UP 2012.5.20(改)やまぼうし
丹波 愛宕山ミツマタの群落を歩く
(武庫川源流)
龍蔵寺〜愛宕堂〜愛宕山〜ミツマタ群落地〜龍蔵寺
◇日時:2015.3.30(月) 晴
◇行先:篠山市 愛宕山(648m)
     2.5万地形図 篠山
◇同行者:MNC山歩会17名
行程:
JR南矢代駅9:45→(タクシ)→龍蔵寺(10:15〜10:40)→中央コース(参道)→愛宕堂11:20→愛宕山(12:10〜12:45)→(向山坂)→東コース分岐13:02→ミツマタ群落地(13:10〜13:30)→龍蔵寺(13:55〜14:15)→(京街道)→武庫川起点15:35→JR南矢代駅15:40
地図はこちら
武庫川源流の愛宕山には一目10万本といわれるミツマタの大群落があります。龍蔵寺から近畿自然歩道で愛宕山へ登り、中腹のミツマタを鑑賞します。

ミツマタ大群落の愛宕山
「龍蔵寺」
 南矢代駅から予約タクシーで愛宕山麓の龍蔵寺山門前へ。歩いたら1時間半だがタクシーは10分で¥1760だ。割り勘で@450は安いものである。新世話人のもと、駐車場広場で入念に準備運動して龍蔵寺境内へ入るとご住職のお迎えである。丹波の自然のお話しや境内の草花を案内していただく。カヤラン、サルオガセ、イノモトソウ、ミヤマカタバミ。予定より30分遅れで、中央コース(近畿自然歩道)を登り始める。道標では愛宕堂まで0.7Km、愛宕山まで0.9kmである。

太平山龍蔵寺山門(天台宗)

住職の案内で境内の草花を観賞

近畿自然歩道 愛宕堂まで苔むした石段が続く

カヤラン

サルオガセ

ミヤマカタバミ
「愛宕堂」
 苔むした石段の参道には巨大なモミノキ、ツガ(トガ)、ヒノキが並ぶ。白い可憐な花はミヤマカタバミ。石仏やところどころ崩れかけた石垣は堂宇の跡だろう。標高430m付近で、忍の滝道を左に分ける。すぐに大きな石垣が現れる。石段を登ると、灯篭と石の鳥居があり、広場には苔むした石仏群が並んでいる。その先に急峻で長い石段が愛宕堂に続いているが、崩落危険表示がありここを上ることはできない。迂回路を登り、勝軍地蔵愛宕大権現が祀られている愛宕堂(490m)につく。朱塗りの堂と小屋が巨岩の下に鎮座していた。山歩きの安全を祈願する。

参道の仏たち

愛宕堂への急階段(通行禁止)

愛宕堂:勝軍地蔵愛宕大権現を祀る
「愛宕山」
 愛宕堂からもとの道を引き返し、船さか口表示のあるところから尾根に出る。自然林に変わる。天狗岩という割れた石仏のある大岩を乗り越えると傾斜が増し、長いロープを伝っての登りとなる。一度緩んだところに滝谷口の表示があり、再び急傾斜のロープ道となる。立ち上がるとリュックの重みで後へそっくり返りそうになる。近畿自然歩道としては不適の登山道だ。愛宕堂で引き返そうと言っていたMさんはじめ、皆さん頑張って本日の最大の難所をクリア。このあたりはミヤマシキミが群生している。

船さか口

天狗岩を乗り越える

群生するミヤマシキミ

難所
ピーク(620m)には向山坂の表示があり、近畿自然歩道の分岐道標が立っていた。愛宕山山頂0.1km、稲荷神社1.1km、美濃坂峠3.7km、愛宕堂0.3km、龍蔵寺0.8km。 僅かの上りで愛宕山山頂(648m)に到着する。三角点と見まごう石柱とトンボマークの愛宕山の道標がある。展望はないが、少し戻った切開きから篠山盆地と多紀連山を望むことができた。白髪岳、松尾山、西光寺山、向山、黒頭峰、夏栗山、三尾山、鋸山、西が岳、御嶽、小金ヶ嶽を同定する。

愛宕山山頂648m

愛宕山より篠山盆地と多紀連山の展望
「ミツマタ大群落」
 昼食後、元来た道を引き返すように近畿自然歩道を母子方面へ向かう。ゆるい下りの尾根道には幸福の黄色いハンカチ?がなびいている。15分ほど下ったところが母子との分岐で、我々は龍蔵寺方面に向かう。

尾根道に幸せの黄色いハンカチ?が続く

龍蔵寺への分岐
杉林のふかふか道を下っていくと、突然林間に真っ白な花畑が広がって見えた。ミツマタの群落だ。辺りに花の香りが広がる。背丈を越えるミツマタ畑の真っ只中を下る。ミツマタのトンネルは初めてだ。下から見上げると黄色に輝いて壮観だ。一目1万本といっても良いだろう。林道の下のほうにも延々と続いている。10万本はオーバーではない。

ミツマタ大群落

ミツマタのトンネル 高さ2m以上ある

仰ぐミツマタは黄金色に

ミツマタの花

MNC山歩会の皆さん

一目1万本!いやもっとある

林間に続くミツマタ
林道はまだ造成途中なのだろう。がけ崩れや落石が激しい。麓の看板には県民緑税でスギ・ヒノキの伐採の促進と針葉樹と広葉樹の混交林を整備中と書かれていた。お隣にはミツマタの花が見ごろです、群生地まで20分の看板が出来ていた。ミツマタは主に紙幣の原料となる。山は龍蔵寺の管轄下にあり、商談もあるという。

ミツマタの林道を下山する

林道入口 ミツマタ群生地まで20分
「京街道」
 真南条二村神社からデカンショ街道(R372)に沿った旧京街道を古市方面に歩く。女性陣はツクシ採りに夢中だ。男性陣は酒屋でストップ。店番の91才のおばあちゃんと話が弾む。「金」と書かれた石灯篭は金毘羅さんの参道と教えてくれた。篠山城の石垣に使われたという石が残る栗栖野残石公園で京街道と分かれる。遠くに南矢代駅の陸橋が見えてきた。
真南条川と田松川が交わるところが武庫川起点である。2級河川武庫川の標石が立っている。河口まで65kmであるが、真南条川、龍蔵寺川を合わせた最大長は70km以上だろう。南矢代駅はもうすぐだ。

武庫川起点

南矢代駅
                    ミツマタ
   ジンチョウゲ科ミツマタ属 落葉低木・中国原産(室町時代に渡来)
夏頃枝の端が3つに分岐する。枝先に小さな花が30〜50個つく。両性花で、花弁はなく、長さ8〜15mm萼筒があり先が4裂する。開花時に萼筒の内面は鮮黄色、外面には淡黄色の絹毛が密生、観賞用または和紙(紙幣)の原料となる。

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