UP 2012.2.19やまぼうし
東六甲 赤子谷左俣遡行
■日時:2012.1.29(日) 天気 晴
■行先:赤子谷西尾根、赤子谷左俣
     1/25000地形図 宝塚
■同行:ささゆり会(女性5人)

赤子谷 ゴルジュ
東六甲の赤子谷はメジャーな右俣・左俣以外に尾根道や枝道がたくさんあります。今回は、ゆずり葉コミュニティささゆり会の皆さんと東六甲縦走路から赤子谷西尾根を下り、赤子谷左俣を遡行しました。
コースタイム:
往路:ゆずり葉の森広場0900〜行者山1000〜東六甲縦走路ゆずり葉台分岐1030〜岩原山分岐1050〜西尾根分岐1110〜赤子谷西尾根口1210〜西宝橋1215・・・Aさん宅1220
復路:Aさん宅1255〜西宝橋1305〜赤子谷左右俣分岐1310〜ゴルジュ1325〜2又分岐1345〜左俣源頭1410〜岩倉山鉄塔1425〜東六甲縦走路〜ゆずり葉台分岐1430〜猪谷〜光が丘口1500
地図はこちら
1.赤子谷西尾根を下る
 ミステリーハイキングの今日は、いつものように行者山へ登り、赤子谷を往復することに決める。赤子谷の麓にはメンバーAさんの家庭菜園があり、そこで昼食休憩をとることにする。ルートは赤子谷西尾根を下り、赤子谷左俣を上るコース。
東六甲縦走路岩原山分岐(道標#33)から迂回路を進み、ナガモッコク尾根の道と合流した後、赤子谷西尾根を下る。このルートは過去に歩いているのでこのページでの紹介は省略、こちらを参照ください。生瀬家庭菜園のAさん宅に到着する。

赤子谷西尾根から琴鳴山と北摂の山々

冬枯れの西尾根

Aさんの生瀬家庭菜園

2.赤子谷左俣を遡る
 小屋でお昼をとらせてもらい、西宝橋をスタートして、赤子谷に入る。東尾根、ついで西尾根への道を見送り進むと、赤子谷川右俣と左俣の流れの合流点がある。左俣の流れを渡り、ケルンを左に見て進むと左・右俣分岐である。左俣に入り込む。いつもより水量が多いのでゴルジュが心配になるが、多少の濡れは覚悟する。

左俣への道


西宝橋

赤子谷川 左俣・右俣合流

左俣・右俣分岐ケルン
2つ堰堤を乗り越えて赤子滝の前に出る。赤子谷では最も大きな滝で、かつては注連縄が飾ってあったがいまはない。右から乗り越えるが、滝の上から降りるのはロープの手助けがいる。最初の難関だが、日ごろ行者山で鍛えているからまずはパス。

最初の堰堤越え

赤子滝への道

赤子滝

赤子滝を乗り越える
ゴルジュに差し掛かる。それは洞窟の入口のように黒い口をあけて我々を待っていた。水量は多いがしぶきを上げるほどではない。流れの右の岩場を行くか左の岩場を行くか足場を見定めて上る。倒木も足場になる。先頭から振り返り、足場を指示する。多少は靴が濡れても仕方がない。濡らすまいとするとかえって危険である。100mほど緊張の連続だったが何とか無事に切り抜けほっと一息。

ゴルジュ入口

ゴルジュ下段 

ゴルジュ中段

ゴルジュ上段
一難去ったらまた一難、まだまだ続く滝。大きな二又に出くわす。直進の右俣は縦走路のゆずり葉台分岐に出る。こちらを参照。左俣は岩倉山に至る。ここはロープのある左俣をとる。まだまだ危なっかしい滝が続く。流れがほとんどなくなったところで大休止。喉を潤す。緊張が続いたためか肉体的疲労感はない。

命綱のロープを掴んで

左俣の左俣へ

滝のぼりを終えてほっと一息
流れがなくなった。左手の山際を見ると、木の根の下から滴り落ちるしずくがある。ここが赤子谷川左俣の源頭である。標高は380m。涸沢を急登する。疲れる。やがて空が明るくなったと思ったら岩倉山鉄塔#25(480m)の下に出てきた。すぐ前が東六甲縦走路である。縦走路展望ポイントから甲山や今朝辿ってきた行者山を見下ろす。

左俣の源頭 最初の一滴  380m付近

涸沢を急登

岩倉山鉄塔#25へ

東六甲縦走路 岩倉山からの展望 行者山と甲山
往路のゆずり葉台分岐(道標#34)に戻ってきた。帰りは行者山をバイパスして猪谷を光ケ丘に下った。我が家の玄関から一歩出れば、こんなに素晴らしい自然にめぐり合える環境にすんでいることを感謝した一日でした。

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