UP 2015.2.25やまぼうし
神戸 城山(滝山城跡)〜市章山
新神戸駅〜城山(滝山城跡)〜市章山〜錨山〜諏訪山公園
■日時:2015.2.16(月) 天気 晴
■行先:神戸市 城山(滝山城跡)(323m)、市章山(292m)、錨山(260m)
■同行:有遊会7人

錨山と市章山(右)
ルートタイム:歩行約5km
新神戸駅10:00・・・城山(滝山城跡)10:55・・・市章山(11:45〜12:15)・・・錨山12:20・・・ビーナスブリッジ12:45・・・諏訪神社13:05・・・諏訪山公園下13:15
Route Map 
有遊会7名と共に、神戸市の背山、城山(滝山城跡)から市章山・錨山を歩きました。市民の散策路としてよく整備されており、新神戸側の滝山城跡へははかなりの急登でしたが、里山の雰囲気が残り、後半は神戸の街並みや港の景色を眺めながらルンルン気分のハイキングでした。
「滝山城跡」
新神戸駅の高架をくぐると生田川に出る。いつか生田川を遡り布引貯水池から再公園まで歩いた記憶がある。坂の途中で左折して急階段を滝山城跡(城山)に向かって登る。道標があるが北野への道と間違わないようにしなければならない。案内図によると滝山城の曲輪の跡を辿っていくようだ。標高差300m、歩行1.1km、常緑広葉樹の森が続く。特徴的なのはカゴノキ(クスノキ科)が非常に多いことである。2度、3度休憩して息を整えながら進む。布引の滝のさるのかけ橋から登ってくる道が合流してくる。布引の滝が樹間に覗く。約1時間で石碑の立つ滝山城跡に到着する。標高323m、立ち木に囲まれて展望はない。

新神戸駅前から城山を見る

新神戸駅の高架をくぐる

道標を左折急階段を登る

里山の道

カゴノキが多い

滝山城跡(城山)328m マウスで拡大
滝山城跡:
築城年代は不明だが南北朝時代に赤松円心則村によって築かれたと云われる。戦国時代になって荒廃していた城を松永弾正久秀が修築し、のち荒木村重の持城となったが荒木村重が謀反した際に織田信長によって攻められて落城し、城も廃城となった。
「市章山」
堂徳山(337.5m)横を抜けて車道に下りる。分岐にはきちんと道標があるから間違うことはない。車道を横断して、浅間が丘への道を進む。明治天皇の詠まれた歌碑がある。次いで大きな煙突状の構造物はトンネルの排気口のようだ。再び車道を横切って階段を登ったところが市章山(275m)であった。眼下に神戸の市街地が広がる。ポートアイランドから神戸空港も見える。真下のウバメガシの斜面に神戸市のマークがあるはずだが、ここからは見えない。

車道から浅間が丘への道へ

明治天皇歌碑

排気口?

車道を横断して市章山へ

市章山で

市章山から神戸市街の展望
市章山:神戸市の市章の由来―神戸の港は、もともと扇形をした「兵庫港」と「神戸港」の2か所で、この2つの扇形の港をイメージしたという説と、「神戸」の旧仮名遣いの「カウベ」のカの文字を図案化したという説がある。1967年(昭和42年)の神戸港開港百周年を機に、夜間電飾を恒常化した。2003年から地球温暖化防止を表徴し、電飾を電球から省エネタイプの発光ダイオードへと変更し、現在に至る。
「錨山」
市章山から少し下ったところが錨山(260m)である。風力発電設備があり、市章山と錨山の夜間照明の電力をまかなっている。展望デッキには方位盤があり、市街の主な建物などが特定できる。少し下ったところからウバメガシにかたどられた錨のマークが見える。(碇山ともいうが国土地理院表記に従って錨山とした)

錨山からの展望

錨山風力発電設備

錨山を見上げる
「ビーナスブリッジ〜諏訪神社」
再び車道に出ると、ビーナスブリッジである。諏訪山公園のトップ(標高151m)から三度目の神戸市街の展望である。西に淡路島や須磨の海岸を望む。明石大橋は山影で見えない。振り返れば辿ってきた錨山と市章山が並んで見える(トップ写真)。ビーナスブリッジは全長約90メートル、金星台と山頂の展望台を結び、8の字の螺旋が美しいループ橋。また、ビーナステラスには「愛の鍵モニュメント」があり、愛のメッセージを記した南京鍵が取り付けてある。

ビーナスブリッジへ 右はレストラン

ビーナスブリッジ展望台

ビーナスブリッジ(ループ橋)
諏訪神社へ下りてきた。諏訪山稲荷神社と同居している。案内板によればご祭神は諏訪明神山と稲荷大神で、諏訪明神は約1600年前信州諏訪大社から奉斎、稲荷大神は安永7年(1776年)京都伏見稲荷から勧請されたとある。境内は商売繁盛のお狐様のオンパレード、中国華僑の人たちの信仰の場となっているようである。長い参道を下ると山本通り、緑と花のまち推進センターに下りてきた。時間はまだ13:20。三宮まで歩き、高架下の居酒屋で¥199の生ビールで半日の疲れを癒す。

諏訪神社(左)・諏訪山稲荷(右)

諏訪神社山門
やまぼうし

トップ表紙へ戻る 

inserted by FC2 system