2013.7.31Yamaboushi
但馬 夏の天滝
■日時:2013.7.25(木) 晴れ
■行先:天滝 標高550m
■場所:養父市大屋町
■同行:MNC51
(バスツアー)
  ルートタイム
レストハウス天滝1020→滝道駐車場1040→(天滝渓谷)→しのびの滝→岩間の滝→連理の滝→糸滝1105→久遠の滝→夫婦滝1120→休憩所→鼓ヶ滝1130→休憩所1135→鉄製階段→三社権現・観瀑所(1142〜1152)→(戻る)→滝道駐車場1225→レストハウス天滝1240
地図はこちら案内図

観瀑所からの天滝
天滝は円山川の支流大屋川の支流にあり、「日本の滝100選」、「森林浴の森日本100選」、「兵庫県森林浴場50選」に選定された落差98mの名瀑である。まさにその名の通り天から降るがごとく、雄大で壮観、荘厳である。MNC例会バスツアーで養父市大屋町筏の天滝を訪れる。

「レストハウス天滝」
 県民バスは麓のレストハウス天滝の駐車場(標高230m)に到着。本日は休業日のようである。かねてお願いしてあった「天滝を生かす会」のボランティアガイドさん2名がお待ちかねである。軽くストレッチングした後、舗装道路を登っていく。普通車なら渓谷の入口にある登山口駐車場(標高350m)まで行ける。炎天の中1Km(標高差120m)歩くのはつらい。駐車場から天滝までは1.2kmである。これから先は、しっかりしたハイキングの装備をしていないと危険であるとガイドさんの話。一行は皆、しっかりした靴とリュックスタイルで、唯一私がアロハシャツにウォーキングシューズのレジャーモード。不謹慎を恥ずる。

レストハウス天滝前

舗装の林道を登る

ボランティアガイド氏(駐車場前)
「天滝渓谷」
 滝道に入ると一転して森林に覆われた渓谷沿いの道になる。渓谷を左に見てジグザグに登っていく。上り下りは十分すれ違える幅があるが、転落事故もあったようで危険個所には鎖がつけられている。渓谷を何度か木の橋で渡る。涼風が抜ける。案内図では天滝までの間7つの滝があるが、気付いたのは糸滝、夫婦滝、鼓ヶ滝だった。地質に詳しいJさんによれば岩壁は蛇紋岩であるという。そう言われれば道中で養父特産蛇紋岩米という看板を見た。

木漏れ日の渓谷を登る

いくつもの木橋を渡る

夫婦滝

きつい登りもある

鼓ヶ滝
「ヤマビル」
 登山道途中においてあるガラス容器に足が止まる。ヤマビル用の塩である。これをヤマビルにふりかけるとナメクジのようにしぼんでしまうようだ。ふと登山道を見ると、ミミズのようなヤマビルが首をもたげているではないか。通りかかった人のズボンのすそに簡単に取付ける。近くに立っていると、人間の体温を感ずるのか、尺取虫のように近づいてくる。私は念のため、ズボンのすそを靴下で包み、首にはタオルを巻いて木の上からの進入を防いでいる。果たして、下山してみると3人がヤマビルの被害に遭っていた。ズボンが血で染まっていることを人から指摘されて初めて知る人もあった。ガイドさんはヒルとお友達なのか事前に何の注意もなかった。鹿が背負って来ているに違いないが、夏の但馬はヤマビル対策必須である。

登山道のヤマビル

ヤマビル用の塩
「天滝」
 7番目の鼓ヶ滝(標高480m)を過ぎて天滝が近づく。最後鉄製の階段を数十段登ると、三社大権現のある観瀑所である。さすがに天滝というだけあって、はるか天空から降ってくるように流れ落ちてくる姿は壮観である。水量も豊富だ。写真に収めようとしても28mmの広角でも入りきらない(トップ写真)。手元のGPSは標高550mを示している。滝道口から200m、ふもとのレストハウス天滝からは300m登ったことになる。ここから先には、俵石、杉ヶ沢高原への道が続く。

階段下からの天滝
 
天滝三社大権現(観瀑所)

天滝下段
しばし、展望を楽しみ下山にかかる。紅葉時はもっと素晴らしい眺めだろう。昼を大幅に過ぎたため、一気に下り、暑さの待ち受けるレストハウス天滝まで戻ってきた。下流のあゆ公園で遅い昼食をとる。北近畿豊岡自動車道は和田山ICから養父ICまで延伸した。但馬の山々への距離がずっと近づいた。

観瀑所下の鉄製階段

天滝渓谷を下る

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