up 2013.1.30 やまぼうし
六甲 有馬氷瀑 2013
日時:2013.1.28(月) 天気 晴一時雪
場所:神戸市有馬町 紅葉谷・白石谷
    「七曲滝」「百間滝」「似位滝」「白石滝」
同行:山歩会6名
 寒波襲来で有馬四十八滝の「七曲滝」「百間滝」「似位滝」が氷結したとの情報に接し、MNC山歩会の皆さんと紅葉谷、白石谷の氷瀑を訪ねました。毎年訪れる私にとっては、昨年、一昨年に比べると今一つでしたが、初めての体験者には感動的であったようです。
 昨夜来の降雪で、舞台は最高に整いましたが、主役の氷瀑はどうだったでしょうか。ご覧の通り、七曲滝60点、百闡黷R0点、似位滝40点でしょうか。寒い冬といわれていますが、寒波が続かないのでなかなか成長しません。暖気が入ると、ごっそり欠落してしまいます。ただ例年凍らない白石滝は、倒木のおかげで滝つぼに見事な大ツララができていました。2月に期待したいところです。
★2014年8月の台風豪雨禍でロープウェイ有馬〜炭屋道分岐は通行不可。紅葉谷へは魚屋道→炭屋道を迂回します。七曲滝への道は崩落し迂回路で行けません。別ルート(熟練者向け)があるようです。詳細はこちらです。(2018.1現在)

地図はこちら


七曲滝 2013.1.28

百間滝 2013.1.28
 
似位滝 2013.1.28

白石滝 2013.1.28

本文
《1月28日(月)》
行程:

有馬ロープウェイ駅0925→(林道)→湯槽谷分岐1000→七曲滝分岐1020→七曲滝(1045〜1100)→百間滝分岐1150→百間滝・似位滝(1205〜昼〜1250)→白石滝1310→湯槽谷分岐1340→有馬ロープウェイ駅1400→有馬温泉バスセンタ1420
「アプローチ」
 大寒に入って冷え込み、三田市の今朝の最低気温は−6.6℃,宝塚の自宅は-1.0℃で昨夜来の雪が2〜3センチ積もっている。巷はスリップする車で大渋滞である。宝塚駅から有馬温泉行きのバスは、雪景色の蓬莱峡を通る。特に七曲りから見る蓬莱峡は絶景だ。車窓に展開する風景をカメラに収めようとするがタイミングが難しい。
有馬東口で下車して有馬ロープウェイ駅まで歩く。雪に覆われた温泉街の風情もいい。氷瀑観察には絶好の舞台を提供してくれている。月曜日なので人は少ないが、土、日は混雑したことだろう。有馬ロープウェイ駅から林道を歩く。炭屋道分岐付近の鼓滝砂防ダムは半分ほど氷結している。湯槽谷分岐で小休止して、登山道を紅葉谷に入る。白石谷分岐を左に見送り、紅葉谷・極楽茶屋方面の道をとる。

有馬ロープウェイ駅 運行中

炭屋道付近

湯槽谷分岐
「七曲滝」
急登して少し広くなったところが七曲滝への分岐。ここでアイゼンをつける。滝への道は、直進の谷道が凍結して危険のためロープでストップしてある。高巻き道をまわり河原に降りるが、こちらも急傾斜で上り下りに難渋する。ロープウェイ駅から歩き始めて1時間20分で七曲滝に着いた。高さ20mの末広がりの滝は、本流を除いてほぼ結氷しているが水音が高い。雪景色の割に風もなく暖かい。

七曲滝分岐右へ 

七曲滝へのアプローチ

感動の七曲滝
「百間滝・似位滝」
 元の滝道分岐に戻って紅葉谷尾根を登り、標高670m付近から反対の谷にある百間滝へ下る。途中滝の真上にでるが、ザアザアと音を立てている。はたして、滝つぼから見上げる百間滝はまだら模様の氷結であった。ほとんど垂直の滝なので、暖気や強風で崩落してしまうのだろう。すぐ隣の谷には似位滝がある。こちらは高さ30mの3段の滝だが、シャンデリアにはまだほど遠い。似位滝の支谷で昼食とする。

稜線から最高峰が覗く

百間滝へのアプローチ

百間滝

似位滝
「白石谷」
白石谷を下っていく。難所が2箇所ある。段差3mほどの氷結した岩場下り、もう一つはゴルジュ。前者は難なく通過、後者は危険なので巻き道を行く。白石滝の広場に出る。白石滝はいつも氷結しないが倒木が滝つぼにかかり、見事なつららとなっていた。白石第3堰堤を右から越えて、往路に合流する。湯槽谷分岐でアイゼンを外す。

白石谷ゴルジュ 右の壁を高巻く

白石滝
金の湯に寄るという女性2人と別れて宝塚行きのバスへ乗車。例によってレストランMで反省会を催す。今週末は暖かい日が続く予報なので、いいタイミングの氷瀑めぐりでした。

有馬氷瀑の記録

2014年2月19日
2012年2月04日
2011年1月30日

やまぼうし

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