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UP 2007.11.28 やまぼうし
北京 世界遺産の旅
■日程:2007.10.1〜10.5
■場所:中国 北京市内・郊外
■旅行社:読売旅行
■行程

  第1日:関空→北京空港→盧溝橋・天壇公園
  第2日:天安門広場・故宮博物院・首都博物館
  第3日:北京動物園・頤和園・明十三陵・八達嶺
  第4日:胡月→北京空港→関空
第1日(2007.10.1)
関空→北京空港
 北京をベースに5つの世界遺産を巡る四日間のツアーにのる。中国は、雲南の昆明や東北部の瀋陽、大連など地方を訪れたことはあっても、首都北京は初めてである。中国のトイレ事情で敬遠していたハナミズキも首都ならばと行く気になったようである。

JAL785機内

機内食はカツとじ弁当
関空から僅か3時間、機内食を食べて雑誌をめくっているうちに到着してしまう。ほぼ満席のJAL機には、中国人スチュアデスが多い。顔かたちは日本人と変わらないが、愛想笑いなどせず、事務的なサービスでそれと分かる。

北京空港

現地ガイド28歳とカメラマン女性19歳
北京空港到着。気温16℃、曇空だが、雨が降ったようであちこちに水溜りができている。空港施設の満艦飾の赤旗が中国に来たことを印象付ける。現地男性ガイド白さん、女性カメラマン蒋さんの出迎えを受け、バスに乗り込む。ツアー客27名と添乗員女性杓子屋さんとあわせ4日間の旅が始まる。客の顔ぶれといえばシニア夫婦と中年女性グループ、単独男性が目に付く。

林立する高層住宅群

建設中のオリンピック村
ポプラとアカシア並木の高速道路を市街地に向けて走る。緑の並木といいたいが、こちらは灰色がかったくすんだ緑だ。インターチェンジを下りて市街地に入る。高層住宅が林立する。オリンピック開催まであと1年足らず、建設中のビルや掘り返しが多い。
ガイド氏から簡単な北京の概要と旅のスケジュール説明があり、1元16円でとりあえず5000円を両替する。人口1600万、重慶、上海につぎ中国第3位、面積は四国ほどもあるという。人口1位が四川省の重慶3200万人とは知らなかった。
それにしても北京外語大学卒業、ガイド暦7年の白さんの日本語堪能振りと日本の事情に詳しいことに驚く。いいガイドにめぐり合ったものだ。将来有望な青年とお見受けする。
盧溝橋
 最初の観光地は盧溝橋(ろこうきょう)。北京市の南西約20Kmの永定河に架かる長さ270mの石造りのアーチ橋。歴史は古く、1189年の創建で、かのマルコポーロが東方見聞録で絶賛したという美しい橋。幅7.5mの橋の欄干には獅子像が500個も並び、すべて表情が違う。また月見の名所で、清の乾隆帝の筆になる「盧溝暁月」の碑がある。橋は有料である。

11のアーチがある盧溝橋
しかし、私にとって盧溝橋といえば日中戦争の発端となった場所として記憶に残る。まだ生まれる前でしたが。1937(昭和12年)7月7日、軍事演習中の日本軍に何者かが発砲したという理由で、両軍がこの河を挟んで戦闘状態に入った。日本軍の謀略といわれている。

獅子像が並ぶ欄干

宛平城の城壁に並ぶ戦死者の墓
橋の真ん中に立って、歴史の動いた「永定河」の河原と、かなたの鉄橋を眺めた。質問に、ガイド氏は日本軍は橋の東から対岸にある宛平城に向かって進んで行ったとかなたを指さした。宛平城の城壁の下には戦死者の墓が延々と並んでいた。近くには抗日歴史資料館があり、愛国教育の場としているようだ。
天壇公園(世界文化遺産)
 市内に戻り、中心地に近い世界遺産・天壇公園に行く。天壇とは、歴代の皇帝が五穀豊穣を天に祈る儀式の場です。古来から中国には天帝を祭る土蔵の露台、天壇という構造物があった。北京では故宮を中心に東西南北に天・地・月・日祭る壇が築かれていたが、南側にあるのが、現在も残っている天壇である。明代の1420年創建、明・清代の各皇帝が年2回行幸したという。

天壇公園

祈念殿
天壇の建物の中で、一番目立つのが祈念殿。中国最大で最古の祭祀建造物で、大理石の壇上に建つ、高さ38m、直径30mの円形の木造建築。釘や梁を使っていない。真っ青な瑠璃瓦を用いた3層の屋根が印象的。2006年に再建されたばかりで、ピカピカすぎる。
国慶節(建国記念日)の大型連休が今日から始まったばかりで、人人人・・・。ガイドから、バッグを体の前に回して盗難に注意すること、迷子にならないよう、ツアー旗から離れないよう指示。

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