1.メイプル街道 メイプル街道とはナイヤガラからモントリオールを経てケベックに至る約1000kmのルートをいう。これは日本の旅行社が名づけたもので、なかなかしゃれたネーミングだ。カナダではヘリテイジハイウェイ(伝承の道)と呼ぶ。 モントリオールからは国道20号、40号、138号がケベックと繋ぐ。高速道路の両側にメイプルの紅葉の林が延々と広がる。沿道に真紅に輝くはハゼである。大陸的景観のためか、時速110kmの大型バスは遅く感ずる。 寒暖の差の激しい気候のため、道路のひび割れ多く、振動するのが玉に瑕である。 |
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2.世界遺産 ケベックシティーは、古きよきフランスがそのまま残る歴史と文化の都市であり、北米で唯一の城壁都市でもある。16世紀は毛皮を中心とした交易の拠点として、17世紀は英仏植民地戦争の舞台として幾多の歴史を乗り越えてきた。 カナダは英国連邦に属しているが、ここケベックの公用語はフランス語で必要なら英語も併記してよいことになっている。標識類はすべてフランス語で書かれており、会話もボンジュール、メルシーの世界である。今なおカナダからの独立運動が盛んだという。 城壁に囲まれた旧市街は、世界文化遺産に指定され、石畳の細い道路沿いにヨーロッパの香りが漂っている。 写真は世界遺産の碑 |
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3.ケベック州議事堂 ケベック州の政治の中心地はモントリオールではなく、ここケベックシティになる。 城壁の外側に建つ白い石造りの建物で中央の塔には展望台もある。建物の外側にはケベックの歴史に登場する人物の像が立ち並ぶ。 |
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4.シャトー・フロントナックホテル シャトー・フロントナックはセントローレンス川とケベックシティーを見下ろす高台に立つルネッサンス様式の最高級ホテルで、古都ケベックのシンボルです。ツアー観光客も一人¥18000追加すれば宿泊することが出来る。 36人のツアー客のうち、4人が途中下車してこのホテルに泊まる。他の客から、羨望の拍手が起こる。 近くからホテル全貌を写真に収めきれない。 |
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5.巨大壁画 フランス色の濃いケベック・シティは、歴史の重さを物語る落ち着いた観光都市。この地を最初に発見したのはフランス人探検家、サミュエル・ド・シャンプランという人。 1608年にシャンプランは毛皮交易の基地をつくるとアッパー・タウン(崖上の街)の城壁内にはカトリックの施設や官吏の建物が建ち始め、ローワー・タウン(崖下の街)の川沿いには商人や職人が住むようになった。 ローワータウンの入口付近には、ケベックシティーの建設に功績のあった人々を窓辺に配した巨大な壁画が建つ。 写真で見るとうっかり本物と間違う。 |
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6.観光馬車 ケベックシティーは、迷路のように曲がりくねった細い小道や急勾配の坂道に、モザイク画のような屋根が広がる小さな街です。歩いて回ることも出来ます。 市街を巡る観光馬車「カレッシュ」が、乗らんかと客引きに近寄ってくる。古風な馬車と御者がこの街にマッチしている。 |
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7.ローワータウンへの階段 ケベックシティーには見所がたくさんあるが、いずれも駆け足の観光である。ガイドさんも心得たもので、バスを止めて記念写真を撮らせ、すぐ次の観光ポイントへ移動する。もちろんガイドさんがシャッターを押してくれる。これでそこへ行った証拠となる。 ローワータウンへの階段は、下にプチ・シャンプラン通りを見る記念撮影ポイントである。 |
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8.プチ・シャンプラン通り ローワー・タウンのメインストリートとも言える通りが「プチ・シャンプラン通り」で、両側にはブティックやギフトショップなどが建ち並ぶ、賑やかなショッピング・ストリートになっている。ウィンドウ・ショッピングしているだけでも楽しいところです。 |
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9.有料ケーブル「フニクラ」 ローワー・タウンまでは、階段を歩いても下りられるが、観光案内所の横から「フニクラ」とよばれる有料ケーブルカーでも、あっという間に下りることができる。何やらイタリアを連想させます。 |
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10.トレゾール通り 別名「画家の小路」とも言われている細い路地です。その名の通り、長さ 100mほどの狭い通りの両側には、壁一面に絵が展示され、若い画家が自作の絵や版画を並べて売っている。シャトー・フロントナックなどのケベックの名所を描いた銅版画は数ドルぐらいからある。 |
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11.裏通り 観光客で賑わうショッピング街を外れて裏通りを散歩する。紅葉のメイプルがツートーンの壁に映え、絵になる風景だ。 |
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12.アッパータウンのたそがれ レストランで夕食を摂り、外へ出ると既に夕闇が迫っている。ライトアップされたシャトー・フロントナックが夜空に浮かぶ。 |
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13.ケベック要塞 シタデル セントロ−レンス川を一望できるディアマンテ岬の高台に建つ、星型の要塞です。函館の五稜郭に似ている。 |