UP 2014.11.22HRY
MNC 2014年11月例会
姫路 大塩ノジギク探勝
■日時:2014.11.20(木) 10時〜15時 天気 晴
■集合:10:00山陽電車 大塩駅
■行先:姫路市大塩 日笠山連山のノジギク観賞
■案内:山本博昭さん(日笠山のじぎく園代表)
■参加者:MNC34名

≪兵庫県の花

大塩ノジギク≫
赤穂より前から塩づくりが行われてきた姫路市大塩町は、戦前に牧野富太郎博士が「日本一のノジギクの群落地」と称えた土地。街の北東部を走る日笠山連山には、地元の人たちの手で自生種のノジギクのお花畑が復活、播磨灘を見下ろす斜面を白い花が包んでいる。塩田の水路・澪(みお)の岸辺でも再生が進められている。現地ボランティアの案内で、満開のノジギクを愛でながら日笠山を歩きました。

Route Map 案内図

 10:00 大塩天満宮跡地に34名が集合し、ボランティアガイドの山本さんの挨拶を受け、早速大塩の歴史ある家並みや、塩の商いで財を成した豪邸があちこちに有り、赤穂に並び製塩で栄えた様子を面白おかしく案内して貰った。

大塩駅前天満宮跡地で、ガイドの山本さんご挨拶

塩で財を成した梶原家

・山本家の旧邸を巡る
10:25 山腹にある菅原道真が腰かけたと伝えられる岩がご神体の日笠天満宮を経て、延命地蔵を拝み、道傍に咲くノジギクを観ながら、花の終わりは赤くなることを聞き、やがて山本さんら10数名が管理しているノジギク園に到着した。

菅原道真ゆかりの岩神社 毛獅子祭りには是非おいで下さい

延命地蔵 黒色の坐像

道端には自生のノジギクが咲き乱れる
大塩には120種のノジギクがあること、原種の花びらは細長く14枚、4年前に発見したボウズノジギク、また植物学者牧野富太郎先生が発見したキバナノジギクの説明などが有り、想定外の焼き芋、コーヒーの接待を受け、全員舌鼓を打った。

大塩には120種のノジギクがあります

ボウズノジギク(舌状花がほとんどない)

日笠山のじぎく園

焼き芋とコーヒーの接待

大塩の塩田の歴史やノジギクの保全について語る

日笠山のじぎく園で集合写真(前列左2人目山本さん)
11:50 日笠山で昼食を摂り、Nさんが本日のハイライトという急坂を上り、夫婦岩で瀬戸内海を展望。

ノジギクの夫婦岩から播磨灘を望む

夫婦岩

東に淡路、明石大橋、六甲が  西に家島、小豆島を望む
13:00 数年前に台風で倒れた古木?(アベマキ)が、1年半後自分で起き上がり息づいている「起き上がり古木」を見て、13:10馬坂峠で山本さんの案内も終わり流れ解散とし、大塩駅へ帰る組と更に牛谷展望台方面に行く組に分かれた。

起き上がり古木

馬坂峠
更に歩いた組は、北浜トンネル口、菅原道真ゆかりの清勝寺境内、のじぎくの里公園を経て、15:00予定とおり大塩駅に到着した。

牛谷展望台

北浜トンネル口へ下る

清勝寺境内の紅葉

穴虫池から日笠山を望む

のじぎくの里公園

                                             <ノジギクのデータ>
『ノジギク(野路菊、学名 Chrysanthemum japonense)は、キク科キク属の多年生植物。野菊の1種。牧野富太郎が発見・命名。日本在来種で、本州(兵庫県以西)・四国・九州の瀬戸内海・太平洋沿岸近くの山野などに自生する。草丈は50cmほどで、よく枝分かれをして群落を形成する。茎の基部は倒れて、上部が斜上することが多いが、傾斜地などでは懸崖状になる。葉は互生し、長さ3-5cm、幅2-4cmほど。形状は広卵形で、5(または3)中裂して鋸歯がある。裏面に毛が生えており白っぽく見える。
短日植物で、開花時期は10月下旬から11月。直径3-5cmの花(頭状花序)をつけ、白色の舌状花と黄色の筒状花をもつ。舌状花の形や数は、個体によってかなりの差が見られる。咲き終わりには舌状花は赤みを帯びる。種子は春に発芽し、越冬した茎からは新芽が出て大株になる。(ウィキペディアより)』

いろいろなノジギク(高山勝彦さん提供)
午前中は曇りがちで少し肌寒さも感じたが、昼食を食べる頃から青空が出て、歩くと汗ばむ位であった。天候に恵まれ、案内の山本さんのおもしろい話などにも接し、参加の皆さんのご協力を得て無事楽しいノジギク軽ハイキングをすることが出来た。最後に改めてガイドをして頂いた山本さんをはじめ仲間の皆様に、お世話になったお礼を申上げる。
文/木村俊、写真/平山、編集/平山
幹事:永田(木村俊)

関連ページ:大塩のじぎくの里を歩く 2015.11.13
               のじぎくの里 大塩日笠山と小赤壁 2014.10.29

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