UP 2013.4.2やまぼうし
宝塚 北雲雀きずきの森を歩く(前山)
◇日時:2013.3.28(木) 曇
◇集合:川西能勢口駅 9:00(または現地直行9:20)
◇行先:宝塚市 北雲雀きずきの森、前山(185.8m)
◇参加者:MNCほか 20人
宝塚市の東端川西市との境界に北雲雀きずきの森がある。もとゴルフ場であったところを宝塚市が取得して公園としたところで、北摂里山博物館のひとつとなっている。「木が好き」「自然に気付く」「保全活動を築く」の意味を込め、”きずきの森”と名付けられた。公園緑地課の管理下にあるがコミュニティひばりが保全活動をしている。ゴルフ場の面影はなく、遊歩道や展望台をつけて市民の憩いの場となっている。自然の森に還ってきており、野鳥も多い。今日は山歩きではなく探鳥会の記録です。
行程:
川西能勢口駅09:00→北雲雀きずきの森P9:20…はぐくみの道(9:25〜10:20)…こもれびの道(10:20〜11:10)…みはらしの道11:20…前山11:45…ふれあいの道11:53…北雲雀きずきの森P12:25→川西能勢口駅  歩行4km
地図はこちら案内図

きずきの森前山(こもれびの道より)
「はぐくみの森」
 川西市萩原台バス停から山手に向かい、川西明峰高校近くのきずきの森駐車場(有料)に車をとめる。近くにお住いのご家族も参加してにぎやかな探鳥会である。標高120mの高台から、目前に石切山(287.3m)が、その奥に愛宕山(335m)や長尾連山を望む。足元の新しい建物は宝塚医療大学である。

きずきの森入口から愛宕山、長尾連山と宝塚医療大学

石切山
 案内板を見て、舗装の道を森に向かうとウグイスのお出迎えである。はぐくみの道に入ると冬枯れの草原となり、まだ整備中なのだろうか掘り返された木の根があちこちに積み上げられている。よく見ればもとゴルフコースだったことがわかる。コナラの林の中に早咲きの桜がちらほらと見える。
 ベニマシコだと誰かが声を上げた。セイタカアワダチソウの向うの木に小鳥が踊っている。一斉に双眼鏡を構え、3台のスコープが照準を合わせる。♂♀のベニマシコらしいが、私の双眼鏡はとらえられない。慣れないとこれが結構難しい。もたもたしているうちに飛び去ってしまった。戻るように谷に向かう道はヤマザクラの林でいい雰囲気である。道を挟んで向うには大学のグランドが広がり、真ん中ではムクドリやツグミが戯れている。

はぐくみの道 きずきの広場 

はぐくみの道 さくらの森
「こもれびの森」
 もとに戻ってこもれびの森を行く。こちらも植樹中のようであちこちに添え木がみえる。添え木の上にジョウビタキが、落ち葉をかき分けているのはシロハラだ。渡りに備えて体力をつけているというが、これから日本海を渡って大陸に帰る飛翔力があるとは思えない。谷を大きく回り込んで再び上ってきたところからみはらしの道になる。マヒワの群が高木を占領している。

こもれびの道入口 前方は前山

こもれびの道 せせらぎの谷
「みはらしの道」
 みはらし広場に出る。展望デッキから川西の斜張橋や伊丹空港、大阪市街地、遠方には生駒、葛城、金剛山が展望する。近くに、石切山に続く釣鐘山(205m)のテレビ中継アンテナや寺院が見える。広場の横にこんもりとした丘があるが、きずきの森の最高峰前山(185.8m)である。ミヤマホオジロの♂♀だ。前山へ登ってみたが、立ち木に囲まれて展望はあまりなかった。

みはらし広場と釣鐘山

みはらし台

前山頂上
「ふれあいの道」
 フェンスを開けてふれあいの道に出る。こちらはゴルフ場であった時の雲雀丘花屋敷からの車道。真下に見えるテニスコート、グランド、建物は伊藤忠商事の所有であったものを宝塚市が買収したものと聞く。放置しておけば宅地開発されてしまったことでしょう。
 駐車場へ引き返して鳥あわせを行う。3時間で25種の鳥を観察できた。端境期にも関わらずこれだけの小鳥に出会えたのはラッキーとリーダーのお言葉でした。ベニマシコをとらえられなかったのが心残りだった。

花屋敷荘園入口

旧伊藤忠商事花屋敷寮とテニスコート・グランド
「鳥合わせ」
 <観察した鳥>
@キジ(S)AアオゲラBアカゲラCコゲラDヒヨドリEモズ
FジョウビタキGシロハラ HツグミIウグイスJエナガ
KヤマガラLシジュウカラMメジロNホオジロOミヤマホオジロ
PアオジQカワラヒワRマヒワSベニマシコ 21シメ
22スズメ 23ムクドリ 24ハシボソガラス 25ハシブトガラス
 
ミヤマホオジロ
ベニマシコ

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