつものようにゆずり葉の森公園に6名が集合(いつもより少ない)。エデンの園裏手のナダウラ堰堤から岩原山を往復する。皆さん未踏のルートなので小生が案内、先頭に立つ。エデンの園までは白瀬川源流を登りつめて行くのが近そうである。マンションアベルデの駐車場裏を通ってわんぱく原っぱから白瀬川を遡る。先週の雨で水量が多く、堰堤を落下する水音も一際大きい。宝塚西高校裏の大堰堤を乗り越えて、いつものコースに合流する。こちらも流れが多く、ところどころで道が冠水している。上流では飛び石が流れに洗われ靴が浸かる羽目に。いつもは枯れ沢の源頭も、その奥から流れている。そんなことで結構時間を食ってしまい、エデンの園まで1時間もかかってしまった。

エデンの園 後方は大平山

ナダウラ堰堤
「ナダウラ」
 ナダウラ堰堤(330m)から六甲縦走路へは2通りのルートがある。今日は谷筋(細ヶ谷)を登り、尾根筋を下ろう。堰堤を右側から高巻いて裏側に下りる。今日は水が溜まっている。踏跡があるが判然としない。とにかく谷の右岸に出なければならない。たまに古いテープがあり、間違ってはいない。右岸に出るとかなりはっきりした踏跡となる。谷の流れは伏流するのだろう、時々現れる。広い谷を緩やかに登る。小鳥の声が賑やかだ。綺麗な鳴き声はオオルリだ。若葉が繁り姿は見えない。

細ヶ谷を登る
標高410m付近で小休止、更に奥へ進むがヤブが深くなり踏跡も定かでなくなる。この先、大きな崖に突き当たるはずである。後ろで、声がして右手にロープがあり、テープがあるぞと。若葉が生い茂り、ポイントを見失ってしまった。ヤブ山は冬場に限る。
急激な崖を3点確保で何本かのロープを頼りに登る。およそ30mの直登でフラットな部分にでて崖の上を左に回り込む。難所を通過した。ここを下るのは怖い。やがて広い疎林を緩やかに登る。踏跡もなく、ところどころのテープが頼りである。六甲縦走路に出てほっと一息。
「岩原山」
 岩原山へは縦走路を東(宝塚方向)に進んだ道標分岐から登るのが普通だが、今日は反対側から登る。取り付きは分かりにくいが、作業道らしい明確な道がある。岩原山は宝塚市の最高峰で、標高は国土地理院地形図は573mと表示してあるが、市の1/2500測量図では571.4mである。いずれが正しいのか、一応573mとしておく。アカマツ、アセビ、コナラなどに囲まれ展望はない。早い昼食を摂り、正規?の道を縦走路に下りる。ここは6叉路となっていて、岩原山、赤子谷、譲葉山西峰(555m)へ分岐する。

宝塚最高峰 岩原山
「譲葉山」
 縦走路を宝塚方面(東)に歩き、譲葉山南峰526mをめざす。取り付きは分かりにくいが、右手に注意して歩くとテープがある。少し右に巻いて林の中を登っていくと頂上らしいところにでるが、フラットな林の中でどこがピークか分からない。プレートのかかる場所がそうらしい。以前に登ったときには頂上を示す標柱が立っていたが、抜かれてしまってない。誰がどうしたのだろうか?同行したメンバーも唖然としている。

なくなった譲葉山南峰標柱
「慈癒の小径」
 樹林帯の薄い南西方向に向かって下りる。以前は踏跡があったが消えてしまっている。やがて縦走路からエデンの園に下る道に出食わす。明解な道がほぼ直線的に下っている。誰が命名したやら「慈癒の小径」のプレートがぶら下がっている。尾根筋を歩くこと僅か20分で、往路のナダウラ堰堤へ下りてきた。

慈癒の小径

尾根筋をナダウラ堰堤に下りる
時間も早いので、一人を除きエデンの園から行者山(415m)へ登り返す。東観峰からは、午後の日差しに宝塚、大阪、阪神平野の展望が素晴らしく、関空の橋げたまで見ることができた。定例コースを辿って逆瀬台小(北逆瀬台口)へ下りる。ナダウラ堰堤から縦走路への激登りが忘れられないミステリーハイクであった。

「行方不明の譲葉山標柱」
 翌日単独で譲葉山の標柱探しに縦走路周辺を歩く。なんと国土地理院表記の譲葉山東峰514mの松の木に縛り付けられているのを発見する。標高表示も526mのまま。設置した人は何と思うだろうか。元の位置もまさしく譲葉山なのである。この山系には4つの譲葉山があるのである。

514P(東峰)に持っていかれた526P(南峰)の譲葉山標柱

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