up 2011.8.9やまぼうし
宝塚 観音谷左俣 と不動滝 |
妙法寺〜観音谷〜不動滝〜左俣〜塩尾寺〜東尾根〜妙法寺
◇日時:2011.8.6(土) 晴れ
◇行先:宝塚 観音谷〜不動滝〜塩尾寺参道
2.5万地形図 宝塚
◇同行者:単独
行程:
妙法寺1330→(観音谷)→不動滝1345→(左俣)→ゴルジュ1420〜塩尾寺参道1440→鉄塔1450→(観音谷東尾根)→妙法寺1520
地図はこちら
不動滝 2011.8.6
塩尾寺裏参道のホームページ(2005年3月)を見たURIさんから、不動滝付近は落石で危険な状態になっているという情報をいただく。このページを書いた責任もあるので6年ぶりに再訪、現状を確認してみた。
「観音谷」
宝塚市長寿が丘住宅を上り、妙法寺仏舎利塔下の道のふくらみに駐車して、最奥のT藤さん宅前から観音谷に下る(標高160m)。ここには滝道を示す道標があったがもうない。夏草が茂り、前回のイメージと大分違う。今年初めてミンミンゼミの声を聞いた。木製の橋を渡り自然石堰堤を右から乗り越えると、八大竜王の碑が雑草に隠れてあった。二棟のあばら家は以前のままであった(倒壊)。これが御嶽神社だったのだろうか?滝の水音が聞こえてきた。不動滝は水ごりのためにトユから水を落としているが、今日は水量が多く、滝にも水が流れ落ちていた。高さは7mぐらいか。
取り付き。観音谷は右下へ下る。正面は仏舎利・東尾根 |
観音谷川を左岸へ渡る |
石積み堰堤を右から高巻く |
八大竜王碑 |
あばら家が2棟(倒壊) |
水玉大善菩薩碑 |
不動明王を祀る |
滝右手の登り口から滝を見下ろす |
左崖からロープで滝の上に降り立つ |
「左俣遡上」落石危険です!
標高190m。滝の右から登り口がある。落石はあるが、崩れ落ちるほどではなかった。ただ、一歩一歩足場を確かめながら高巻いて登らないと滑る。そのまま進むと二股となった川の右俣に沿って塩尾寺裏参道に行ってしまう。谷川への降り口を探しているうちに一周して元に戻ってしまった。あった!急な崖っぷちにトラロープを発見する。道が崩れてしまってわかりにくい。慎重に降りるとそこは丁度滝の真上だった。上流を見上げると石がごろごろ。こちらのほうが落石危険である。足元の水濡れは覚悟する。小滝が続き、ゴルジュが現れる。ビビる気持ちを奮い立たせルートを見定める。
高さ2、3mの滝を越える細い補助ロープを見つけるが足場が確保できない。懸垂でロープをたぐりかろうじて登りきる。本日最大の難所。次は堰堤だが、どなたか枯れ木を立てかけてくれてある。その後、壊れかけの堰堤をいくつか乗り越えてどうやら源頭に達したようだ。途中に大きな井戸跡がある。東尾根にも同様の井戸跡があるが何のために?謎?広い道にぶつかる。右手に水場があり、水汲みの男性にあう。すぐ上が塩尾寺参道であった(310m)。
小滝を左から補助ロープで越える |
落石危険なゴルジュ |
堰堤を乗り越える |
井戸跡?
水場(参道下)
「観音谷東尾根」
飛び出た参道のすぐ下から東尾根の道がある。鉄塔にぶつかったらフェンスを回り込んで尾根を下る。テープにつられて、そのまま下ってしまい藪漕ぎの末尾根に乗る。失敗。明快な尾根道が続く。途中、左手から広い道が合流してくるが、いつか迷い込んでここから尾根に取りついた記憶がある。白い仏舎利塔が右手に見えて、その横に出る(170m)。ここから宝塚市内の展望が広がるが、以前より立木が伸びて視野が狭くなった。そのまま尾根を下っていくと往路のスタートに戻ってきた。
塩尾寺参道 右が観音谷への道 |
鉄塔#20 |
東尾根の道 |
妙法寺仏舎利塔
仏舎利塔からの景観
不動滝別名厳島弁財天滝は以前よりずいぶん荒れたように見える。昔ここに御嶽神社があったという記録をどこで見たか思い出せない。
関連ページ:2005.3.21塩尾寺裏参道と不動滝