UP 2015.5.12HRY
滋賀 花の百名山 赤坂山
マキノ 高原〜ブナの木平〜粟柄越〜赤坂山
◇日時:2015.5.11(月) 晴
◇行先:滋賀県高島市 赤坂山(823.8m)
     2.5万地形図 海津・駄口
◇参加者:MNC山歩会 10人
行程:
マキノ駅0946・・・(高島市営バス)・・・マキノ高原さらさ温泉1004→赤坂山登山口1030→階段道最上段1050→ブナノキ平(1123〜1130)→オオイワカガミ群生地1145→粟柄越1225〜折戸分岐(1230〜昼〜1250)→赤坂山(1310〜1320)→粟柄越1332→ブナの木平(1412〜1420)→階段道最上段1440→登山口1458→さらさ温泉1513・・・(高島市営バス)・・・マキノ駅1536  歩行約9km
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≪赤坂山(明王の禿から)≫
赤坂山は琵琶湖の西北端のマキノ町の滋賀・福井県境にある標高823.8メートルの秀麗な山で中央分水界に位置する。ミズナラ、ブナなどの落葉広葉樹林やベニドウダンの群落をはじめ、キンコウカなどの珍しい湿原植物、オオバキスミレやカタクリ、オオイワカガミ、トクワカソウなどの群落もある。この貴重な自然植生がいたるところに見られる赤坂山は、「山と渓谷社」が選定する「花の百名山」に選ばれている。
「マキノ高原さらさ温泉」
 マキノ駅で下車したのはMNC山歩会仲間10人。高島市営バスに乗り込んだのは私たちだけである。バスは海津を回って、白谷温泉経由でさらさ温泉へ。天気予報が外れて今日はいい天気だ。マキノスキー場下の広場ではグランドゴルフ大会が行われている。見上げる中央分水界の山々は新緑に覆われ、ところどころ白く見えているのは残雪だろうか。赤坂山はここからは見えない。登山口を探してうろうろ、広場一番奥に登山口看板発見。赤坂山へ4.0kmとある。10:30登山開始、いきなり急階段だ。

マキノ高原さらさ温泉(バス停前)

マキノ高原から中央分水界の山々(左奥:登山口)

赤坂山登山口(標高210m)
「ブナノ木平」
 標高差200m余り、きつい丸太の階段道が続く。トップは最長老のHさん、今日は快調に飛ばし、なかなか追いつけない。初参加Nさんは重い三脚を担いで生き物の観察・撮影に余念がない。隊列を離れてはまた追いついてくる健脚だ。愛鳥家Nさんは野鳥の声に耳を澄ます。さっきからうるさく鳴いているのはハルゼミだ。遠くでツツドリの声。沿道にピンクの花をつけるはタニウツギである。標高350mからは階段がなくなり自然林の中をゆっくりと登っていく。登山口から1時間、東屋のある小広場に到着する。標高515mのブナノ木平だが、あたりにブナノキはない?マルバアオダモが白い柔らかな花をつけている。案内板の足元で一株のイワカガミを発見する。

いきなり急登階段の道

タニウツギ

新緑の自然林を歩く

ブナノキ平(515m)
「粟柄越」
 一息入れて、やや下り気味の登山道を進む。左に谷を覗くようになると瀬音が近づき、やがて渓流にさしかかる。岩場にピンクの花をつけたイワカガミ発見。いや葉が大きいオオイワカカガミだ。気を付けてみれば登山道の岩壁のあちこちに咲いている。渓流を渡り、さらに登るとその数を増やし、登山道の斜面いっぱいに群生している。ピンク色がほとんどだが白色もある。これは感動ものである。岩陰にオオバキバキスミレだ。チゴユリも。撮影モードで歩みが止まる。気が付けば辺りはミズナラやブナの林である。
 標高700mで明るい稜線に出る。送電線が稜線を跨ぐ。猫の耳のような巨大な鉄塔が印象的だ。地に這うように生えている低木はリョウブのようだ。白い花をつけている木はオオカメノキとわかる。木陰にカタクリだ。京阪神よりも1か月も遅い開花だ。やがて笹原地帯となり急に風が強くなってきた。粟柄越(あわがごえ)の道標がある。この道は古来から若狭と近江、京を結ぶ重要な街道で、海産物、塩、米、炭などを牛の背に載せて運搬したという。時間は12:30、風を避ける昼飯の場所を探す。少し先、折戸ルート沿いの窪地で昼食とする。

渓流を渡る

登山道のイワカガミ(550m付近)

オオバキスミレ

オオイワカガミ

稜線の道

ムシカリ(オオカメノキ)

カタクリ

粟柄越755m

強風を避けて昼食
「赤坂山」
 観察モードのため予定時間をオーバーしている。昼食休憩もそこそこに赤坂山山頂を目指す。あと400m、頂上が見えているが砂地の登山道は滑る。右に巨岩があり、石仏が祀られている。登山口から2時間40分(昼食タイムを除けば2時間20分)、山頂だ!草原のピークから360度の展望が広がる。南に琵琶湖、送電線の続く西は日本海だが今日は霞んで見えない。北に明王の禿から三国山への稜線が、南に寒風〜大谷山への稜線、その向こうのシルエットは比良山系だ。方位盤には伊吹山、白山の名前があるが霞んで見えず。強風吹きすさぶ山頂で、帽子を押さえながら集合写真を撮る。明王の禿まで足を伸ばしたかったが時間切れ。昼食後一足早くスタートしたHさんだけは往復してきた。

大岩

赤坂山山頂が見えてきた

山頂直下

北の展望(三国山と明王の禿)

東の展望(琵琶湖とマキノの町)

南の展望(寒風から大谷山、比良山系)

西の展望(日本海方面、かすかに青葉山)

強風の赤坂山山頂(823.8m)で
「下山」
 強風で長居無用。元の道を引き返す。頂上付近の砂地は滑り易く慎重に下る。中央分水界の稜線からはずれると風は無くなりほっとする。帰りのバスの時間が気になり、往路の復習をする余裕はない。あっという間にブナノキ平に戻ってきた。どうやら予定のバスに間に合いそうである。

下山路(中央分水界の道)

ブナ林

渓流のマルバアオダモ

マキノ高原さらさ温泉とメタセコイア並木(階段道最上段より)

下山

オオイワカガミの群生、カタクリにも出会えて感動的な山歩きとなりました。花よし、緑よし、展望よし、季節を変えてもう一度訪れたい山です。

「出会い」
◇野鳥
・ツツドリ ・ジュウイチ ・コゲラ ・トビ ・サンショウクイ ・ハシブトガラス ・ハシボソガラス ・ヤマガラ ・ヒガラ ・シジュウカラ ・ツバメ
・ヒヨドリ ・ウグイス ・センダイムシクイ ・ムクドリ ・キビタキ ・オオルリ ・スズメ ・カワラヒワ ・イカル ・ホオジロ ・(ハルゼミ)
◇花々

マルバアオダモ

ホウノキ

ミツバツツジ

ムシカリ(オオカメノキ)

タニウツギ

サラサドウダン

カタクリ

ミヤマカタバミ

オオイワカガミ

オオバキスミレ

レンゲツツジ

タチツボスミレ

シハイスミレ

チゴユリ

イカリソウ
野鳥:NMRさん、花撮影:NOKさん

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