秋色カナダの旅 ローレンシャン高原
             2004.9.26

                                       
                                       ローレンシャン高原


 トロントからモントリオールへ飛び、バスを乗り継いでローレンシャン高原のトランブラン村へ。 初日に続いて深夜の到着である。ローレンシャン高原はケベック州のセントローレンス川北西部に広がる丘陵地帯で、ここは四季折々の風景が美しく、リゾートや別荘が点在する。
(上空から紅葉を楽しむ水上飛行機もあるが着水失敗で邦人観光客が死傷しているのでご注意を。2005.9.30)


         1.トレンブランの街
 キッチン付きの滞在型豪華ホテルで目覚める。冷え込む。気温3度で水霜が降りている。山ひだに霧がかかっていたが、日が差しこむにつれ晴れ上がり、錦に輝きだす。もう紅葉が始まっている。

 朝のハイキングで、街を見下ろすスキー場の中腹まで登る。湖を取り巻く山々に囲まれたトランブランの村は、カラフルに輝き、まるでおとぎの国のようだ。
  
    2.トレンブラン村の玄関口
 国旗が迎えてくれる。山腹にはコンドミニアムが建つ。
       
        3.ゴンドラ
 街を散歩する。麓の駐車場やホテルの並ぶ広場からリフト乗り場のある高台まで石畳の坂道がつづく。標高差50mほどだが、歩くのがしんどい人は、無料のゴンドラがホテルの屋根を乗り越えて高台へ運んでくれる。

     

        4.トレンブランの繁華街
 坂道に沿って、こじんまりとしたスポーツ用品店、ブランド衣料ショップ、食べ物屋や土産物店が並んでいる。コンビニもあるが日用品程度の物しか置いてない。
今日は日曜日とあって、人出が多いようだ。「ビーバーの尻尾」という店の前の行列は、日本でいうたい焼を売る店である。メイプルシロップの飴やソフトクリームも人気のようだ。

    

        5.日光浴を楽しむ人々
 高台のレストランの前の広場は、短い秋のひざしを惜しむように日光浴する人たちがいすに寝そべっている。
     

        6. トレンブランの山々
 リフトで標高850mの山頂へ登る。乗り合わせたカップルがどこから来たかと話しかけてくる。この人はカナディアンフレンチだという。ここケベック州はもともとフランスが拓いた土地で、その後イギリス連邦となったが、いまだに独立運動が盛んである。公用語はフランス語である。
   

          7.メイプルの紅葉
 山頂からの眺めは雄大で、なだらかな丘陵は錦の絨毯に覆われ、その間にたくさんの氷河湖を抱く。針葉樹の林の中の楓(メイプル)の紅葉は日本では味わえない風景だ。

          8.ハゼの紅葉
 メイプルと並んで沿道を飾っているのはハゼの木の紅葉だ。日本のハゼより大型だ。
           
          9.国旗好き
 カナダの国旗はメイプルをデザインしたものである。両側の赤い帯は太平洋と大西洋で、中央のメイプルリーフがカナダを象徴する。赤と白は1921年に指定された国の色で、メイプルリーフは18世紀以来伝統的にカナダのシンボルとされてきたもの。
葉の先端の尖った部分と枝を合わせた12の数は、国を構成する10州と2準州を表している。

 カナダ人は国旗好きだ。めぼしい建物、ホテル、レストラン、土産物店などには必ずといっていいほど国旗が上がっており、州旗と併せてひとつの景観を作っている。
      
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