更新2023.5.22/2011.6.25やまぼうし
宝塚 ささゆりの行者山東観峰
日時:2011.6.21(火) 雨のち曇り
行先:宝塚市 行者山 東観峰(383m)
         1/25000地形図 宝塚
同行:ハナミズキ

<行者山東観峰からの展望>
行程:ゆずり葉の森広場→ゆずり葉ピーク→西逆瀬台コース→行者山東観峰→北逆瀬台コース→逆瀬台小
Route Map  ゆずり葉ロードマップ(新)
 ゆずり葉コミュニティでは毎週日曜日裏山の行者山ハイキングを行っている。ササユリが咲いてますよとの情報で、梅雨の晴間をぬって散策する。コースのすぐ横にあり、持ち去られて仕舞うのではとの心配は杞憂に終わり、十数輪と昨年より数も増えてやさしく迎えてくれた。ありがとう。行者山には6つの登山コースがありますが、最も手軽な西逆瀬台コースを上り、北逆瀬台コースを下る。往復2時間というところか。
 いつも集合するゆずり葉の森広場は、木々の緑が深くなり、植樹したサクラも大きくなって窮屈そうだ。コナラ、ネジキ、ミツバツツジの道をゆっくり登ってゆく。ナツハゼの実が赤みをおび、サルトリイバラはブドウのようなおおきな青い実を付けている。

ゆずり葉の森広場
一汗でゆずり葉ピーク234mにつく。標高は低いが、阪神の市街地、甲山、六甲、生駒、金剛と360度の展望で、新年には初日の出のポイントになる。堰堤の裏側を回って尾根筋でマンションアベルデ裏から続く西逆瀬台コースに合流する。

散策路

ゆずり葉ピーク234m
痩せ尾根の登りは少しきつく、2箇所に補助ロープをつけてある。このあたり「イチヤクソウ」が群生している。多年草で「一薬草」といわれるように、利尿剤として薬効があり、中国では避妊薬としても使われるとのこと。気をつけないと見過ごしてしまうほど小さく、貴重な山野草だ。準絶滅危惧種。

イチヤクソウ 標高260m付近
 子ども達の森林体験広場を過ぎて、明るい尾根に出る。近年ハイカーが増えて大変喜ばしいが、風化した花崗岩の道が崩れだし、地域では手製の梯子をかけたり、ロープを張ったりして遠来のハイカーの皆さんをお迎えしている。要所要所の地図入り案内板もそのひとつ。標高300m付近で再び展望が開ける。マンション群やゴルフ場が足元に広がる。急登をこなして案内板のある頂部345mに達する。右手から北逆瀬台コースが合流する。いつもの休憩ポイントである。大きな枯松が今にも倒れんばかりになっている。いずれ伐採が必要だ。

逆瀬台西コース 尾根道から
暗い森を抜けて明るい台地にでる。東観峰南テラスと呼ばれている。南の展望がよく、大阪湾をはさんで関空や和歌山突端の友ヶ島も見える。小石が多く、あちこちにケルンのように積まれている。

行者山東観峰383m 記帳箱あり
ササユリ道に差し掛かる。小さく、つぼみ時から見守ってきたササユリだが、身を隠すでもなく堂々と咲き誇っている。その数この辺だけで13輪を数える。行者山を訪れるハイカーには、花を持ち帰るような不届き者はいないことに安心する。自然が回復してきたのでしょう。野に咲いてこそ美しいササユリです。来年はもっと増えることを期待します。

ササユリ

が迎える 2011.6.21
東観峰383mに立ち展望を楽しむ(トップ写真)。宝塚市街にもう一つの高層マンションが立ち始めた。雲行きがあやしくなってきたので、南テラスから分かれて北逆瀬台コースを下る。

北逆瀬台コース途上から甲山

出会った花


ノイバラ

ナツハゼ

サルトリイバラ

イソノキ

ノイチゴ

*2012年のササユリ・イチヤクソウの見ごろは6月10日〜16日でした。

そのほかの植物はこちら(2023.5.22)

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