北京第2日(2007.10.2)
天安門広場
 翌日は早朝から天安門広場へ。南北880m、東西500mの世界最大の広場。50万人を収容できる。毛沢東が建国宣言するなど国家行事や歴史の大事の舞台となってきた。天安門事件など革命運動の舞台でもある。厳重な警備で、入場には手荷物検査があるが、なぜか日本人観光客は免除。

天安門
広場の中心には人民英雄記念碑が立ち、西側には毛沢東が眠る毛主席祈念堂と日本の国会議事堂に相当する人民大会堂がある。国慶節とあって、建国58周年の横断幕がかかり、孫文の肖像画が飾られている。
一方の北の正面には道路を挟んで天安門があり、毛沢東の肖像画が掲げられている。テレビの中国報道ではおなじみの風景である。続々と人々が詰めかける。ここでも懐中と迷子に注意だ

人民英雄記念碑と人民大会堂

オリンピックのカウントダウン
東には中国国家博物館があり、ここではオりピックまでのカウントダウン表示がある。あと311日だ。2008年8月8日午後8時8分に開会。8の字が5回出てくるが、中国では8はおめでたく縁起のいい数字なのだそうです。
故宮博物院(世界文化遺産)
 昔は紫禁城といった。「紫」は不動の支配をさす北極星、「禁」は一般臣民は立ち入ることができないことを意味する。明、清24代の皇帝が君臨したところで、東西750m、南北960mの城壁と堀に囲まれた宮廷には約8500室の建物があり、一つの街を形成している。1924年清の終焉(ラストエンペラー溥儀)とともに、嘗ての宮殿を意味する故宮と呼ぶようになった。

故宮正門の午門
天安門広場から地下道で道路を横断して、毛沢東の肖像がかかる天安門を潜る。端門をとおり、故宮の正門入口の午門から入場する。東西に副棟を持つ凹字型の巨大な門で、3つの入口のうち皇帝専用の中央の入口を入る。
金水橋を渡ると紫禁城の核心・外朝にたどり着く。皇帝の即位式など重要な式典が行われた公式な区域で、三大殿と呼ばれる太和殿、中和殿、保和殿がある。正殿となる太和殿は補修工事中であった。

公式行事が行われた太和殿、工事中

皇帝・皇后の生活空間、乾清宮
乾清門から先は内廷で、皇帝と皇后の生活空間として使われていたところ。乾清宮、交泰殿、坤寧宮が並ぶ。その両側には皇后や妃たちが暮らす後宮がある。
宮廷庭園の御花園を通り抜けて、紫禁城の北門にあたる神武門から出る。残念ながら、こちらも補修工事中である。北京市街のみならず、観光施設もオリンピック開催までに一気に化粧直ししてしまうようだ
首都博物館
 2006年に完成した地上5階、地下2階建ての新館には、北京の歴史文物を展示している。青銅器や陶磁器、書画、石刻、貨幣、玉器、帝王の印章、織物、刺しゅう、竹・木製器具、象牙・角製品、仏教彫刻、文具、民間工芸品など収蔵品はおよそ25万点に及ぶ。

エントランス

京劇の面

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